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浅野 英成 院長の独自取材記事

くおん歯科

(各務原市/那加駅)

最終更新日:2020/03/31

20190925 bana

いちょう通りに面した場所に立つ、オレンジ色の看板に緑の文字が目印の「くおん歯科」。中に入ると、受付を中心にゆったりとした待合室、奥に診察室が広がる。満面の笑顔で明るく出迎えてくれたのは、浅野英成院長だ。開業して10年になる同院では子どもの患者が多く、託児所と隣り合わせの診療チェアもある。浅野院長は、「子どもの頃からの予防や、正しい噛み合わせを育成することが最も大事」というのが信条で、歯磨き指導のみならず食生活や生活習慣のアドバイスも行っている。内科との連携体制も特徴の一つで、口内だけでなく全身も視野に入れた総合的な治療に努める。そんな診療スタイルや日々の心がけ、さらに今後の展望についてなど、ざっくばらんに語ってもらった。
(取材日2019年9月10日)

内科と連携し全身を視野に入れた歯科診療を心がける

開業の経緯や院内の様子について教えてください。

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私はこの地域の出身で、実家は歩いて5分ぐらいのところです。小中学校もこの近くでした。もともと地元に貢献したいという考えでしたので、2009年この地に開業。ちょうどマンションもできて人口が増え始めた頃でした。当院の患者さんはお子さんが多く、その次にお母さん、お父さんというかたちでご家族そろって来ていただけることも。子どもを連れて通いやすいように、待合室のキッズスペースのほか、6つあるチェアのうち1つのチェアの横には6畳ほどの託児ルームを作り、テレビやベビーベッドを置いています。治療をする親御さん、きょうだいとお互いに見えますので双方とも安心だと思います。また、個室もありインプラント治療や抜歯などの施術用に使っています。

これまでの先生のご経歴についてもお聞かせください。

父は土木設計の仕事をしており、私も幼い頃から機械いじりをするなど手先が器用だったこともあり憧れていました。一方で、病院の事務をしていた母からは「医療の仕事も良いよ」という話を聞いていたんです。私は高校卒業後、歯学部ではない学部で学んでいたのですが、歯学部の友人もいたことから影響を受け、卒業後、改めて歯学部に入学しました。両親にはとても感謝しています。4歳違いの弟は最初から医学部に進んだので、当時から同じ1年生として医療についていろいろ話をしましたね。弟は現在、内分泌内科専門の医師で、近くで開業しています。当院とは患者さんを紹介し合うなど理想的な医科歯科連携ができていると思います。

弟さんとどんな話をされていたのでしょう?

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人間の体を診る医科と、歯を診る歯科と、それぞれ別ではなく一緒に考えることが大切ではないかという話をしていました。弟は糖尿病の患者さんを多く診ているのですが、歯周病の治療を行って口内の細菌をコントロールしていくと体にも良い影響が期待できます。また睡眠時無呼吸症候群の患者さんには当院がマウスピースを作ります。呼吸はお口と関係が深く、無呼吸になる患者さんは、舌が落ち込み気道をふさいでしまっている状態になっていることが多いのです。なぜ舌が落ち込むかというと、口腔内のスペースが狭いからというケースも多いんです。このように歯科領域が体に及ぼす影響は大きく、学生時代からの弟との議論が今、非常に役立っています。

口の健康は子どもの頃からの食習慣や予防が重要

先生の得意な治療について教えてください。

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現在は、お子さんの咬合育成や矯正治療の症例が多いですね。特に自分に子どもができてから、小児歯科に対する意識が大きく変わりました。何か問題が起こってからあれこれと治療をするよりも、まず治療が必要にならないようにトラブルを防ぐほうがいいですよね。では、いつどのようにトラブルを防ぐのかと考えたときに、どんどんさかのぼっていくと、子どもの頃に正しい噛み合わせを育成すること、そして予防の習慣をつけることが最善ではないかという結論に行きつきました。予防の本当の重要性を皆さんに知っていただきたいと思っています。

