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市川 貴也 院長の独自取材記事

きらり歯科

(桑名市/桑名駅)

最終更新日:2026/08/13

市川貴也院長 きらり歯科 main

三岐鉄道北勢線星川駅から車で12分ほどの住宅地にある「きらり歯科」は、2009年の開業以来、地域の口の健康を見守り続けている。子どもから高齢者まで幅広い年代が来院する同院は、予約が取りやすい体制を整えるため、2025年5月に増築して診療台を8台に増やした。予防とメンテナンスを軸に、根管治療やインプラント治療にも対応し、矯正歯科と口腔外科では専門性を持つ歯科医師と連携し対応している。院長の市川貴也先生は、「お世話になった人のために、そして患者さんのために、常に学び続けたいです」と話し、スタッフとともに日々研鑽を積んでいる。患者の真のニーズをくみ取る診療をめざしている市川院長に、診療で大切にしていることや今後の展望などについて詳しく聞いた。

(取材日2026年7月23日)

患者の希望を大切に、専門家と連携して症状に対応

2025年5月に増築されたそうですね。経緯を教えてください。

市川貴也院長 きらり歯科1

開業から15年ほどがたち、これまで多くの方に支えていただいたことへの感謝を、地域に返していきたいと考えるようになりました。また、患者さんが増えるにつれて「予約が取りにくい」というお声もいただくようになり、患者さんの利便性を考えて増築に踏み切りました。診療台は5台から8台に増え、以前より予約が取りやすい状況になったのではないでしょうか。増築部分の一部には新しいスタッフルームを設けました。以前はかなり手狭だったので、一生懸命働いてくれているスタッフが、少しでも過ごしやすい環境にしたいという思いも大きかったですね。

現在は、どのような患者さんが来院していますか?

小さいお子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の方に来ていただいています。午前中はご高齢の方、夕方は学校帰りのお子さん、夜は働き盛りの世代の方が多いですね。どの世代の方も歯の健康への意識が高いと感じていますが、特にお子さんのいる保護者の方は、虫歯予防だけではなく、歯並びや口腔機能にも早い段階から関心を持たれていると感じます。そのため、当院では舌や口周りの筋肉の使い方など、口腔機能全体の相談に対応しています。初めて子育てをする保護者の方は、「どのタイミングで受診したらいいのか」「うまく歯磨きができない」など、わからないことも多いと思います。当院には子育て経験のあるスタッフもいますので、小さなことでも不安があれば相談していただきたいですね。

矯正歯科や口腔外科は、専門の先生と連携しているそうですね。

市川貴也院長 きらり歯科2

はい。大学時代の同級生で、矯正歯科と口腔外科をそれぞれ専門とする歯科医師が、定期的に診療しています。例えば、親知らずの抜歯などでは、処置時間や傷口にも配慮し、口腔外科を専門とする歯科医師に任せたほうが良いと判断することがあります。矯正歯科については、ワイヤー矯正は主に矯正歯科を専門とする歯科医師が行い、マウスピース型装置を用いた矯正は、主に私と常勤の歯科医師が担当しています。矯正後のイメージをシミュレーションで確認し、患者さんに納得していただいた上で進めています。自分たちだけですべてを行うのではなく、それぞれの強みを生かすことが大切だと考えています。

基本に忠実な治療で、納得できる診療をめざす

特に力を入れている診療について教えてください。

市川貴也院長 きらり歯科3

以前から力を入れているのは歯の根っこを治療する根管治療です。治療する箇所に唾液や細菌などが入らないようにゴムをかぶせるラバーダム防湿を行い、必要に応じてマイクロスコープも使用して治療を進めていきます。当たり前とされる手順を一つ一つ省略せずに行うことが、治療の結果につながると考えています。インプラント治療においても、安全性に配慮し、基本を大切にしています。その一つとして導入しているのがガイドシステムです。歯科用CTの画像などをもとに、インプラントを埋め込む位置を精密に計画し、手術用のガイドを作製しています。近年はデータのデジタル化を進めており、口腔内スキャナーも導入しました。従来の型採りが苦手な方もいらっしゃるので、口腔内スキャナーの活用で患者さんの負担を抑えられる場合があります。設備をそろえるだけでなく、患者さん一人ひとりに合った検査や治療を提供することを心がけています。

診療で大切にしていることは何ですか?

