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濱本 和彦 院長の独自取材記事

濱本歯科・口腔外科クリニック

(大阪市中央区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄谷町線・谷町六丁目駅1番出口すぐの「濱本歯科・口腔外科クリニック」。院長を務める濱本和彦先生が、20年以上住んでいるこの地に2010年4月に開業した。長年、総合病院の歯科口腔外科に勤務していた濱本院長のもとには、地域の歯科から紹介された人をはじめ、遠方から訪れる人も多いという。濱本院長は「総合病院の口腔外科の外来で行っていた治療をそのままここでも実現したい」との思いから、治療の際インフォームドコンセント(説明と同意)を徹底し、予防の重要性の啓発も行い、院内感染対策を徹底している。専門は口腔外科だが、インプラント治療やCAD/CAMシステムを導入した歯科治療も行っているという濱本院長に、クリニックの診療方針や内容などさまざまな話を聞いた。
(取材日2017年5月8日)

総合病院の経験を生かして地域の歯科医療に貢献

この地域にはなじみがあるそうですね。

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現在、クリニックの近くに住んでいます。もともとこの辺りは大学が近かったので、大学卒業後もこの地域に住んでいました。トータルで20年ぐらいになります。この辺はビジネス街、住宅街のちょうど真ん中、また古くから住まわれている方が多いという街です。でも地域の人が来るというより、私が長年、総合病院の口腔外科に勤務していたので、地域の一般歯科から紹介された人や、口腔外科の治療を受けるように言われたけど総合病院だと時間の関係や紹介状がないと行けないなどの制約があるので、自分で探されて遠方から来られる方も多いです。最近は、徐々に近隣の方の一般歯科の治療が増えています。

どのような治療をされていますか。

インプラントは歯の欠損を補う一つの方法で、インプラントでなくてはならないというようなものではありませんが、ほかの歯を傷つけずに治すという意味では、非常に有効な治療方法だと思います。例えば、義歯であれば両隣の歯に留め金をかけるし、ブリッジであれば隣同士の歯を削らなければならないなど、一つの歯がなくなったことでほかの歯に負担をかけてしまいます。インプラントにすれば、ほかの歯も長持ちさせることができるので、患者さんがご高齢になった時により多く、歯が残る生活ができると考えています。昔は口腔外科がインプラント治療をすることが少なく、どちらかといえばうまくいかなかったインプラントを取り除くことが多かったです。しかし、インプラントには実際手術が伴いますし、口腔外科でしかできない手術もあるので、もともと口腔外科が手術を担当して、一般の歯科や補綴の歯科医師と連携するべきものだと思っています。

開業をされたきっかけを教えてください。

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開業医の家庭で育ったわけではないので、あまり開業を意識したことはありませんでした。そのため、大学院で研究したり、日本口腔外科学会口腔外科専門医の資格を取ったり、麻酔の研修を受けたりなどして過ごしていました。当時は、口腔腫瘍の治療に携わりたいと考えていたのですが、時代の流れで口腔腫瘍は頭頸部外科の領域になり、歯科医師の出番が少なくなりました。また総合病院で役職についてみると、患者さんの診療以外にも会議や病院の経営に関わらなければならなくなり、自分の行いたい診療ができなくなっていきました。そんな時に、先輩がインプラント治療を専門にした診療所を開業したので、自分も開業して自分のやりたい治療をし、地域に貢献したいと思ったのが開業のきっかけになります。

治療には患者との知識共有が大切

治療にあたって気をつけていることは何ですか。

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初診は特に時間をかけています。患者さんの人となりを知りたいので積極的に話しかけたり、患者さんからも質問してもらって意思の疎通を図っています。患者さんの多くは何らかの痛みや不安があるから歯医者に行くと思うのですが、一般歯科では「歯」だけを診ていることが多く、レントゲンを撮ってもその原因がわからず、口腔外科を紹介されて来られる方が多いです。その方の痛みの程度は本人しかわからないのですが、何とかその痛みを取り除いてあげたいと詳細に診察しています。患者さんにもできるだけ自分の口の中のことを知っていただき、お互い、知識を共有した上で治療計画を立てたいですね。

