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田中 陽平 院長の独自取材記事

たなか歯科クリニック

(弥富市/弥富駅)

最終更新日:2019/08/28

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弥富駅から車で5分の場所にある「たなか歯科クリニック」は、田中陽平院長と十数名のスタッフからなるアットホームな雰囲気のクリニックだ。田中院長が求めるのは、高い専門性と治療効果の永続性。勤務医時代からの経験と日々の勉強で身に着けた幅広い知識を総動員し、患者に媚びない正しい治療法を提言している。自信に満ち溢れた力強い語り口の院長だが、自身の治療が本当に患者のためになっているのか悩んだ時期もあるという。真摯な姿勢で歯科医療に向き合う日々のなか、少しでも患者が幸せになる手伝いができればとの思いも吐露。スポーツに熱中した学生時代、一流歯科医師とのギャップを感じた勤務医時代、そして、世界標準の歯科医療をめざして奮闘している現在について語ってくれた。
(取材日2017年1月11日)

スポーツ青年が一流歯科医師をめざして奮起

歯科医師になられたきっかけを教えていただけますか。

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少し掘り下げて話をすると、中高時代はオリンピックをめざして陸上部の練習に明け暮れる日々を送っていました。僕は目的を掲げ、それに向かって行動するタイプで、タイムを縮める魅力にハマっていたんです。だから県内トップレベルの進学校に通っていながら、大学進学はまったく視野になく、三者面談で「フリーターになる」と言って、隣に座っていた母をズッコケさせてしまったほどです。ですから歯科医師になるつもりもまったくありませんでした(笑)。今思えば、医者の息子だから医者になるという図式に反発していたのかもしれません。父は整形外科の医師でしたから。それでも、身近にあった職業が医療に携わる仕事だったので、大学も自然と医療系に決まりました。

どんな大学生活だったのですか?

部活のラグビーが楽しくなり、夢中で練習をしていました。慶応ラグビーも大好きでしたしね。ターニングポイントが訪れたのは大学5年生のときです。実習で歯を削りながら、僕はこれから長い年月をかけて歯科医師という仕事に携わっていくのだと、そのとき初めて意識したんです。もともと負けず嫌いな性格でしたからね。どうせやるのならば必ず一流になろうと決意を固めたというわけです。卒業後は、興味のあったインプラントの治療で知られる豊田市内の歯科医院に6年間勤務しました。患者さんに向き合いながら、ただただ必要な勉強に取り組む毎日でした。そして、4年目にはある程度の治療技術を身に着け、周りからの評価もついてくるようになったんです。それなのに、当時は患者さんから「ありがとうございました」と言われるたびにうれしい反面、疑問も感じていました。

疑問を感じたのは、どうしてでしようか?

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僕が力を発揮できたのは、師匠の病院という恵まれた土壌で、ほかのスタッフの力や自分が自由に使える医療機器に囲まれていたからでした。それは、当初僕が考えていた“一流”とは違っていました。それならば、自分の力で自分の能力が最大限、発揮できるチームを作ろうと、開業に向けて奮起したというわけです。自分のやりたいスタイルが実現できれば、どこへ行ってもやっていける自信があったので、場所よりも先に開業日を決めてしまいました。忘れもしない2007年の元日、当時まだ恋人だった妻にも相談し、開業までにかかる年数を計算して2009年8月、日取りのよい大安吉日の開業に向けて動きだしました。実際には予定の日よりも数週間遅れてしまいましたが。クリニックが建つこの場所は、母方の親戚の土地でなじみもありましたし、狭い空間で動きまわるのは性に合わないので、郊外にあるこの場所は結果的に条件に合っていました。

めざすのは、質の高い専門性と治療効果の永続性

クリニックのコンセプトはありますでしょうか?

