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石原 兵治 理事長の独自取材記事

アイクリニックイシハラ

(平塚市/平塚駅)

最終更新日:2020/04/01

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平塚駅北口より徒歩3分の立地に石原兵治理事長が開院した「アイクリニックイシハラ」は、白内障、網膜硝子体、緑内障などの日帰り手術に力を入れている眼科医院。自費診療の先進の素材まで幅広い選択肢を用意し、インフォームドコンセントを大切に、患者が心から満足できる眼科手術を多数執り行っている。一人ひとりに必要な診療時間を確保するため、完全予約制を貫く同院のモットーは「患者さんがいるから病院がある」。患者の立場に立ったきめこまかい医療を実践するために、同院で勤務するスタッフは全員、手術当日の患者と同様のオペレーションを身をもって体験しているという。眼科手術で人気を集める石原理事長に話を聞いた。
(取材日2016年11月18日)

白内障からレーザーまで、手術に特化した眼科医院

手術専門眼科医院ということですが、医院の成り立ちを教えていただけますか?

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白内障の手術から、網膜硝子体手術、緑内障・黄斑変性症、糖尿病網膜症に対するマルチレーザー手術、さらに眼瞼下垂症やしみ・ほくろ等の炭酸ガスレーザー除去術まで、日帰りでの眼科手術を幅広く執り行っています。もとは総合病院勤務時代に、手術希望の患者さんが殺到し予約待ちが半年を超える事態になったことがありまして、そうした要望に応える形で勤務先病院の休診日に手術を行う施設として「平塚西口眼科」を開設したのが前身です。その後、2015年に同駅北口の現在の場所に移転、米国で購入した高性能な機器を取りそろえた手術室が2つと、3つの診察室を備えた規模に拡大し、一般眼科の外来にも対応しながら、年間で300件以上(2015年1月~2015年12月実績)の眼科手術をこなしています。

多くの患者さんに支持されている秘密は何でしょうか?

特別宣伝を行っているわけではないのですが、クチコミによるご紹介を中心に、多くの患者さんにいらしていただいています。初めて来られた方では、当院でご提示できる治療の選択肢の幅広さにご満足いただくことが多いですね。一度保険診療の範囲内で手術を受けたことのある方が、よりよい視界を得るために、自費診療を試したいと相談されるケースが多数あります。眼科手術で用いるレンズもさまざまな種類が登場しており、自費診療とはなりますが、新しいものを使うことで、術後の経過がまったく異なることも多々あるのです。

手術で使うレンズに保険適用のものとそうでないものがあるのですね。

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はい。多くの方が「こんなに選択肢があるとは知らなかった」とおっしゃるのですが、手術の選択肢はひとつではありません。例えば、白内障手術で用いる眼内レンズには、ピントの合う距離が1点に限られる単焦点眼内レンズと、遠・中・近の3点に合わせることができる多焦点レンズがあります。通常、保険診療となる単焦点レンズでの手術が行われるケースが多いのですが、見え方に偏りが出るため、術後も眼鏡の着用が必要となることも。その点、多焦点レンズを使えば、術後に眼鏡に頼ることが必ずしも必要ではなくなるのです。また、現在入っている眼内レンズを取り出すことなく、近視、遠視、乱視の矯正や、左右のバランスの調整などを行える眼内レンズも登場しています。当院でも、できる限り多くの選択肢を患者さんにご提示できるよう努めています。

インフォームドコンセントを徹底し、満足の手術を

手術の選択肢が多いと、迷ってしまう患者さんもいらっしゃるのでは?

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私は、患者さんが選択に迷われるということは、私どもの説明不足であると考えています。最終的な判断は患者さんに求めるべきですし、患者さんが正しい判断が下せるだけの材料をご提示するのが私たちの務めでもあるのです。説明してもまだご自身の状況に合う選択肢が見えてこないという方には、ご理解いただき、納得がいく答えが出せるまで、何度でもご説明させていただきます。そのため、定期的な治療説明会を設けており、診察時にも十分な時間を確保しているのです。

治療説明会とはどのようなものなのでしょうか?

