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金沢 俊佑 院長の独自取材記事

ルトゥール歯科診療室

(横浜市港北区/高田駅)

最終更新日:2020/04/01

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横浜市港北区の「ルトゥール歯科診療室」を訪ねた。診療室は清潔感があり、自然光がたっぷり入る気持ちのいい空間。そして何より、院長の金沢俊佑先生と女性スタッフの明るい笑顔に、風通しのよさを感じた。開院して約8年「診療室全体のレベルアップを常に心がけてきた」と話す金沢院長は、最近1日数時間マウスピース型装置を装着するプレ・矯正に注目しているそうだ。これは、将来的に矯正治療をしなくてもいいように、5歳程度から始める予防措置。その具体的な内容とともに、医院のポリシーを聞かせてもらった。
(取材日2017年12月22日)

予防から歯周病治療まで、家族で通える歯科クリニック

どのような相談で来院する患者さんがいらっしゃいますか?

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歯周病が気になる、歯をきれいにしたい!という女性の方が特に多いです。それ以外にも、義歯、かぶせ物の治療など幅広い相談があります。また、ご家族みんなでかかられている方も多く、年齢層は幅広いですね。開院から8年がたとうとしていますが、おかげさまで診療台が2台からスタートして、今は5台まで増えました。毎日、たくさんご予約いただき、長年通ってくださっている患者さんのカルテもだんだん分厚くなってきました。本当にありがたいことです。小さな頃から通ってくれているお子さんが、どんどん大きくなって、健やかに成長してくれているとうれしいですね。

定期検診で通っている患者さんも多いのですか?

多いです。開院以来、お口の健康にとって一番重要なのが“悪玉ばい菌のコントロール”であるということを多くの方々に理解していただけている結果だと思います。やはりセルフケアでは限界がありますので、プロによるケアは3、4ヵ月に一度は必要だと思ってます。お子さまの患者さんには虫歯ゼロで健全な歯並びを手に入れていただきたいです。また、私は当たり前のことだと思っていますが、当院は器具の滅菌体勢にも力を入れておりますので、安心して通っていただけると思います。

歯周病の治療も力を入れている部分とお聞きしました。

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成人の歯周病治療においては必ず位相差顕微鏡で、歯周病悪玉菌の活動性を調べております。悪玉菌の活動性によって治療の選択肢はいくつかあります。抗生物質を服用し歯周病を大幅改善する『薬で治す歯周病治療』、ご家庭で使用していただく除菌水『次亜塩素酸水』、エルビウムヤグレーザーで歯石除去を行う『レーザー治療』、8倍拡大鏡で最短回数で治療を進める『歯周病精密治療』などその患者さんの状態に最適な歯周病治療をご提案しております。

予防的な治療で子どもの不正噛合を改善へ

これから特に力を入れていきたいことは何ですか?

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子どもの将来の歯並びを考えた治療です。近年の子どもは、8割が不正噛合、つまり噛み合わせがよくないといわれています。噛み合わせは歯並びの見た目だけでなく、子どもの口呼吸とも関わりがあるといわれています。人間本来の鼻呼吸ではなく、口呼吸をしていると、口腔内・喉が乾燥したり、細菌が体内に入りやすくなり、全身の健康にも悪影響が出てくるという考え方です。ですので、きれいな歯並び・噛み合わせにすべきで、6~7歳くらいになると、ワイヤー型のブラケットを付けて実際に矯正治療を始める子も出てきますよね。ただ、矯正治療も時には歯が並びきれないからといって、健康な歯を抜くことがあります。それでいいのかと、個人的には思うのです。それならば、もっと小さいうちから予防すればいいのではないか、きっと何かできることがあるはずだ、と思うようになりました。そこで健康な顎、噛み合わせの育成をサポートする措置を取り入れました。

具体的にどんなことをするのですか?

