山田 和哉 院長の独自取材記事
しんゆり皮フ科クリニック
(川崎市麻生区/新百合ヶ丘駅)
最終更新日:2026/03/27
新百合ヶ丘駅近くで15年以上にわたり地域医療を支えてきた「しんゆり皮フ科クリニック」は、2026年4月より山田和哉先生が院長となり新たなスタートを切る。前院長の薗部陽先生の志を継承し、乳幼児から高齢者まで幅広い世代の皮膚の悩みに応える体制はそのままに、山田先生が得意とする皮膚腫瘍の治療や、アトピー性皮膚炎などの新たな知見を融合し、さらに診療の幅を広げるという。レーザー治療器やエキシマライトなど機器を活用して質の高い診療に努め、ウェブ予約システムで待ち時間の負担軽減を図っている同院。「地域に根差し、皆さんに『まずここに相談しよう』と思っていただける、親しみやすく信頼されるクリニックをめざしたい」と語る山田先生に、診療にかける思いを聞いた。
(取材日2026年3月4日)
地域医療への想いと志を胸にクリニックを継承
これまでのご経歴と新院長ご就任の経緯を簡単に伺えますか?

群馬県前橋市の出身で、地元の進学校に通っていました。クラスに医学部をめざす友人が多かったことに影響を受け、また、もともと人の役に立てる仕事をしたいという思いを持っていたことから、医師をめざすことに。上京して杏林大学医学部に進学、卒業後はいったん地元に戻り、群馬大学附属病院で研鑽を重ねました。2018年からは都内のクリニックに約8年間勤務し、保険診療を中心とした一般皮膚科全般の診療に従事。医師としてさらにステップアップし、新たなステージで地域医療に貢献したいという気持ちが高まっていたところに、ご縁をいただき当院の院長職を継承させていただくことになりました。
新百合ヶ丘には、どのような印象を持っていらっしゃいますか?
この辺りには、子どもを連れて生田緑地に出かけるなどで縁がありましたが、新百合ヶ丘は街全体が非常にきれいで、文化や芸術の香りを感じる素晴らしい環境だと感じています。近隣には緑が多く、治安も良く、子育て世代から高齢者までが安心して暮らせる街という印象です。立派な邸宅が並ぶ落ち着いた雰囲気のエリアで、前院長が築き上げてきた信頼を大切に引き継ぎつつ、スタッフ一丸となってさらに質の高い医療を提供していきたいと考えています。新百合ヶ丘と周辺地域の皆さんに、「皮膚のことで困ったら、まずあそこへ行こう」と思っていただける存在をめざします。
こちらではどのような診療・治療を提供されますか?

保険診療を基本としながら、前任の薗部先生が整えてくださった設備も最大限に活用していければと考えています。ほくろ・イボの切除に使うCO2レーザーや、しみ・脱毛用のレーザー機器はそのまま引き継ぎます。また、アトピー性皮膚炎や尋常性白斑に対しては、エキシマライト(紫外線照射装置)も引き続きご利用いただけます。保険適用の治療を中心に、患者さんの悩みに合わせた選択肢をご提案できるよう、まずは現行の診療体制をしっかり理解した上で、必要に応じて工夫を加えていく考えです。
新たな知見を積極的に取り入れ、豊富な選択肢を提示
得意とされている治療や、専門分野について教えてください。

専門は皮膚腫瘍で、大学病院では数多くの手術を担当してきました。クリニックレベルで対応可能な、ほくろやイボの切除、爪の手術といった小手術には自信を持っています。また、近年目覚ましく進化しているニキビやアトピー性皮膚炎の相談も、多数いただいております。これまでの経験を生かし、単に薬を出すだけでなく、その方のライフスタイルに合わせた治療法を提案することで、長年悩まれている症状の改善をお手伝いしたいと考えています。
ニキビ治療において、最近の傾向や治療の変化はありますか?
かつてニキビは「青春のシンボル」として我慢するしかないと思われていましたが、現在は立派な治療対象です。特にここ10年ほどは新しい塗り薬が次々に登場し、治療の選択肢が格段に広がりました。思春期だけでなく大人のニキビに悩む方も多いので、年齢を問わず適切なご提案を行っております。ニキビを皮膚科で相談できることをご存じない方もまだいらっしゃいますが、ニキビは「我慢するしかない」という時代は終わっているのです。親御さん世代が「自分たちの頃とは違う」と驚かれるほど選択肢が増えていますので、ニキビ痕になってしまう前にぜひご相談ください。
アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患についてはいかがでしょうか。

