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中崎 浩道 院長の独自取材記事

医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック

(横浜市神奈川区/横浜駅)

最終更新日:2024/11/07

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック main

横浜駅近くのヨコハマポートサイドプレイス3階にある「中崎クリニック」中崎浩道院長。もともと小児脳神経外科が専門だが、なんでも診るスタンスで、小さな子どもから高齢者まで幅広い世代の悩みや症状に応じている。「病気を見逃さず、適切な治療につなげていくことがかかりつけ医の役目」と語り、地域のニーズに合わせて、小児科の専門性を高め、診療科目の拡充を視野に入れるなど、地域医療に取り組む姿が印象的だ。神奈川区医師会での活動にも力を入れ、認知症サポート医や近隣保育園の園医など活躍の幅は広い。そんな中崎院長に、開業から10年以上を経たクリニックの特徴や、地域医療への思いを聞いた。

(取材日2023年11月27日/情報更新日2024年11月1日)

小児科、内科、脳神経外科と幅広い診療で地域を支える

まず、こちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック1

小児科、脳神経外科、内科、消化器内科、そして循環器内科を中心になんでも診るスタンスのクリニックで、0歳から100歳近くまで幅広い世代の方が来られます。この場所を選んだのは、鶴見区に住んでいたのでこの辺りになじみがあったことや、横浜駅からのアクセスが良いという理由からです。新しい街で、マンションなども同時期にできたためファミリー層が多く、当院の患者さんにもお子さんが多いのが特徴です。当初は、私の専門である脳神経外科を主体にしようと考えていましたが、次第に小児科に注力するようになり、今は週3回、東京慈恵会医科大学附属病院の小児科医師の診療日を設けています。副院長の薫先生は、消化器内科が専門で胃の内視鏡検査も行っています。隣がインターナショナルスクールということもあり、外国人の患者さんも多いですね。また、長く通われている患者さんで、高齢になって通院が難しくなられた場合は訪問診療も行っています。

最近、リニューアルされたと聞きました。

そうです。感染症対策も兼ねて2023年にリニューアルを行いました。リハビリ用のスペースをなくして待合室を広げ、受付の周りも広くしました。診察室を増やして感染症用の隔離室も2室設けました。また、院内にはエックス線検査機器に加え、CTがあり、胃の内視鏡検査機器や、循環器系の検査機器も整備しています。CTは、頭部外傷や、緊急性を要するような脳疾患の診断、肺がん検診の二次検診などにも役立てています。CT画像は、放射線科の医師に読影してもらっていますし、エックス線検査はAIによる画像チェックも行っています。医療の進歩は目覚ましいですから、臨床の場で活用できるものは積極的に導入して、日々の診療に役立てています。

院長、副院長の専門分野について教えてください。

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック2

大学病院時代、私は小児の脳神経外科が専門でしたが、今は、脳神経外科については、頭痛やめまいなどの症状を適切に診断して、大きな病気や緊急性の症状かどうかを確認すること、そして、手術など病院での治療が終わった方を適切にフォローしていくことが重要だと考えています。副院長は、検査を含め、消化器系の分野が得意です。胃の内視鏡検査では、経鼻内視鏡と経口内視鏡に対応しています。また、アメリカの肥満専門のクリニックで勉強した経験もあり、肥満や、肥満の方に多い逆流性食道炎にも詳しいです。肥満の治療では、患者さんのお話をよく聞いて、体重の増加率や食生活をチェックし、アドバイスをするようにしていますね。

専門性を生かし、片頭痛や子どもの頭痛治療にも対応

診療の際、どのようなことを重視されていますか?

