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宗本 由美 院長の独自取材記事

ザ・北浜タワー 耳鼻咽喉科皮膚科クリニック

(大阪市中央区/北浜駅)

最終更新日:2020/04/01

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京阪本線・地下鉄堺筋線北浜駅すぐの医療モール内にある「ザ・北浜タワー 耳鼻咽喉科皮膚科クリニック」は耳鼻咽喉科・皮膚科・アレルギー科を標榜するクリニック。鼻の手術を専門とした施設を設置し、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の治療を行い、特に全身麻酔下の日帰り手術を多く行ってきている。また、難聴や睡眠時無呼吸症候群、禁煙治療など耳鼻咽喉科としての治療や検査にも対応。院長の宗本由美(むねもと・ゆみ)先生は、関西医科大学を卒業後、耳と鼻の診療・手術を多く経験。自身が体調を崩したことをきっかけに、抗加齢医学について勉強を続けているという宗本院長に、クリニックの特徴や今後の診療方針などについて、話を聞いてきた。
(取材日2017年10月18日)

鼻・耳疾患を中心にSASや禁煙治療にも対応

医師の道へ進まれた理由をお聞かせください。

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両親から、女性もこれからは何か手に職を付けた方ががいいとアドバイスされたことや、親や祖母も歯科医師で、女性も働き続けるべきだという思いを聞いていたことがきっかけです。耳鼻咽喉科というのは、まだ解明されていないことも多い感覚器を扱うというところと、内科的な側面だけでなく、手術など外科的な部分もありますので、複合的な要素が含まれる科であるところに魅力を感じたんです。

長く大学病院に勤務されてからの開業ですね。

関西医科大学附属病院では、主に中耳疾患と難聴疾患、そして顔面神経疾患も担当しました。その後、出向先の病院で鼻・副鼻腔疾患の手術も多く経験しました。あまり開業することは考えていなかったんですが、大学では幅広く学ぶことができ、良い側面もたくさんあったものの、勤務が非常に忙しく、また私自身が体調を崩したことで、今後のことについて悩んでいたんです。その時、私の上司であった久保伸夫理事長から打診いただき、開業するに至りました。

どういう患者さんが来られていますか。

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ビジネス街なので、お勤めの方が大半です。30~50代の方が多いですね。また、この地域はマンションが増えているので、お子さんの患者さんも増えています。私が耳鼻咽喉科の診察を、久保理事長が手術を担当しています。皮膚科は大学病院などの医師が診療にあたっていまして、保険診療をメインに、一般的な皮膚疾患全般に対応しています。耳鼻咽喉科では風邪やインフルエンザに加え、鼻炎や副鼻腔炎、突発性難聴、睡眠時無呼吸症候群など幅広い症状の方が来院されていて、当院では対応が難しい場合は、関西医科大学附属病院などと連携し、紹介しています。また、禁煙治療も行っています。耳鼻科疾患と喫煙は大いに関連があるとされ、咽頭・喉頭がんのリスクも高くなりますし、血流障害になると難聴にもつながりかねません。

週末に日帰り手術を実施し、月曜から出勤が可能

鼻・鼻腔疾患についても教えてください。

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副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などに対し、投薬や手術などさまざまな治療方法で対応しています。最近は慢性副鼻腔炎、中でも好酸球性副鼻腔炎を発症される方が非常に増えているように感じます。耳や鼻の疾患は、実は原因がまだよくわかっていないものが多く、好酸球性副鼻腔炎も根治的な治療がない状態で、手術しても再発が多いので、通院を続けなければいけません。好酸球性副鼻腔炎の手術後は、好酸球数値も定期観察していく必要がありますが、当院には末梢血液検査ができる血液検査機器が常設されており、診察当日に結果がわかり、その日の治療に反映することができます。

