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眞田 孝裕 院長の独自取材記事

さなだクリニック

(船橋市/薬園台駅)

最終更新日:2022/07/19

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新京成電鉄薬園台駅東口から徒歩1分の場所にある「さなだクリニック」は、整形外科、脳神経外科、リハビリテーション科、ペインクリニック内科を診療するクリニックだ。院長の眞田孝裕先生は、脳神経外科、麻酔科、整形外科に精通するドクター。「幅広い知識を持っているからこそ、多角的な診断・治療ができると自負しています」という言葉どおり、整形外科の治療時に行ったMRI検査で脳疾患が見つかるケースもあるという。各分野の専門性をかけ合わせ、質の高さにこだわった医療を提供する眞田院長。インターネット予約の導入や、専門分野を持つ非常勤医師との連携など、日々診療の質や利便性の向上に努めている。「ニーズに応えるためにも勉強を続けていきたい」と医療への情熱を見せる眞田院長に、同院の特徴や取り組みなどについて聞いた。

(取材日2022年6月7日)

3つの分野を専門に学んだ経験を生かし多角的に対応

院長は脳神経外科、麻酔科、整形外科に精通していらっしゃるのですね。

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はい。日本整形外科学会整形外科専門医、日本脳神経外科学会脳神経外科専門医、日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医の3つの資格を取得しています。転科する先生は多いですが、私のように資格を3つも取得している医師は珍しいのではないでしょうか。私の場合は先輩医師とのご縁などがあり、このような流れになりました。専門医資格を取得するまでに多くの勉強をしてきたという自負がありますし、そこで得た知識を生かして、患者さんにも多角的な診療を提供できていると感じています。

多角的に診られると、患者さんにはどんなメリットがあるのでしょう?

複数の科があることで、いくつものクリニックや病院をまたぐ手間が省けるので、結果的に患者さんの体の負担も軽減できているように思います。例えば、整形外科の検査で撮ったMRI画像から、脳疾患が見つかるケースもありますしね。ちなみに、整形外科でMRIを持っているクリニックは少ないですが、当院は脳神経外科の診療を行っていることもあり、MRIは必須です。また、船橋市には当院のようにペインクリニック内科を標榜するクリニックは少ないため、地域のニーズが高いのを感じますし、皆さんの思いに応えたいという使命感に駆られますね。ペインクリニック内科とは「痛みを取り除く・緩和する」ための専門的な診療を行う分野です。急性症状だけではなく、慢性化した痛みも診ます。頭痛、肩凝り、膝痛、腰痛、坐骨神経痛、顔面神経麻痺、術後の痛みなどのほか、帯状疱疹後の神経痛の痛みにも対応しています。

「痛み」と一言で言っても、幅広いのですね。

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そうなんです。例えば「帯状疱疹かな?」と思ったら、最初は皮膚科に行きますよね。でも、皮膚症状が落ち着いても神経痛が残ってしまうことがあるんです。そういうときに皮膚科の先生から当院をご紹介いただくこともあります。そもそもペインクリニック専門医自体が少ない中で、町中で気軽に相談・治療できるのは、患者さんにとって便利なことだと思います。大きな病院ではなかなか予約が取れないこともあると思いますが、当院ならそういった負担も少なくて済みます。小回りが利くのが、クリニックの良いところではないでしょうか。

各分野の専門家と連携し、より質の高い医療の提供を

先ほどMRIの話が出ましたが、他にはどんな検査機器を活用していますか?

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最近は、エコー(超音波)もよく活用しています。腹部エコーなど、内臓疾患のチェックに用いるイメージを持たれている方が多いかもしれませんが、実はそれだけではないんです。整形外科領域で言えば、エックス線検査では映らない小さな骨折まで、エコーで確認することが可能です。一方、ペインクリニック内科領域では、痛みのある部分の筋肉・神経をエコーでリアルタイムに確認しながら、ピンポイントで注射することもできるようになりました。皮膚の上から推測して注射していた頃に比べ、実際に診ながら治療ができるのは精度向上につながります。しかもエコーは体への負担がほとんどありません。わずかとはいえ、放射線の被ばくを避けられることは患者さんにとってもメリットといえます。