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子どもからお年寄りまで幅広い層に来ていただける、弱者に優しいクリニックにしたいと開業当初から思っていました。そのために、オールラウンドに診るよう心がけてきました。接遇教育も徹底し、スタッフには、すべての患者さんを気持ちよくお帰しするよう朝礼でも話をしています。一流歯科医師をめざす気持ちは開業後も変わりませんが、一流へのアプローチは変わってきました。最近は、世界水準にひけをとらないよう、ひたすら専門性を高めたいと思っています。そして、ほかの誰でもなく、院長の僕が良い治療ができるクリニックにしようと。そして、何より正しい治療がしたいです。”正しい”とは、効果が長持ちする永続性の高い治療という意味です。たとえば虫歯の治療の場合、歯を抜いたほうが患者さんの口腔内環境をより長く理想的に保てるならば抜歯をしますし、抜かないほうが長く理想的に保てるならば、そちらを選択します。

田中院長の選択が患者さんにとっても正しい選択になるのでしょうか?

その点では、僕自身ずいぶん悩みました。でも、悩んでいた頃の自分を振り返ってみて思うんです。治療の選択肢をいくつも並べて患者さんに選んでもらうのは、相手に嫌われたくないとか、自分の選択に責任を持ちたくないといった医者の都合が入っているからだと。患者さんにとって、正しい選択というのは無限に存在します。でも、歯科医療において正しい選択というのは、ごく一握りなんです。それは、先人たちが取り組んできた過去数百年間の治療データをみても明らかです。よい歯科医師とは、その症例に対して複数の治療法を提示できて、なおかつ、それら複数の治療法のなかで、どれが正しい治療法かをきちんと患者さんに伝えられる人だと、今はそう信じています。

患者さんとの印象深いエピソードはありますか?

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歯科医師になって間もない勤務医時代、初めて入れ歯をつくり、その入れ歯の噛み合わせを治すという、当時の僕にとっては難しい治療に携わりました。その患者さんは、僕のどこを気に入ってくださったのか、一度も休まず定期検診にいらしてくださり、自分の家族も僕に診てほしいと言ってくださったんです。たとえ技術や経験は未熟でも、患者さんと信頼関係を築くことはできるのだと学ばせてもらった貴重な経験でした。

治療効果だけでなく、患者の幸せをも長続きさせる

マイクロスコープやCTなどの特別な設備も導入されていますね。

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良い治療をするのに必要だからそろえているだけであって、特別な設備という意識はありません。しいて言えば、スタッフが最強設備でしょうか。クリニックのコンセプトから外れさえしなければ、スタッフにはどんなことをやってもらっても、かまわないと思っています。僕が専門性を高めることに集中しているので、そのぶん自主的にイベントを企画し、弱者に優しい、子どもに優しいクリニックづくりを実践してくれています。家庭では妻の協力が大きいです。実は、幼い娘が4人いて、しかも下の2人は双子なんです。子育てで大変な妻には申し訳ないなあと思いつつ、勉強したいという欲求が強くて、勉強会や海外の学会にも出かけています。実際、学会に出て痛感するのは、日本の歯科医療が発展途上の段階にあることです。だから、グローバルスタンダードを知って、それを実践できる歯科医師になりたいとつねづね思っています。

勉強してみて、改めて感じる歯科治療の魅力とは何ですか?

人体という神秘的なものを扱いながらも、正しい治療をすると、数式のように正しい結果が導き出されるところです。例を挙げると、フルマウスリコンストラクションと呼ばれる全顎的な噛み合わせの治療法があるのですが、原因を探り、うまく噛めない要素を一つずつ除去していくと、必ず良い結果が出るんです。咀嚼機能ばかりか審美性も回復し、患者さんがだんだんと幸せそうな顔に変わるんですよ。そうやって人の感情や表情にまで良い影響を及ぼせることが、歯科治療の一番の魅力だと感じます。歯科医療において治癒しないのは、ほぼ100%歯科医師の知識不足が原因だと僕は考えています。ですから毎晩、英語の文献を読んで、さまざまな治療データも集めています。

読者へのメッセージをお願いします。

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人生論になってしまいますが、正しい歯科治療というのは、10年、20年と効果が長続きするだけでなく、患者さんの幸せ、もっといえばその治療に携わる僕の幸せや、スタッフの幸せをも長続きさせてくれます。そういう永続性の観点から、僕の治療は僕が関わるすべての人の幸せに繋がっているべきだと思っています。もちろん、僕が関わることができるのは、患者さんの人生のごくわずかな時間でしかありません。でも、その短い時間で、治療を通して少しでも患者さんが幸せになれるお手伝いができればいいなと思って日々、診療に臨んでいます。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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