魚住 大樹 院長の独自取材記事
うおずみ歯科クリニック
(額田郡幸田町/相見駅)
最終更新日:2024/12/17
JR東海道本線相見駅から住宅地を抜け、5分ほど歩いたところに「うおずみ歯科クリニック」はある。広大な敷地に建つショッピングモールの一角に位置し、駐車場に車もとめやすい。2010年の開業以来、親子連れや高齢者など幅広い年齢層に親しまれる同院は、キッズスペースのほか親子が一緒に治療を受けられるファミリールームがあるなど、小さな子ども連れにも通いやすいよう配慮されている。「どなたにも安心して通っていただけるファミリーデンタルクリニックでありたい」と笑顔で話すのは魚住大樹院長だ。大学時代は日本拳法部だったというバイタリティーの持ち主で、日々ポジティブな気持ちで診療に取り組んでいるという。そんな魚住院長に、同院の特徴や日々の心がけなどについて話を聞いた。
(取材日2022年5月10日)
あらゆる世代の患者が安心して来られる場に
先生が歯科医師をめざされた理由や開業までのご経験について教えてください。
私は親戚などに医療関係の人が多く、漠然と医療関係の仕事に興味を持っていました。超高齢社会の日本においては健康的な老後を過ごすために歯科は重要ではないかと考え、歯科医師をめざしたのです。大学卒業後は研修を経て2つのクリニックで経験を積みました。1つ目は横浜市の「ふるた歯科」。ショッピングモールの中にあり多忙でしたが、数多くの症例に接して幅広い歯科治療を学ぶことができました。その後、地元の愛知県に戻り、名古屋市の「医療法人ホワイトデンタル すぎうら歯科」に勤務。こちらではインプラント治療やホワイトニング、審美歯科の分野での経験も深めることができました。
なぜ、この場所に開業されたのですか?
私は瀬戸市出身で、妻が岡崎市出身ですので、どちらかの地元で開業したいと考えていました。この場所は、最初に勤務した歯科のようにショッピングモール内にあり、幅広い年代の患者さんに来ていただきやすいかなと思ったのです。老若男女どなたにも、どんな治療にも対応できるファミリーデンタルクリニックとなることが目標でしたので、その意味でとても良い環境だと感じました。駐車場は広くて車がとめやすく、親御さんがお子さんをここに預けてその時間に買い物を済ませることもできます。平日と土曜日は午前も午後も診療しており、とても忙しいのですが充実しています。
患者はどのような方が来られていますか?
やはり買い物がてら来院される方も多く、患者さんの年齢はさまざまです。この辺りは人口が増えていて、お子さんも比較的多い土地柄。当院の患者さんも3割ほどがお子さんでしょうか。私自身も小さな子どもが3人いますし、もともと子どもが大好きなので、小児歯科には力を入れています。お子さんに「歯医者さんは怖い、痛い」といった印象を持ってほしくなくて、当初からお子さんにも過ごしやすい居心地の良い環境づくりを心がけました。内装は、薄いグリーンと白、ベージュを基調に、床は木目調にしてナチュラルで優しい雰囲気にしています。待合室にはキッズスペースがあり、エントランスから待合室、待合室から診療室へとベビーカーのまま入っていただくことができます。ぜひ気兼ねなくご家族で来ていただければうれしいですね。
ファミリールームで親子そろっての治療が可能
新しくファミリールームを造られたそうですね。
はい、小さなお子さん連れの方にも安心して治療を受けていただきたいと思い、2022年2月に改築し、親子で一緒に入れるファミリールームを設けました。ままごとセットや積み木を用意していますので、親御さんの治療中、お子さんはその横で遊びながら待つことができます。ご兄弟が順番に治療をされる場合にもいいですね。私の子どもたちもファミリールームが大好きで、休みの日にはクリニックに行きたがります。また、完全個室ですのでプライベートなお話をじっくりされたい患者さんにも使っていただけます。ありがたいことに好評をいただいていて、「すてきな個室だから友達にも紹介するね」というお言葉もいただきました。
先生が診療上、大切にされていることはどのようなことですか?