整形外科には各専門分野の先生がいらっしゃるそうですね。

ええ。整形外科に関して、私自身は脊椎・脊髄を専門的に学び、手術も多数経験してきました。ですので、頸椎椎間板ヘルニア、変形性頸椎症、腰部脊柱管狭窄症などの手術以前の治療、もしくは手術後のリハビリテーションなどは当院ですべてカバーできますし、手術が必要な場合は、信頼する医療機関へおつなぎしています。一方で、整形外科は専門分野が細分化された診療科なので、膝や肘、股関節などの疾患についてはそれぞれに精通する先生の力をお借りしているのです。もちろん私も常に勉強していますが、すべての分野をカバーするのは難しく、専門家の協力を得てより専門性の高い医療を提供できることは、当院の大きな魅力の一つだと感じますね。

治療後のリハビリについて教えてください。

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当院には理学療法士が10人在籍し、担当制かつマンツーマンで20分のリハビリを行っています。一人の理学療法士が経過を見ることで患者さんの変化に気づきやすいですし、リハビリの方針がぶれることもありません。リハビリの患者さんは高齢の方だけでなく、部活や競技中にけがをしたという学生さんも多くいます。また、20~40代の働き盛りの方であれば、頑固な肩凝りに悩んでいるケースも。そうした場合、頸椎が肩凝りの原因になっている可能性があるので、当院ではMRIによる画像診断の結果を踏まえて、理学療法士から生活習慣に関するアドバイスや、体操指導なども併せて行っています。

自分たちも足を運びたくなる場所にするべく、日々勉強

診察時は、どんなことを心がけていますか?

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検査画像などを利用して、できる限り患者さんにご自身の状態についてご理解いただけるように努めています。時々「他院で検査結果が聞けなかった」という方がいらっしゃいますが、患者さんは自分の体のことをとても知りたがっておられます。ですので、当院では、まず「なぜこういう症状が出ているのか」という原因をお伝えした上で、検査結果と治療方針について丁寧に説明するようにしています。患者さんが「聞きたいのに聞けなかった」ということがあってはいけませんから、時間が許す限り不安を受け止め、お答えしたいなと思っています。そのためには、患者さんの目を見て話すことも大事ですね。検査の結果リハビリが必要な方は、担当の理学療法士に引き継ぎ、さらに症状の詳しい内容の説明や生活指導を受けていただきます。リハビリも診断同様、なくてはならない重要な医療ですが、その点、当院のスタッフは安心して任せられる人ばかりです。

スタッフを信頼しているのですね。先生が日頃からスタッフに伝えていることがあれば教えてください。

当院のモットーは「和顔愛語(わげんあいご)」。これは仏教用語で、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことを言います。めざすのは、「自分たちも足を運びたくなるようなクリニック」です。そこで、スタッフには笑顔で接するのはもちろん、患者さんの不安を少しでも和らげ、居心地の良い場所にできるよう工夫していこうと伝えています。定期的にミーティングや相談会を開いて、できるだけ皆の意見を聞くようにしているのもそのためです。あと、もう一つスタッフに伝えているのが「人生、死ぬまで勉強」ということでしょうか。実際、休日は暇さえあれば書店で専門書を選んだり、勉強会に参加したりしていますし、自宅の床は抜けそうなくらい(笑)、本でいっぱいです。そういう姿を知っているからか、スタッフに「刺激になります」と言われることもあり、自主的に学ぶ人が多いので、自分も負けていられないなと思いますね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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今後は、ロコモティブシンドローム、脳卒中、認知症予防等に関する知識の啓発をしていきたいと考えています。将来を見据えたライフスタイルの提案を行うなど、地域の健康寿命を延ばすための取り組みに着手したいですね。そのためにも、私自身がアンテナを高く張り、新しい治療法などを取り入れられるよう学び続けるつもりです。また、年配の方がよく「年だから痛みは仕方がない」とおっしゃるのですが、諦める必要はありません。若い頃のように動くことはできなくても、痛みを10から5まで軽減させることは、80~90代であろうと期待できます。どうかご自身の痛みを必要以上に我慢せず、ぜひ相談に来てほしいと思います。

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