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中村 常哉 院長の独自取材記事

中村内科クリニック

(名古屋市中村区/八田駅)

最終更新日:2019/08/28

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健康について困ったらまず相談を。「患者さんの症状は何でも診るのが当院のモットーです。」そう語るのは「中村内科クリニック」院長の中村常哉先生。八田駅から徒歩で約10分、内科・小児科・消化器内科の他に、内臓疾患の症状が皮膚に現れるケースも診られるよう、皮膚科も標榜科目に掲げ、幅広い診療内容で地域住民の健康を支えている。中村院長は21年間の長きにわたって愛知県がんセンターに勤務し、数多くの症例を診てきた消化器内科のベテランドクター。豊富な経験を生かし、開業後も内視鏡検査による早期がんの発見だけでなく、子どもから高齢者まで気軽に何でも相談できるホームドクターとして、地域の住民から信頼されている中村先生に患者への思いなど詳しく話を聞いた。
(取材日2017年7月5日)

「何でも診ます」がテーマのかかりつけ医

こちらのコンセプトをお聞かせください。

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当院は一般的な内科クリニックですから、お子さんから年配者まで年齢層も幅広く、主訴もさまざまです。頭が痛い、咳が出る、めまいがする、どこかがかゆい、などいろいろありますが、当院は何でも診ます。まずは、患者さんの訴えをよく聞き、先入観を持たずに診断する。そして、自分で対処できる範疇を超える場合は、患者さんの症状に合わせて速やかに適切な医師を紹介することも私の役割だと考えています。勤務医時代、臨床と研究においてはやりたいことはすべてやってきたという満足感がありました。これからは今までの経験を地域の患者さんと触れ合いながら役立てたいと思うようになったのが開業のきっかけです。最初はビルで開業したのですが、次第に手狭になり、2012年にこちらへ移転しました。設計にはかなりこだわりましたね。内視鏡検査専用の部屋、感染症専門の部屋を作りたい、診察室は2部屋に、そういった希望はすべて取り入れました。

漢方薬の処方も行っているそうですね。

はい。一般的に使用されている西洋の薬は、原因がはっきりしている場合は適切な処方により絶大な効果が得られますが、原因がはっきりしない場合は処方すること自体が難しくなります。漢方薬も適切な診断のもとに適切な処方をすることに変わりはないですが、薬が生薬の組み合わせから成り立っているので、多彩な症状に対応できます。漢方薬は一つの処方で対象疾患がいくつもできることになるので、西洋の薬と組み合わせて処方することもできるのです。漢方治療だけを目的に来院される方は少ないですが、「他院で漢方の薬をもらっているんだけど、こちらで薬を出してほしい」という患者さんや、「更年期障害で婦人科にかかっているけれど症状がとれないので、漢方で何かいい薬はないですか?」と相談されることもあります。

先生はなぜ消化器をご専門にされたのですか?

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消化器内科を専門に選んだ理由は、純粋に自分に向いていると思ったからです。消化器内科は検査が多く、割と体力を使う診療科です。私は学生時代は弓道をやっていて、卒業してからは登山をしていましたので体力には自信がありました。消化器は検査を行ってから診断することができ、結果が目で見てわかりやすいところにも魅力に感じました。1988年に大学の人事で愛知県がんセンターに籍を置き、多くのがんの患者さんの治療に携わりました。抗がん剤を使った治療も行っていましたので、受ける患者さんの大変さはもちろんですが、治療は長期戦にもなりますし、苦しまれている患者さんやご家族を見るのは医師としてもつらかったです。こうした経験をさせていただいたからこそ、がんの早期発見の重要性を伝えていきたいですね。

勉強を欠かさず、先鋭の知識を取り入れる

中村先生ご自身はどんなドクターなのですか?

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私は、慎重な性格だと思っています。この性格は、今の診療にも生きているかもしれません。例えば、疾患の診断です。一つの症状から考えられる疾患は多数あるため、正しい診断を下すには疾患を選別する必要があります。緊急性がある場合を除いて、診断が確実なものとなるまで突き詰めて考えることが私のスタンダードになっていますね。一度診療してどうしても診断に迷った場合には、「また明日来てください」というように、時間が経つとどうなるかを判断してから診断を下すこともあります。患者さんの中には「愛想はないけど診断は正確」と言ってくださる方もいらっしゃいます(笑)。

先生はかなり勉強熱心だそうですね。

私が学生時代も勉強することがたくさんあって大変でしたが、時代の変化とともに医療もどんどん進化しているので、一般内科や漢方などの専門外分野の新しい知識を取り入れるために毎日欠かさずに勉強をしています。地域のかかりつけ医として、専門の消化器だけの知識では患者さんの幅広いニーズにお応えすることはできませんから。

ご専門である消化器について教えてください。

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皆さんに身近な消化器のお話というと、胃や大腸の検診ではないでしょうか。胃がんの検診でいうと、内視鏡検査は精度が高いので検診を受けられることをお勧めします。大腸の検診は便潜血検査です。便潜血検査を受けることで大腸がんでの死亡率を下げるというデータも出ています。検査で異常があれば二次検診や大腸内視鏡の検査を受けていただくことになります。がんの早期発見のためにも定期的に検診を受けることをお勧めします。名古屋市では「ワンコインがん検診」を実施しており、手軽に内視鏡検査が受けられるようになりましたので、そちらも利用してもらえたらと思います。

困ったことがあれば相談を。患者主体で健康を保つ

検診は健康の見直しのためにも必要なのですね。

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検診というと、がんの検査などをイメージして少しハードルが高いと感じる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、検診に対してはもっと楽な見方をしていただいてもいいかもしれません。確かに、検診の大きな目的の一つはがんの早期発見です。しかし、検診のもう一つの目的は、ご自身の健康を意識する、見直すことです。がんや、目立った症状が見つからなくても、改めて自分の身体の状態を把握することができる。それだけでも検診を受けることの価値はあると思います。検診に対してあと一歩踏み出せない方がいらっしゃいましたら、気軽に足を運んでいただけるとうれしいです。

こちらのクリニックではほとんど毎日内視鏡検査を行っているそうですね。

胃の内視鏡検査と大腸内視鏡検査を行っております。私は、今まで数多くの内視鏡検査を経験させていただきましたので、苦痛が少なく的確な検査と診断を行うことができると思っています。当院では、大腸カメラを昼に、胃カメラに関しては朝診療の前と夕方に行っているため、お仕事などでご都合が悪い方でもどちらかの検査時間をお選びいただけるようになっています。内視鏡の機器に関しては、昨年、胃・大腸カメラともに先鋭の機種に入れ替えました。胃カメラはレーザー光での観察が可能な経鼻内視鏡、大腸カメラはレーザー光での観察と拡大観察可能な機種であり、より詳細な観察が可能です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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地域のホームドクター、かかりつけ医として何か困ったことがあれば一度ご相談ください。心配事があれば話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になることもあります。もちろん、消化器の疾患も専門的に診ることができます。どの科にかかれば良いかわからない場合でも、一度ご相談いただければ、症状に合った医療機関をご紹介いたします。また、医療において本当に大事なことは「病気を治すのは患者さんご自身」だということ。薬は治っていくのを助けるもの。薬を飲めば良くなると思って暴飲暴食を続けたり、喫煙したり、不規則な生活をしていれば、治るものも治りません。自分で治そうと意識して、ご自身の生活を見直すことも大切です。特に、生活習慣病は生活習慣を改善すればほとんどの場合良くなります。治してもらおうと医師に頼り切るのではなく、ご自分で治そうという意識を持って前向きに医療に取り組んでいただければうれしいです。

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