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清川 祥子 院長の独自取材記事

アゼリア歯科クリニック

(宝塚市/逆瀬川駅)

最終更新日:2023/03/16

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック main

「歯科医師を辞めて違う道へ進もう、と考えたこともあるんです」。当時を懐かしみながら穏やかに話すのは「アゼリア歯科クリニック」の清川祥子院長。2010年に逆瀬川駅から徒歩10分の所に開業した同院は、高級サロンのような上質な雰囲気で、待合室はリラックスできる落ち着いた印象。虫歯や歯周病治療などの一般歯科診療はもちろん、健康面にプラスアルファする、若々しさや美しさをサポートする審美面にも配慮した診療を行っている。出産直後であるにもかかわらず、丁寧に爽やかな笑顔で質問に答えてくれた清川院長の人柄に惹かれる患者も多いのではないだろうか。プライバシーに配慮した落ち着いた完全個室の診療室で、開業の経緯や今後の展望まで幅広く聞いた。

(取材日2019年1月15日)

「歯科医師を辞めたい」人生を模索するためハワイへ

クリニック名の由来と開業にこの地を選んだ理由を教えてください。

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック1

実はクリニック名は開業前の勤務先であるはらだ歯科クリニックの原田院長が考えてくれたんです。開業した時はまだ結婚していませんでしたので、将来名字が変わるかもしれないということでクリニック名に名字を入れることは考えなかったんです。そこで、たくさんの患者さんの目につきやすい「あ」から始まるクリニック名で、かつ女性ということでやわらかいイメージのある植物の名前を入れるのはどうかという案があって。その2つを満たす、西洋ツツジである「アゼリア」がいいのではないかと最終的に原田院長が提案してくれました。私は大阪大学歯学部卒業後、同大学歯学部付属病院に入局し、その後の勤務も北摂だったので、北摂の環境の良さに惹かれ、最初は北摂エリアでの開業も視野に入れていたんです。でもちょうどこの場所にご縁があったので、宝塚での開業を決めました。出身は岡山の倉敷なので少し実家にも近づいて良かったです(笑)。

開業を意識しだしたのはいつ頃ですか?

ずっと開業医になりたいという思いを持っていたわけではなく、実は私、臨床を経験していく中で、気持ちの停滞期といった感じで30歳くらいの時に一度歯科医師の仕事を辞めたいなと思ったことがあるんです。もともと女性をきれいにしたいという思いがどこかにあって、1ヵ月間完全に仕事を休んでハワイにネイルの勉強をしに行ったんですよ。まったく違う道を模索していく中で、ネイルの材料が歯科と似ているというのもあってそれなりにできたんです。でも、完成した時の喜びをあまり感じられなくて。そこで初めて、歯科医師としての達成感ややりがいがとても大きいものだったんだって気づいたんです。

そのような経緯があったんですね。日本に戻られてから診療に対する考えに変化はありましたか?

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック2

やっぱり自分は歯を治療したり、きれいにしたりすることで喜んでくださる患者さんの笑顔や、頼りにしてくださることが何よりもやりがいなんだということに気づき、歯科医師になって良かったとすごく実感しました。帰ってからは今までと仕事への向き合い方が変わりましたね。もっとしっかり働いて35歳までには何かしら形にしたいと考えるようになり、それから開業を意識するようになりました。ハワイでの1ヵ月があったからこそ、さまざまな葛藤が吹っ切れて、歯科医師としてやりがいをもって楽しく診療できるようになったんだと思います。

見た目の美しさにこだわることで、予防にもつながる

院内はまるでエステサロンのような雰囲気ですね。

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック3

歯科医院というと全体的に白が基調の内装が多いと思います。開業する際にできるだけ患者さんがリラックスして過ごせる空間にしたいという思いがあったのと、私自身ダークブラウンが好きだったので濃いブラウンの木目調で床や壁を統一しました。診療台は1階に5台、2階にはホワイトニング、クリーニング、デンタルケアを行う診療台があり、1階の2台は完全個室、残り3台も半個室にすることで、プライバシーに配慮した落ち着ける空間を大切にしました。また、私をはじめ、スタッフ全員が黒の制服に統一し、いかにも病院といったスタッフではなく、落ち着いた印象になるようにと考えました。

