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佐々木 徳久 院長の独自取材記事

佐々木内科クリニック

(堺市北区/三国ヶ丘駅)

最終更新日:2024/10/15

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック main

堺市にある「佐々木内科クリニック」の看板は、市の地名にもなっている百舌鳥(モズ)が、止まり木にひと休みしている様子をイメージして作られたものだ。そこには、鳥が羽を休めるように、誰もがゆっくりと安らげるクリニックでありたいという佐々木徳久院長の願いが込められている。また、院内は感染症対策を徹底するほか、初診と定期通院とで診察時間と場所を分けるなど、患者が安心して受診できるような取り組みも欠かさない。今回は、日本呼吸器学会呼吸器専門医の資格を持つ専門家ならではの治療方針をはじめ、総合的な内科知識を得た大学時代のこと、新型コロナウイルス感染症対策などについて、佐々木院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2021年9月2日)

苦しむ患者の止まり木のような存在でありたい

医師を志したきっかけは何ですか?

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック1

もとより話し好きなので、人と関わる仕事に就きたいと考えていました。勉強は理数系が得意で、進路を考えるような年齢になった時に、人と関わる仕事なら医師が良いのではないかと思ったのです。それに、子どもの頃に診ていただいていた先生に対する「優しくて気さくな方」という印象が強く残っており、自分もそういうふうになれたらいいなと思ったのが、医師になろうと思ったきっかけです。

防衛医科大学校のご出身ということですが、どのような大学生活でしたか?

全寮制の男子校で1学年70人ほど、朝から晩までずっと一緒です。規律は厳しく、6時に起床して点呼、ラジオ体操・朝礼と続き、それから授業の毎日でした。振り返るととても濃い6年間でしたし、当時の友人はかけがえのない仲間であり一生の宝です。“日本一ハードな医学生”といわれているそうですが、医師になるための勉強が主で、厳しいと感じていなかっただけにユニークな学生生活だったのかもしれません。

開業までの経緯と、大切にしている信念を教えてください。

開業前は堺市の救急病院に10年ほど勤めていました。時間的にはハードでしたが、その分学ぶことも多かったです。ありとあらゆる内科の患者さんが来られたので、幅広くさまざまな疾患を診ることができました。僕は内科全般をしっかりと診察できて、その上で専門性を極めることを信念としています。そうした意味では、多くの患者さんと接することができたのは良い経験でした。その病院に勤めたことで、この地域にお住まいの方々とのご縁ができたという背景もあり、堺市で開業したのです。当時から掲げる理念は、患者さんが「来て良かった」と満足していただけるクリニックであることです。そのためには、納得していただける診療をしなければなりませんし、クリニックを清潔に保つことも常に心がけています。

診療において心がけていることは何ですか?

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック2

痛みのある部分を丁寧に診察するのは当然ですが、質問されたことや病気のことをわかりやすく説明するように心がけています。伝わりにくい場合は繰り返し説明し、不安に思っていることがあればゆっくりお聞きします。患者さんが安心してお話しできることを第一に考え、親しみやすい医師であることをめざしています。また、こちらからクリニック情報を発信することで、患者さんも話しかけやすくなるのではと思い、「とまり木」という院内新聞を作って配布するようにもなりました。院長の私だけでなく、スタッフ一同がおもてなしの精神を大切にしながら患者さんと接しています。

安心して通院できるよう、院内の感染症対策を徹底

先生のご専門を教えてください。

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック3

専門は呼吸器内科ですが、それ以外の疾患も幅広く診察できることが土台になければならないと思っています。僕の大学は、「総合臨床医を養成する」という方針でした。現在は総合診療科というのも一般的になってきましたが、当時は珍しかったのではないでしょうか。ですから、ベースとなる内科全般の診察もとても大切にしています。特に呼吸器疾患はいろいろな病気を併発している患者さんが多いので、内科と専門分野を並行して診ていく必要があるのです。

検査機器も豊富に導入されているのですね。

呼吸機能の検査をするために、大きな病院にあるような先進の呼吸器系の検査機器をそろえています。やはり呼吸器を専門とするクリニックですから、それなりに検査が充実した環境が必要だと思ったのです。喘息やCOPDなどの呼吸器疾患の場合、毎回それらの機器や豊富なツールを使って症状がコントロールできているかを確認します。客観的なデータで状況を示せるため説得力がありますし、治療への意欲を高めるためにも必要ですね。また長引く咳の場合、原因を探る上で検査は重要なアイテムになります。

感染症対策についてはいかがですか?