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック3

地域の開業医として大切にしているのは、なんでも診るというスタンスと、適切に診断して、必要があれば適切な医療施設に紹介していくこと。そして連携体制を整え、病院で治療された後は戻って来ていただいて、かかりつけとしてフォローし、その病態を維持していくことが大切だと思っています。また副院長は、自身の出産時に入院していた際に、患者の立場で医師や看護師の対応を観察し、感じたことを診療に生かしています。患者さんになるべく不安を与えないように、胃の内視鏡検査のときもこまめに声をかけていますね。患者さんのことを第一に考え、丁寧に説明して不安や疑問を解消していくという姿勢は、私ももちろん心がけています。

どのような時に脳神経外科にかかるといいのでしょうか。

突然の頭痛や、今まで感じたことのないような頭痛の場合はすぐに病院に行ったほうがいいですね。じわじわと痛くなるのではなく、突然、「ガン」という感じで痛くなるのは、くも膜下出血など命に関わる場合があるので、すぐに受診するか、救急車を呼ぶべきです。早期に治療を受けるかどうかで予後がかなり変わってしまうこともあります。30代、40代でも、検査を受けてみたら頭の中で出血していたということがありますし、女性では、低用量ピルを飲んでいると血栓症を起こすリスクが高くなりますので注意が必要です。また、最近では、片頭痛の治療法も進展していますので慢性頭痛で悩まれている方はご相談いただきたいですね。当院は頭痛で受診されるお子さんも多く、脳神経外科につながりそうな場合は私が対応しますし、小児特有のメンタル面が関わるような頭痛は小児科医師が診ますので、安心してご相談ください。

地域や医師会でも積極的に活動されているようですね。

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック4

神奈川区医師会では、訪問看護、居宅介護支援、休日急患診療所などを担当しており、認知症対策の担当をしていたこともあります。神奈川区はここのような新しいエリアや繁華街、農村地帯と多様な地域があり、地域ごとの課題やニーズがあるので、まとめていくのは苦労はありますね。それはどちらの医師会でも同じだと思いますが。

求められる医療ニーズに応えて診療科の拡充も視野に

開業から10年以上を経てどのような思いがありますか?

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック5

開業当初、脳神経外科の受診はほとんどなく、反対に風邪などのお子さんがたくさん来られたところから始まり、かなり早い段階で小児科・内科中心に方向転換しました。その後も地域のニーズをくみ取り対応しながら、今日に至るという感じでしょうか。専門としていた領域であっても、医療はどんどん進展していくので、今は専門的な部分は大学病院などで取り組んでもらおうという考えです。当院のような地域のかかりつけクリニックで重要なのは、病気を見逃さず、適切な治療につなげること、そして、患者さんたちの相談に親身に乗り、悩みや不安を解消していくことが役割なのだと思います。当院は、小児と成人の診療をしていますから、小さかった子が立派な高校生や大学生になっていてびっくりすることもあるんですよ。地域のかかりつけ医ならではの楽しみだなと思います。

循環器内科も始められたと聞きました。

はい。「胸が痛い」「不整脈が気になる」といった循環器系のニーズが高いと感じたため、2024年4月からは大学病院の先生に来ていただき、循環器内科を開設しました。私たちも年齢を重ねていきますから、若い医師に来てもらい、新しい医療を積極的に取り入れていきたいと考えています。今後も地域に求められる医療に対応して、地域のかかりつけ医としての役割を担い続けたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中崎浩道院長 医療法人社団HKN横浜ポートサイド 中崎クリニック6

勤務されている方は職場で健康診断を受けていらっしゃいますが、自営業や主婦の方、休業中などで定期的に健診を受けていない方は、自分でも気がつかないうちに、さまざまな病気を起こしていることがあります。当院のようなかかりつけのクリニックで、ぜひ健康診断を受けていただきたいですし、何か気になることがあれば気軽に受診していただきたいですね。また人間ドックや健康診断の結果などでよくわからないことがあれば、そのデータを見ながら、今後注意すべき点などについてお話しながら、早めに治療したり、病気にならないよう予防したりといった取り組みを地域の中で広げられたらと思っています。「このぐらいたいしたことがない」と放置すると、いつのまにか重症化してしまうことがあるので、少しでも気になることがあれば、ぜひ来ていただきたいですね。お子さんのことで気になることがある場合も気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※胃の内視鏡検査/2万1780円

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