白内障などの手術をお勧めしたい患者さんに来ていただいて、症状が起こる原因や手術によってどのように状況が改善されるのかなど、こまかく説明する場を設けています。だいたい月に2回開催しており、1回2時間ほどをかけて詳しくご説明しています。治療説明会で総論を解説し、個別のケースに合わせた各論については、各自の問診時にこまかくコミュニケーションをとるという二段構えです。説明会で手術の概要をご理解いただくことで、診察時の説明時間を短縮することもできますし、より深くご理解いただくことができていると感じます。定期的な治療説明会を実施している眼科というのは珍しいようで、当院の手術状況とともに他院から「見学したい」といらっしゃるドクターもいらっしゃいます。

そこまでインフォームドコンセントにこだわる理由は何でしょう?

患者さんにご満足いただく手術を行うためには、患者さんとのコミュニケーションは不可欠です。患者さんにとってベストな手術をご提案するためには、こちらが患者さんのライフスタイルを理解しておく必要もあります。マリンスポーツや登山はするのか? 編み物や囲碁、将棋は好きか? バイクに乗ることはあるか? など、ライフスタイル上で優先すべきシーンに従って、最適な眼内レンズも異なってきますから。そのため、当院では既往症はもちろん、家族構成から趣味まで幅広い情報を患者さんからご提供いただき、対話の中でベストな道を探ります。

診療においても対話を大切にされているのですね。

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診察室には米国で特注したモニターを設置しています。キーボードが斜めに、より入力しやすい形になっているのですが、これは患者さんのお顔を見ながら診療するためです。困っていらっしゃる患者さんがいるから、われわれ医療者が存在しています。患者さんを最優先にした対話は、本来であれば医療にとって必要不可欠なものだと考えています。

涙道内視鏡まで、より多彩な日帰り手術を

先生が眼科の医師を志されたきっかけとは?

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親が医師という家系ではないのですが、10歳くらいの頃には医師をめざすようになっていた気がします。幼い頃から幅広く興味が尽きない子どもで、そうした興味を満たす学問に飢えていたんだと思います。道を追求し始めたらとことんというところは、生まれ持っての資質かもしれません。当初は整形・形成外科の道に進み、大学院進学なども検討したのですが、縁があって眼科医療と出会い、ミクロの世界を舞台にしたその面白さに開眼。自分で勉強したり、他の先生に指導を仰いだりと道を追求するうちに、いつの間にかここまでといった感じです。当時指導をお願いした先生に、現在では私がオペのご指導をするということもあります。

緊張感に満ちた毎日だと思いますが、どうやって息抜きしているのですか?

確かに緊張感は求められる仕事ですが、私は仕事が心から楽しいと思っており、ストレスを抱えるようなことはあまりありません。当初は医院に泊まり込むようなこともありましたが、それでも楽しく続けてこれたのは、やはり好きだからに他ならないのではないでしょうか。あえて挙げるとすると、横浜の自宅から平塚の医院まで、毎日サイクリングしていることでしょうか。もともと競技スキーをやっていて、トレーニングとして取り入れていたのですが、体を動かすのにはうってつけです。往復50キロほどの道のりで、冬の寒さはつらいこともありますが、渋滞がある車で来るより早く到着できますよ。あとは、長期の休みをいただいて旅行に行くことも。夏には2週間ほど休暇をいただき、ニュージーランドでスキーをしてきました。

最後に、今後の展望について教えてください。

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総合病院並みの手術を行うことができるという当院の強みを発展させ、涙道閉塞の治療も行えるように整えていきたいと思います。涙道閉塞を治療できるクリニックはまだ少なく、わずか1ミリのファイバーを用いて治療を行うのですが、同治療を行っている先生に言わせると、「なかなか筋が良い」らしいので(笑)、今後も皆さまのお役に立てるよう、幅広い選択肢を持ち、頑張っていきたいと思います。

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