スタッフには日頃から、「誠実に、感謝を持って、笑顔で、真の患者利益につながる診療をしよう」と伝えています。そのため、特に大切にしているのが、患者さんの本当の希望を聞き取ることです。治療のゴールは、患者さんの「どうなりたいのか」という希望の先にあるものだと考えています。だからこそ、治療方針を決める上で患者さんの希望を知ることは欠かせません。一方で、最初の診察では本心を言い出せないこともあるかと思います。当院には、患者さんの思いを聞き取るトリートメントコーディネーターが在籍しています。良いコミュニケーションが取れるよう、他院を見学して勉強しながら、当院に合ったカウンセリングの形を模索しているところです。

院長はさまざまな勉強会などに参加し、研鑽を積んでいると伺いました。

市川貴也院長 きらり歯科4

現在は、名古屋や三重県などを拠点とする3つのスタディーグループに所属し、月に1回ほど集まってディスカッションを行っています。開業すると、診療について他の歯科医師から評価を受ける機会は少なくなるものです。自分の症例を発表することで、時には厳しい意見を受けることもありますが、判断や治療を見直す大切な機会であると捉えています。最近は歯周病についても改めて基礎から学び直しています。従来から大切にされてきた基礎的な知識と、新しい知見の両方を整理し、日々の診療に生かしたいと考えています。

訪問診療にも取り組み、地域の生涯の健康を支える

学び続ける原動力は何でしょうか?

市川貴也院長 きらり歯科5

原点は、祖父への感謝です。私が歯学部に進学できたのは、祖父のサポートがあったからです。「恩返しをしたい」という思いが、学び続ける最初の原動力だったと思います。歯科医師となった後は、尊敬できる恩師や先輩、患者さんなど、さまざまな方との出会いがありました。そうした人たちが学び続ける姿を見て、私も歩みを止めてはいけないと感じています。私自身が学び続ける姿を見せることで、スタッフの中からも「自分もやってみたい」と挑戦する人が出てきてくれたらうれしいですね。

スタッフの教育にも力を入れていると伺いました。

院外の勉強会に参加したいという希望があれば、積極的にサポートしています。そこで学んだことを院内で共有する時間も設け、他のスタッフとも知識を共有しています。また、外部の講師を院内に招いて学ぶ機会をつくり、どのスタッフもスキルアップしやすい環境を整えています。スタッフはみんな勉強熱心ですし、何よりも患者さんとのコミュニケーションを大切にしてくれます。患者さんとの会話を大切にし、私には話しにくい思いを聞き取ってくれることもあるんですよ。私に足りない部分を補ってくれるスタッフに囲まれていることはとても心強く、恵まれていると感じています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

市川貴也院長 きらり歯科6

今後も、地域の方のお口の健康を高めることを診療の中心に置いていきたいと考えています。その一つとして、訪問歯科診療にも取り組み始めました。通院が難しい方のもとへ伺うことで、歯科医療を届けることの意義とやりがいを実感しています。訪問歯科診療を広げることで、これまで接点を持てなかった方の健康や生活も支えていきたいですね。「きらり歯科」という名称は、患者さんもスタッフもきらきらと輝き、笑顔にできる歯科医院にしたいという思いを込めています。私たちの役割は、虫歯を治療したり、失った歯を補ったりすることだけではありません。歯科の専門家として必要な情報をお伝えし、皆さんが健康な状態を保てるよう伴走することも大切だと考えています。生涯おいしく食べ、すてきな笑顔で過ごせるよう支えていきたいですね。痛みが出てからだけでなく、健康を守るためにも歯科医院を活用していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、ワイヤー矯正/93万5000円~(相談料4400円、診断料5万5000円、リテーナー3万3000円は別途)、マウスピース型装置を用いた矯正/55万円~(診断料5万5000円、調整料4400円は別途)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。