患者さんが安心して、満足のいく医療を提供できるよう当院は感染症対策にも力を入れています。消毒や換気などの基本的な対策はもちろん、当院ならではの対策にも取り組んでいます。例えば、発熱のある患者さんと定期的に来院されている方との分離を徹底しています。前もってAI問診をしていただくことにより発熱の方の滞在時間をできるだけ短い時間にしたり、待ち時間まで別の場所でお待ちいただけるようにしたりしています。新型コロナウイルスの抗原検査では、ごく初期の症状から診断できる機器を用意しております。また息苦しさを訴えられる患者さんには、パルスオキシメータを使って酸素飽和指数を測ったり、感染後咳が続くという患者さんには、呼吸疾患の問診や検査などを行ったりしております。今後もかかりつけ医としての役割を果たしながら、地域医療に貢献していきたいと考えています。

初診と定期通院とで、診察時間と場所を分けているとも伺いました。

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック4

感染症対策を徹底し、安心して通えるクリニックづくりをしていきたいとの想いから、患者さんによって診察時間と場所を分離するようにもしています。具体的には、基礎疾患をお持ちで定期的に当院に通院されている方と、初診あるいは久しぶりに受診された方とで、診察を分けるというものです。初診・半年以上受診のない方に関しては、あらかじめお電話していだくようお願いしていますが、初診の患者さんを診ていないというわけではありません。まずはお問い合わせいただければ、症状などを聞いた上で来院時間をお伝えするようにしています。呼吸器疾患についても、咳などの症状が半年以上にわたって続いている場合は、きちんと詳細の検査を行うなど、細かい部分にまで注意しながら診察を進めています。

仕事もプライベートも、フルスイングで

今後の抱負を教えてください。

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック5

専門分野である呼吸器疾患の治療を極めたいと思っています。世界中で行われている治験に対し、当院はこれまで積極的に協力してきました。参加しているクリニックは少ないと思いますが、大きな病院だけではなく、今後の治療が少しでも良くなっていくために、開業医もデータを出していくことが必要なのではと思ったのです。最近は講演を頼まれることも多くなりましたね。忙しくなりますが、呼吸器分野を普及させるために、「お役に立てることがあれば」との想いでお引き受けしています。自分自身が成長するためにも常に学び、今後も新しい知識を習得していきたいです。

先生はマラソンやゴルフをなさるそうですね。

50歳を契機に、初心に戻って何かに挑戦したいと思い、苦手だったマラソンにチャレンジしました。50代後半からは、ゴルフにはまり腕を上げるべく、ゴルフ場では1.5ラウンド回り楽しみながら励んでおります。健康維持のためにも時間をつくり、定期的に運動するようにしています。何事もそうですが、人生の後半戦においてできることはしっかりやろうと思っているので、人生フルスイングで進んでいきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

佐々木徳久院長 佐々木内科クリニック6

皆さんに安心して通院していただけるよう、今後も感染症対策に努めながら、ホームページ以外にもSNSを駆使し、最新のクリニック情報をいち早くお届けできるような取り組みも行っていきます。ぜひ活用いただければと思います。また当院のセールスポイントは、患者さんがリラックスしてスタッフ誰とでも気楽に話せることです。日頃から心配なことやお困りの症状がありましたら、気軽にご相談ください。専門性の高い治療を提供できるよう心がけ、できるだけわかりやすい説明をするようにしていますので、少しでも疑問に思うことがあれば遠慮なくお尋ねください。

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