まず口腔育成や矯正治療について、先生のお考えを教えてください。

0歳で母乳を飲むときの体勢から大事になってくると考えています。横抱きで赤ちゃんが顎を上げておっぱいを飲んでいるとそれが癖になり、成長しても上を向いて口を開けて寝るようになってしまうことにもなりかねません。「吸う」という行為は頬の筋肉や舌を使いますので、その頃からお口の育成は始まっているんですよ。また座ってご飯を食べる時は、両足がぶらんぶらんした状態では、口に力が入らずよく噛まずに丸飲みしてしまいやすくなると考えられます。足を床につけて姿勢を正しくして食事をするようにしてほしいですね。矯正はケースバイケースですが、顎が小さく歯が全部並ぶスペースがない場合は、まずスペースをつくるために顎を広げる目的で急速拡大装置を使います。その後、舌の動きを調整するためのマウスピース型装置や必要ならワイヤーを使うことも。矯正を始めるのは、前から3番目の永久歯が出てくる時期である、7~8歳頃をお勧めしています。

予防にも力を入れておられるのですね。

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歯科医院での虫歯予防、歯周病予防はもちろん大切ですが、本当の予防とは、子どもの頃からおうちでの食生活と生活環境をきちんと整えること。そこに予防の本来の意味があると思うのです。1歳半健診、3歳健診の時に何か指摘されると歯科医院に行かれると思いますが、何も指摘されなくてもその機会に歯科医院でチェックを受けられるといいですね。問題の早期発見という意味でも定期検診は大切です。歯科医院は、削ったりかぶせたりするだけのところではなく、予防の手助けをするところでもあります。当院ではおやつや食事のアドバイス、頬杖などの癖についても改善のご提案をさせていただきます。ちょっと遊びに行くような気軽な気持ちで相談に来ていただければと思います。

子どもの歯科医療を中心に長く地域に貢献したい

院名の「くおん」とはどのような意味ですか?

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「久遠」と書くのですが仏教用語で、「永遠に続く」という意味があります。恩師がつけてくださったのですが、地元に長く貢献したいという私の気持ちにも合っていて良い命名をしていただいたと思っています。その恩師は、歯だけでなく顎の骨の位置、それにつながる体の骨、全身のバランスを視野に入れた歯科治療を実践されていました。弟との議論と、恩師から学んだ考え方が、現在の診療の土台になっていますね。患者さんから首や肩のお悩みを聞くと、許可を得て頸椎のあたりに触って確かめることもあります。噛み合わせのゆがみが頸椎に影響していることもあるので、噛み合わせを整えるための治療やマウスピースの作製をご提案することもあります。

こちらにはスタッフの方も多いですね。

歯科医師は、常勤では私ともう1人在籍し、非常勤で小児歯科の先生が2人、さらに口腔外科、義歯それぞれが専門の先生に定期的に来てもらっています。小児歯科の先生は2人とも女性で子育て中ですので、お母さん方もお子さんの歯や子育てなどについてお話がしやすいようです。女の子は特に、私よりも女性の先生を指名していますね(笑)。複数の専門分野の歯科医師が在籍していますので、患者さんへの治療の面で貢献できるほか、歯科医療を総合的に学んで開業したいという若い先生方のお役に立つこともできます。大学から当院へ勉強に来られている先生もいらっしゃいますよ。スタッフも含め、みんな患者さん目線でコミュニケーションを取るように日々心がけています。

今後の展望についてお聞かせください。

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現在、弟と連携して、昼休みに訪問診療を行っています。ご本人のみならず、ご家族にもたいへん喜ばれますので、できる限り続けていきたいと思っています。当院は今年2019年で開業10年目。実はもうすぐ着工なのですが、増築してお子さん専用のチェアを2台ほど備え、さらに隣に保育所をつくりたいと考えています。小さい頃からの予防や食生活の重要性について、来院した患者さんにはお話しするのですが、当院で大勢預かって広い場所で一度にお話ししたほうが効率が良いのではないかと考えて計画しました(笑)。将来的には、患者さんだけでなく地域のお子さんもお預かりできればいいなと思っています。そして子どもたちの歯を将来にわたって守るお手伝いをしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

急速拡大装置による矯正/30万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/3万円~、ワイヤー矯正/15万円~、インプラント治療/35万円~(上部構造を含む)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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