日中の1時間と就寝中にシリコンマウスピースを装着します。舌も含めたお口周りの筋肉のバランスを整え、顎の成長を促すことが目的です。最近「小学生の3割に味覚に異常あり」というニュースが話題になりました。原因は「食」にあります。ソース、ケチャップ、マヨネーズなど噛まなくても味がわかりやすい単一な味の食事が増えました。食の変化が日本人の顎の発育に多大な影響を与えたといわれています。食事で培われない顎の成長をマウスピース治療で補うのです。顎がきちんと成長し、永久歯が並ぶスペースができれば、きれいな歯並び、適切な噛み合わせになる可能性が高まります。装置を装着する以外にも顎の成長に必要な舌や口の周りの筋肉を動かす体操も指導します。初めのうちは装置に使いづらさがあるかもしれませんがだんだん慣れてきますね。治療期間は1年前後、場合によっては2年くらいかけることもあります。開始する年齢は5歳くらいが理想です。

子どもの顎の成長を考えて、日常生活で気を付けることはありますか?

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大人も子どもも“口呼吸”には注意していただきたいです。口呼吸は万病のもとです。「乱」という漢字の作りは「舌」と「乚」。これは「舌」がだらりと下がる(「乚」)ことつまり舌の力が落ちている状態を表します。口呼吸で舌が脱力した結果、歯並びは当然、健康も“乱れ”ます。また「活き活き」の「活」は「舌」に「氵」。つまり鼻呼吸ができて舌が潤っているという意味です。また顎の成長には食生活や運動が大きく関係します。昔ながらの和食は味が淡白なので、よく噛んで味わって食べますよね。これに対し現代の食事は味つけが濃いものややわらかい食べ物が多く、あまり噛まずに呑み込むことが多くなります。顎を使わないから骨格もうまく発達しません。また外に遊び場が少なくて、運動しないことも大きいと考えています。赤ちゃんの時の「抱っこの仕方」や「授乳の姿勢」なども影響するようです。そういうことをお母さん方に少しでも広めていきたいです。

何も問題がない時こそ、歯科医師のチェックを受けて

診療において大切にしていることは?

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患者さんに対しては、できるかぎりコミュニケーションを取ることを心がけています。治療の説明は難しくなりがちですが、一つ一つ丁寧に、わかりやすく説明するということが重要だと思っています。そしてもう一つ、診療レベルを上げていくための努力を続ける、ということを実践しています。私自身も、月1、2日は休みの日に外部の講習会に積極的に参加して、新しい技術や知識を取り入れるようにしていますし、医院では月に1回、スタッフ全員そろってミーティングをしたり、メーカーの方に来ていただいて、新しく導入した機器の説明をしていただいたりして、チーム全体でのレベルアップに努めています。

プライベートでゆっくり過ごされるお時間はありますか?

月1で講習会、土日も診療することが多いので、ゆっくりできる時間は少ないですね。休みはできる限り子どもと過ごすようにしています。好きなものが似ているので、一緒に夢中になって遊んでいる感じです。最近はカラーブロックでいろいろ作ったり、同じ漫画を読んだり、アメリカンコミック系の映画をよく観ていますね。子どもは今8歳ですけれど、もっと大きくなると、一緒に遊べる時間が少なくなると思うので、今を大切にしたいです。多分、子どもにとっては「おもしろいお父さん」だと思いますよ。いつもふざけているし(笑)、笑わせることが好きなので。そのほか個人的に興味があるのは「食」に関することですね。体重がちょっとオーバーしておりますので……。健康を考えたとき、やっぱり食は大切です。今は、野菜中心の食事法について勉強しています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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健康に関してさまざまな情報が手に入る時代ですが、何かのきっかけで、偏った情報を信じ込んでしまうことがあると思います。目につきやすい情報だけをうのみにせずに、信頼できる人に相談したり、柔軟に話を聞くことが大切なのではないでしょうか。特に、小さいお子さんがいる方は気を付けてほしいなと思っています。例えば赤ちゃんの抱っこの仕方などが、顎の成長に影響する可能性もあるのです。当院では、最新の情報をもとに、10年先を見据えたアドバイスができればと思っています。特に痛みなどがなくても、定期的に診せていただくことでお話しできることもあると思いますので、気軽にご相談いただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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