患者さんの主訴と、クリニックの特徴について教えてください。

痛みや腫れといった症状で来院される方も多いですが、最近ではお口全体をきれいにしたいと言って来られる方も増えていると実感しています。女性だけでなく、男性の方も見た目をきれいにしたいといって来られる方もいらっしゃいます。当院の特徴は、虫歯や歯周病の治療をはじめ、私が長年研鑽を積んできたクラウンやブリッジのような補綴装置を用いた欠損歯の治療など、歯を健康にする治療にプラスアルファとして、歯を白くしたいなどといった審美性を追求した診療も行っています。また、表情筋や咀嚼筋、歯肉のマッサージなどを行うことで噛むために使う筋肉の凝りを解消させるためのデンタルケアも導入しています。

審美面にも力を入れられているんですね。ホワイトニングのメリットと注意点を教えてください。

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック4

歯の白さにこだわることで他のところにも目が行きやすくなり、ますます若々しくきれいになっていかれる姿を見ることができたら、とてもうれしいですね。メリットとしては、ホワイトニングをきっかけに歯をきれいに保とうという意識の向上につながって、毎日のセルフケアの心がけなど虫歯の予防にもつながることだと思います。口元がきれいになれば、気分も明るくなり表情まで変わってくると思います。ただ、ホワイトニングは継続することが大切です。半年くらいは集中して通ってもらって、あとは3ヵ月に1回程度で大丈夫なので定期検診を兼ねて来ていただければと思います。もちろん、その間に虫歯が見つかっても並行して治療が行えます。

健康と美しさを追求、歯に対する意識を上げていきたい

今まで印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック5

まだ歯科医師になって間もない頃に、50代の女性を担当させてもらうことになったんです。その方は歯がボロボロになっている状態で、全顎治療を行いました。インプラント治療もしましたし、長いスパンのブリッジも入れましたのでかなり長い期間通ってもらったのですが、治療が終わった時はすごく喜んでくださったんです。最初は笑顔を見ることがなかったのですが、どんどん変わって表情が明るくなられていく姿を拝見して、私自身も歯科医師として技術面でも精神面でも成長させてもらいました。

ご出産直後だと伺いました。パワフルに働かれているバイタリティーはどこからくるのでしょうか?

2週間前に2人目を出産しました。年末の29日まで働いていたのですが、ちょうどお正月休みに生まれてくれて良かったです。2年前に長男を出産した時は生まれた当日まで仕事していたんですよ。その時もちょうどお盆休みにかかったので2人ともタイミング良く生まれてきてくれました(笑)。私は、もともとじっとしていられない性格なんです。患者さんも待ってくださっていますし、自分がいない間に痛くなったと来られる患者さんがいるかも、と思うと心配になるので、早く復帰して仕事をしているのが自分らしいんだと思います。

今後の展望をお聞かせください。

清川祥子院長 アゼリア歯科クリニック6

開業当初からめざしているのは「痛くなくても来てもらえるクリニック」です。予防のための定期検診であったり、歯をきれいにしたいという患者さんであったり、痛みがなくても気軽に来てもらえる患者さんを増やしていきたいです。もちろん、めざすクリニックになるためには、来てもらえるような雰囲気づくりも大切ですし、「あそこに任せたら安心」と思ってもらえるような環境をスタッフとつくっていけたらと思います。また、審美面をサポートするための診療台を1台増やして、さらに「きれいづくり」のお手伝いにも力を入れていきたいです。そうすることで患者さんの歯に対する意識やモチベーションも確実に上がっていき、全体的に歯の健康につながっていくと思っています。歯がある方はお年を召されても元気な方が多いので、できるだけ歯がない状態の人を減らしていけるよう、患者さんに寄り添う姿勢を大切にここ宝塚で地域貢献できればうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/前歯12本:8800円~、クリーニング/8800円~(やに・茶渋取り、歯石取り、PMTC)、セラミック治療/5万3900円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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