こちらでは、日帰りで内視鏡手術ができるんですね。

当院では、全身麻酔による日帰り内視鏡手術を行っており、多数の手術実績があります。土曜日に手術、日曜日に処置に来院していただき、月曜日から出勤することが可能です。術後出血の可能性が約1%あるため、市内在住でなければ、基本は近くのホテルに宿泊していただきます。鼻づまり、鼻汁、くしゃみなどの症状が強い方で投薬治療の無効な方には手術を積極的に行っています。

近年、難聴を訴える方が多いように感じます。

急性発症の難聴の原因の一つはストレスといわれています。開業して感じたんですが、ビジネス街ということもあり、ストレスを抱えている方が非常に多いですね。急性感音性難聴の中でも「低音障害型感音難聴」がよくみられます。入院することはほとんどありませんが、ステロイド剤などの投与や休息が必要です。また、再発するケースも多いので、きっちり治療しなければなりません。

睡眠時無呼吸症候群にはどのような検査や治療をされていますか。

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いびきが強い方、肥満傾向にある方は、睡眠時無呼吸を発症している方が多いんです。鼻が通らない、喉が狭い、扁桃肥大などで気道が狭くなっていることも原因となりますので、まずは耳鼻咽喉科できっちり診断することが求められます。睡眠時無呼吸症候群の治療法としては鼻にマスクをつけて睡眠するCPAPが知られていますが、CPAP導入前に、耳鼻咽喉科での検査をと睡眠を専門とするクリニックから当院に紹介されてくる患者さんも増えてきました。当院では、自宅で検査可能なポータブルモニターを導入しています。睡眠中の無呼吸回数、動脈血酸素飽和度などを計測する装置で、自宅で1晩測定をし、後日持参していただき医師が判断をします。結果に応じ、ポリソムノグラフィー(PSG)検査の必要な患者さんには専門の施設へ紹介しています。

耳鼻咽喉科の視点から抗加齢医療にも取り組みたい

宗本院長は、抗加齢の視点での勉強もされていると伺いました。

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患者さんを診察していて、この方はなぜこの病気になったのだろうと考えたとき、自分の専門分野ばかりだと「木を見て森を見ず」の状態になりますので、幅広く勉強し、知識や情報収集にも努めたいと思いました。耳鼻咽喉科の医師で抗加齢医学に力を入れている人は多くないようですが、経験を生かしながら、患者さんに何か医師として、人としてアドバイスできないかと。きっかけは、私自身が体調を崩したことでした。自分も元気にならないと、人を元気にできないなと強く思ったんです。誰だって顔色が悪い医師に診てもらいたくないですもんね(笑)。投薬などで症状が改善しなくても、食事や睡眠、運動など生活を少し変えるだけでよくなることもあります。「抗加齢」というと外見を考えがちですが、やはり体の中からの健康が重要なんです。

今後の診療方針やめざしていることをお聞かせください。

当院は基本、予約なしで診療しています。風邪などは本当はゆっくり休息を取ることができれば一番いいのですが、みなさんお忙しいですよね。悪くなる前にと急いで来られる方も多く、ビジネス街ならではの「短期決戦」ではありますが、少しでも早く治癒に向かうよう、期待に応えていきたいです。また、耳鼻咽喉科と抗加齢分野をリンクさせた医療を模索したいです。患者さんの背景を理解し、食の栄養バランスや生活習慣などを含め、日々の診療でアプローチしていきたいと考えています。そのためにはもう少しゆっくり診察時間を取りたいと考えていますが、現在はなかなか難しいのが現状ですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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これまで働く女性やお子さんを連れたお母さん方をたくさん診てきましたが、皆さんとても忙しくて、自分のことより家族や会社のことを優先する方も多いんです。耳鼻咽喉科的な症状で受診されて、検査をしても、原因がよく分からないこともしばしばあります。よくお話を伺うと運動不足や睡眠不足などで自律神経のバランスが悪くなっていることが原因であるケースも少なくありません。生活に関してのアドバイスもしていますが、時間が取れず、実践することは容易ではないんですよね。まずは何より、ご自身の体も大事にしていただきたいのですが、クリニックの中で気軽に相談できる雰囲気づくりを心がけたいと思っています。

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