できるだけ痛みの少ない治療を行うことです。例えば、麻酔も注入速度を遅くするなどちょっとした工夫で麻酔注射自体の痛み、麻酔の効き具合が変わってくるのです。私自身、子どもの頃は歯科医院が苦手だったのですが、それは注射が痛くて怖かったから。ですから患者さんに「あれ、いつ終わったの?」と言われることが理想です。ゆっくりした処置は時間がかかってしまうのですが、一方でなるべく患者さんをお待たせしないようにも努めています。またお子さんをお持ちの方には、乳幼児期からの歯科検診の重要性をお伝えするようにしています。乳歯はやわらかくて虫歯になりやすいため、定期的なフッ素塗布が大切です。歯が生え始めた生後半年頃から来ていただくといいですね。検診時にはブラッシングや食事のアドバイスもしています。仕上げ磨きについては私の実体験からお話しすることもできますよ(笑)。
こちらではホワイトニングや審美歯科にも力を入れておられますね。
はい。必要な治療をしっかり行った上で、興味を持ってくださる方に正しい情報を提供し、希望される方に施術するというかたちでやっています。先にお話ししたように、以前勤めていた歯科医院でホワイトニングや審美歯科の経験を多く積みましたので自信を持って提供できます。審美歯科の分野に強い歯科技工士と連携していることも当院の強み。例えば、セラミックのかぶせ物は色合いや形をもともとの歯と合わせることが重要ですが、当院では型採りの際はもちろん、完成物を患者さんの歯にセットするときも歯科技工士が立ち会っており、もし不具合があればすぐに微調整することが可能です。入れ歯治療も同様で、特に難しいケースの場合は、入れ歯が得意な歯科技工士が直接患者さんの口内を見て確認するようにしています。
地域密着型歯科医院として長く貢献を
感染症対策としてはどのような取り組みをされていますか?
診療チェア3台は半個室、ケアルームとファミリールームの2台は完全個室となっており、壁で仕切られているので他の患者さんと診察中に接触することがありません。治療器具などはすべて消毒、滅菌を徹底しており、超音波洗浄や次亜塩素酸での洗浄を実施した上で高温高圧での滅菌を行い、次に使用されるまで空気に触れないよう個別に滅菌パックしています。また、手袋やコップなどは使い捨てで、患者さんごとにチェアの消毒を実施、手すりや待合室の椅子なども定期的に消毒しています。換気も随時行っており、新鮮な空気を入れて気持ち良く過ごしていただけるようにしています。治療時、私はマスクに加えてフェイスシールドも装着します。感染症予防に関しては、歯のクリーニングや歯周病治療などの口腔ケアが重要だということがわかっていますので、安心してご来院いただきたいですね。
スタッフさんについても教えてください。
人間関係はとても良く、みんな笑顔で患者さんに接してくれているので院内は温かい雰囲気になっていると思います。スタッフ同士のコミュニケーションが良いかどうかは患者さんにも伝わると思うので大事なことですね。妻が事務長として院内のことを切り盛りしてくれていて、スタッフと私との間に上手に入ってくれるなど全体のマネジメントもしてくれています。私はどちらかというと“いじられ役”ですね(笑)。コロナ禍以前はよく食事会をしていたのですが、今も続けているのは誕生日会です。スタッフの誕生日には私から小さなプレゼントを贈っています。妻やスタッフ、みんなのおかげで私は安心して診療に専念できています。
今後の展望についてお考えをお聞かせください。
開業して12年、今後も地域に密着した歯科医師として、確実な医療を提供していきたいと考えています。特に、一度治療した歯を再度治療しなくていいように、根本から確実に治す医療をめざしていきたいですね。また、高齢になっても健康で過ごすには、「しっかり噛む」ことが大切。自分自身の歯でよく噛んで食べることで認知症や他の病気の予防にもつながるといわれていますので、歯周病対策などの予防歯科にも力を入れ、できる限り患者さん自身の歯を残すよう尽力していきます。現在、保育園や幼稚園で園医をしており、一方で介護認定の審査にも関わらせていただいているんです。これからも、赤ちゃんからお年寄りまで、歯に関わるあらゆるお悩みに対応し、地域にいっそう貢献していきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは「ホワイトニング」 オフィスホワイトニング:1万6500円~/1回、ホームホワイトニング:2万7500円~/1回
「審美歯科」 クラウン(かぶせ物)ジルコニアセラミック冠:14万3000円/1本、メタルボンド:12万1000円/1本、ゴールド冠:11万円/1本、ハイブリッド冠:7万7000円/1本、インレー(部分詰め物)セラミックインレー:5万5000円/1本、ゴールドインレー:6万6000円/1本、ハイブリッドインレー:4万4000円/1本
「インプラント」38万5000円~
「矯正」82万5000円