QOLの向上をめざす
眼内コンタクトレンズによる視力矯正
ほしあい眼科
(さいたま市緑区/浦和美園駅)
最終更新日:2026/05/12
- 自由診療
朝起きてまず眼鏡を探すところから一日が始まる。電車に乗れば夏も冬もレンズが一瞬で真っ白に曇って前が見えない。スポーツ時もずれたり落ちたりして集中できない。コンタクトレンズにすれば乾燥して目薬が手放せず、旅行の際には洗浄液や替えのレンズで荷物が増える。うっかり保存液を切らして、慌ててドラッグストアへ走ったことがある人も多いことだろう。眼鏡・コンタクトレンズユーザーの「ちょっとした不便」の解決を図る手段として注目されているのが、「眼内コンタクトレンズ」による視力矯正治療だ。レーシック手術のように角膜を削ることなく視力の矯正がめざせる眼内コンタクトレンズについて「ほしあい眼科」の山内大輔院長に詳しく話を聞いた。
(取材日2026年4月20日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q眼内コンタクトレンズとは、どのようなものですか?
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A
小さくてやわらかいレンズを目の中に入れ、虹彩の後ろに固定することで視力の矯正を図る治療法です。コンタクトレンズを目の中にしまっておくイメージです。角膜にメスを入れないため、将来ほかの治療が必要になったときにも選択肢を残せるのが特徴です。特に強度近視の方に向いており、レーシックでは対応が難しい度数でも視力の矯正がめざせます。また、ドライアイが悪化しにくい、網膜に近い分視界のゆがみが少ない、視力が安定しやすいという特徴があります。レンズは取り外しや交換も可能で、度数の変更や老視(老眼)にも対応できます。角膜を削らないため術後の回復が早く、日常生活への支障も少ないでしょう。
- Qデメリットや気をつけるべき点も教えてください。
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A
まず自由診療のため費用が高めです。そして目の中にレンズを入れる以上、術後フォローは必須です。眼内コンタクトレンズはレンズのサイズや位置により眼圧が変動することがあり、まれに眼圧が高くなって緑内障の遠因になることがあります。さらに夜間に光がにじんで見える「ハロー」や、光が放射状に広がる「グレア」と呼ばれる現象が起こりやすくなります。これはレンズの構造によるもので、完全にゼロにすることは難しいのですが、短期間で慣れ日常生活で気にならなくなることがほとんどです。ただごくまれに光に対する感度が高く、気になる方もおられます。その場合も状況に応じて対処法をご提案しますのでご相談ください。
- Q術後フォローの大切さとクリニック選びのコツを教えてください。
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A
眼内コンタクトレンズは「入れたら終わり」ではありません。むしろ長く快適に過ごすために術後のフォロー、定期的に視神経や網膜の状態を確認することが大切です。特に強度近視の方は、もともと緑内障や網膜の病気が起こりやすいリスクをお持ちです。施術するクリニックを選ぶ際には、眼内コンタクトレンズを入れる前眼部だけでなく、網膜・視神経がある後眼部に精通しているかどうかもポイント。眼内コンタクトレンズの状態だけでなく、眼圧・視神経・網膜まで一貫して診られる医師であれば、異変を早期に見つけやすく、将来の視力を守る上で大きな安心につながります。手術の技術はもちろん、長く寄り添ってくれるどうかも大切かと思います。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング・初回適応検査
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まずは視力検査やOCTなど基本的な検査を受ける。まれに目の疾患がある場合や構造上の問題で手術が適応しないケースもある。その後のカウンセリングで、治療の特徴・メリットやデメリットに関して丁寧に説明を受け、適応を確認した上で、治療を受けるかどうかを決定する。ここで同院が大切にするのは、正直かつ誠実に伝えること。良いことだけを強調するのではなく、デメリットも含めて説明するという。
- 2術前精密検査
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術前の検査は、精度の高い治療を行う上で重要なプロセスだ。網膜の状態を調べる眼底検査、緑内障や白内障の有無、網膜剥離の有無など、約2時間かけて入念に調べる。この術前精密検査の3日前から、角膜の形を精密に測るためコンタクトレンズの使用は禁止される。この段階で目の病気が見つかった場合は、治療や処置後に手術となる。散瞳薬を使う検査もあるため、当日は車やバイクの運転はできない。公共の交通機関を利用しよう。
- 3手術
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患者にぴったりのオーダーメイドの眼内コンタクトレンズをクリニックで発注し、届き次第の手術となる。レンズの種類によっては2~3ヵ月待つことも。感染予防のための目薬を手術3日前から点眼スタート。手術自体は片眼10〜15分程度で、全部の所要時間は4時間程度。手術は点眼麻酔で行われる。手術後は専用のリカバリールームで休憩後、医師の診察を受けてから帰宅となる。
- 4手術後フォロー
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手術後は医師の指示に従い点眼薬を点眼する。また手術翌日、1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後と、目の状態に問題がないかを検査するために通院する必要がある。その際には、目の状態はもちろんのこと、見え方や患者の状態なども観察し経過を判断してくれる。同院では眼内コンタクトレンズに1年間の保証期間を設けている。患者都合以外で何かしらの問題があった場合、レンズの位置変更や抜去も保障の対象となる。
- 5長期的フォロー・メンテナンス
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近視を直接治す治療ではないため30歳くらいまでは度数変化を注視する必要がある。目の中の眼内コンタクトレンズは、眼鏡のように曇ったり汚れたりしないため、日々の手入れやメンテナンスは不要。目の中でゴロつきを感じることもほとんどない。加齢による調整や、レンズの入れ替えなども可能で、快適な視界を維持するためにも、長期にわたる定期的な経過観察は欠かせない。
自由診療費用の目安
自由診療とは眼内コンタクトレンズ 両眼/40万円~