アトピー性皮膚炎についても、治療の幅が大きく広がっています。近年は「生物学的製剤」など新しい薬が登場し、前勤務先でも導入経験があります。こちらでは血液検査による39種類のアレルゲンを一度にチェックできる血液検査も可能ですので、原因を特定し、日常生活での注意点を明確にすることから治療を始められます。また、かゆみが強く、既存の治療でなかなか改善しない場合には、エキシマライトを使った紫外線療法も選択可能です。花粉症による肌荒れなど、季節性のトラブルも含めてトータルにサポートしていきたいと考えています。
小児も診療していますか?
私自身も9歳の息子を持つ父親ですので、お子さんの診療には特に力を入れており、月齢の低い赤ちゃんから積極的に受け入れています。乳幼児のおむつかぶれや湿疹、アトピー性皮膚炎、とびひ、じんましんなど、お子さん特有の皮膚トラブルは、親御さんにとっても大きな心配事だと思います。ただ、親御さんが心配するあまり市販薬を使い続けて悪化するケースも少なくありません。早めに専門の医師に相談していただくことで、より早い改善が期待できます。当院では、家庭でのケア方法も含めてわかりやすくお伝えしますので、ぜひご相談ください。
話しやすく親しみやすい、信頼されるクリニックに
診療の際に心がけていらっしゃることはありますか?

患者さんを必要以上に不安にさせないよう、言葉を選んでお話しすることを意識しています。症状を説明するとき、深刻に受け取りすぎてしまう方もいらっしゃるので、正確な情報を伝えながらも「大丈夫ですよ」と安心していただける言葉がけを心がけています。また、患者さんが気軽に質問や相談をしていただけるよう、威圧感を与えずなるべく親しみやすい感じで接することも大切にしています。皮膚の悩みはデリケートなものも多く、医師に威圧感があると患者さんは本当の悩みを打ち明けづらくなってしまいます。相談しやすい雰囲気をつくることで、より正確な診断につなげていきたいですね。前の勤務先でも「話しやすい先生」とよくご評価いただけていたので、こちらでも患者さんとの信頼関係を大切に、丁寧なコミュニケーションを続けていきたいと思っています。
皮膚科診療でやりがいを感じるのはどのような点ですか?
診断から治療、そして手術までを一人で一貫して責任を持って完結できる点に魅力を感じ、皮膚科を専門に選びました。チームプレーが必要な診療科とは異なり、内科的な処方から外科的な処置まで診療の幅が非常に広く、自分の手で患者さんを快方へ導いているという実感を強く得られる点には大きなやりがいを感じます。特に大学病院時代には皮膚腫瘍の手術を専門に担当しており、小さなしこりの切除から爪の手術まで、責任を持って執刀してきました。クリニックレベルでは大規模な手術は難しいですが、小手術や皮膚腫瘍の検査・処置はしっかり対応していきたいと思います。
今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

皮膚科受診に際しては、「こんな些細なことで相談してもいいのだろうか」などとためらうケースがあるようです。当院は、地域の皆さんが気がかりを気軽に相談できる、通いやすいクリニックをめざしています。ニキビ、しみ、しわ、アレルギーから、花粉症などまで、幅広く対応しており、スタッフは前任の薗部先生の時代からほぼ全員継続してくれるので、安心してご相談いただけるのではないでしょうか。前院長からの引き継ぎもスムーズに進められました。皮膚に少しでも気になることがあれば、初めての方も、これまで通われていた方も、安心して足をお運びください。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみのケア/5000円~、脱毛(両脇)/3000円~、薄毛対策/7000円~