施設設備も充実していますね。

開業時、必要だと思う機械がそろえられて、思うような治療ができる環境をつくろうと、院内設備には力を入れました。歯科用CTやデジタルレントゲンをはじめ、口腔内カメラも使用し、各診療台のモニターにお口の中の状態を映し出し、患者さんがわかりやすいように説明して治療しています。最近多い歯周病は、糖尿病などの内科的疾患との関わりが深く、免疫力が低下した患者さんもいらっしゃいます。そのような患者さんも治療が受けられるよう、世界で最も厳しいといわれるヨーロッパ基準をクリアした滅菌器も設置し、院内感染予防にも努めています。

セラミック治療も施されているそうですね。

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セラミック治療は、見た目だけだと思われる方が多いのですが、実は保険診療で使用する金属で詰め物やかぶせ物をした場合、日常生活で歯に力がかかると、天然歯に比べて金属のほうが強いので、歯が欠けてしまうことがあります。しかし、セラミックは天然の歯に硬さが近く、金属より細菌がつきにくく、歯に対しては優しい材料です。何度も虫歯になり同じ歯を治療するより、自分の歯を残したいのであれば、私はセラミックをお勧めします。当院では、3Dカメラで歯の撮影を行い、この情報をコンピューターに送り、詰め物やかぶせ物を設計して、作製します。これらの作業は通常、歯科技工所に依頼したり、院内の技工師が製作するのですが、当院ではセラミックを多くの方に利用していただきたいと思い、すべて私が行い費用に配慮して患者さんに提供しています。

患者の意識変革をめざし、予防の重要性を啓発

将来の展望は、どのようにお考えですか?

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80歳で歯を20本残す8020運動が推奨されており、年々達成者は増加していますが、受け口や前歯が当たらない噛み合わせの方の達成者はほとんどいません。健康のためには、しっかり噛めて、しっかりごはんが食べられることが大事。そのためにはどうしたらいいか、20代、30代、40代と、その年齢に合ったことをご本人が考えていかないといけません。「自分の体は自分で守る」努力をしてほしいですね。最近、歯周病などに対する患者さんの意識は少しずつ変わってきています。私も治療を通じて患者さんの意識を変えていきたいと考えています。そのため、治療の後になぜそうなったか、なりやすいかを説明しています。今すぐの予防はできないかもしれないけれど、いつか患者さんの意識が変わってくれたらと思い、繰り返し予防の必要性などを伝えています。

余暇はどのように過ごしていらっしゃいますか?

勉強会などで忙しくしていますが、一番やりたいことは釣りです。以前はスノーボードが趣味でしたが、危ないと家族に止められて。海釣りも危ないと言われるので、琵琶湖でブラックバスなどを釣っています。子どもがまだ小学生なので、もう少し大きくなったら一緒に行けるかなと楽しみにしています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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今、歯が痛くないという人が多いと思いますが、そういう方にこそ来てほしいですね。女性は子育てが終わった後、仕事を引退した後、何がしたいかというと最後に行きつくところはおいしいものを食べることが楽しみという方が多い。その目的を達成するためには歯茎、口の中が健康が大事です。もちろん、歯だけでなく全身の健康も大事。高齢になり、病気になって入院した時に食べられる人と食べられない人の差は大きいです。また、リハビリテーションでも歯がそろっている人とそうでない人の効果の差は大きいと聞きます。そういった将来のことを考えて、痛みが出ていない今から予防してほしいです。歯磨きは口の中の細菌を減らすことが目的ですが、どうしても自分では磨けないところが出てきます。取れないところは歯医者さんに取ってもらい、効果が得られる磨き方を教えてもらうなどの取り組みが必要です。ぜひ、定期検診やクリーニングに来ていただきたいですね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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