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能美雅才 院長の独自取材記事

能美眼科

(大田区/雪が谷大塚駅)

最終更新日:2021/10/12

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雪が谷大塚駅の賑やかな商店街を歩いていくと、「能美眼科」の大きな看板が見えてくる。1996年にこの場所に開業してからというもの、地域に密着した親密な医療を提供し続けている。2014年8月に待合室部分をリニューアルして拡張し、いくつものソファが並ぶ待合室は、患者がゆったりとくつろげるようになっている。院長を務める能美雅才(ノウミ・マサトシ)先生は、大学を卒業後に父が開業していたこの場所で眼科を開業し、一階が眼科、二階に先生の父が営む皮膚科と泌尿器科があった時代もあるという。ゆったりと優しい口調で「患者を自分の家族と思って診療するように心がけている」と語る能美先生からは、謙虚で温和な人柄が感じられる。そんな能美先生に、開業までの経緯や今後のクリニックの展望をうかがった。

(取材日2014年8月28日)

医師だった父の姿を見て、「人の役に立てる仕事」である医療の道を志すことに

眼科医をめざしたきっかけや先生の子ども時代にについて教えてください。

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私が育ったのは世田谷区で、この大田区には親戚が多く住んでいたので、昔から馴染みのあった場所でもあります。子どもの頃は、どちらかというと大人しい子どもでしたね。父が皮膚科と泌尿器科を開業していたので、そんな父の姿を見て、人の役に立てる職業というのはいいなと思っていました。ですから、小学生くらいの頃から、気づけば医師になろうと考えていました。また、通っていた高校が、クラスメイトの半分くらいが医学部をめざすようなところだったので、自然な流れだったと思います。医学部に入学し、大学時代には、ダイビングやスキー、ウィンドサーフィンなどのスポーツをやっていました。大学時代をエンジョイしていたとは思います(笑)。研修医時代はローテーションでいくつかの科をまわり、神経内科や救急救命センター、麻酔科などで学び、その後、眼科に入局しました。日本医科大学で眼科の専門医を取得後は、昭和大学の薬理学の研究生として博士号を取得しました。そこでは漢方の薬物代謝について研究していました。何度も実験を重ねて、たくさんの試験管を洗い、流しが低かったので腰が痛くなったりしましたね(笑)。研究は楽しかったのですが、大学に残って研究するよりも、一般診療で地域医療に貢献したいと思い、その頃から開業を意識するようになりました。

この場所に開業したきっかけはありますか?

この場所は、もともとは父が開業していた場所で、二階に父が担当する皮膚科と泌尿器科、一階に私が院長を務める眼科を開業していました。勤務医を終えてわたしが開業するにあたり、建物を立て直しました。今は父が亡くなったので、一階の眼科だけとなっています。開業するまでは勤務医だったわけですが、開業すると自分自身で、医院のすべてを見ていく必要がありますので、なかなか難しいこともありましたね。スタッフたちにはいつも、患者さんの視線で動くようにと話をしています。視力が良くない患者さんも多くいらっしゃるので、足元なども危なくないようご案内するよう心掛けています。

この診療所には、どんな患者さんが多いでしょうか?

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近隣にお住まいの方が多く、年齢層は高齢の方が多いですね。白内障や緑内障の方も来ますし、小学生が学校でまぶたをぶつけて来院することもあります。また、視力検査や、最近はコンタクトレンズを希望される方も多くいらっしゃいます。あとは、父の皮膚科に通われていて、この眼科に来てくれるという患者さんもいらっしゃいます。ご家族やご友人同士のご紹介などで来て下さる方も多く、ありがたいですね。

他科とも連携をとり、眼科領域以外に異常がみられる場合はすばやく対応

開業してよかったと思うことはありますか?

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やはり、よい結果が出て患者さんに喜んでもらえることが何よりです。開業したことで、地域の人と密着して関わることができるようになりましたし、診療時間のやりくりも、患者さんの状況に応じて臨機応変に対応できるようになりました。「人の役に立ちたい」という思いで医師になったわけですから、患者さんに喜ばれることが何よりだと感じています。

診療の際に心がけていることはありますか?

診療の時は、患者さんが何を求めてここに来ているのかを考えるようにしています。治療についても、なるべくわかりやすい言葉で説明するようにして、患者さんに納得してもらえるようにと常に考えています。患者さんは、不安な思いを抱えて来院されるわけですから、まずは安心してもらいたいですからね。また、重症例やさらに検査が必要だと判断した場合は、大学病院などの適切な病院に紹介するようにしています。「目の奥が痛い」という患者さんの場合は、眼科的な問題がないかなどの検査をしたのちに、「目以外に原因があるのでは」と判断し、他の科を紹介したところ、副鼻腔炎や片頭痛だったということもしばしばあります。検査した後に、眼科としては問題が無いとしてもそこで終わらずに、必要であれば他科への紹介をすることにしています。眼科以外の疾患の場合で、もう少し早く紹介できていれば何とかなるという場合もありますからね。目だけではなく、患者さん全体の健康をサポートしていきたいと思っています。

印象に残る患者さんはいますか?

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「目がおかしい」と言ってうちに来た患者さんがいました。検査しても特に問題は見当たらなかったのですが、ちょっと気になるところがありましたね。もう一度検査したところ、脳動脈瘤の疑いがあったので、すぐに脳神経外科に紹介して手術したケースがありました。すぐに手術できたので、患者さんは助かったのですが、発見がもう少し遅ければ手遅れになっていたかもしれません。早いうちにフォローできてよかったと思いましたね。また、眼底検査から糖尿病があるとわかるということもしばしばあります。長年眼科医を務めてきて、いろいろな経験があるので、そういった経験が役立っていると思います。

患者に対して、自分の家族だったらどうするかという気持ちで診療を

―先生のプライベートについて教えてください。

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私は、青森県八戸市の病院に月に一度手伝いに言っています。大学病院の時から続いているのですが、地方ではまだまだ医師の人数が足りないのです。飛行機や新幹線に乗って青森まで行くのですが、長い距離を移動することもあって、それがいいリフレッシュにもなっていますね。時間があれば、青森のローカル線に乗っています。列車からの景色をみていると、心が洗われるようです。そんなわけで、日曜日も他の病院の手伝いに行ったり、祝日以外は仕事をしていますね。しかし私は、健康で、仕事ができることが幸せだと感じています。健康な限りは仕事を続けていければと思います。私はお酒も飲めないし、ゴルフもやらないので、本当に仕事人間ですね(笑)。昔からやっている趣味としては、鉄道の切符集めダイビングなどです。

今後の展望を教えてください。

患者さんの立場に立って考えて、しっかりと患者さんの話を聞ける地域のかかりつけ医としてやっていきたいですね。患者さんがもし自分の家族だったらどうするかと考えてやっていけば、自ずと結論が出ると思っています。これは眼科の病気ではないから関係ないという態度ではなく、きちんとしたフォローも大事ですし。また、この地域の小学校、中学校、高校と校医を務めていますので、引き続きやっていきたいと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

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ここで出来る限りの事をして、もし手術が必要な場合などは、他の医療機関に相談したりもできるので、気軽に来院して頂ければと思います。どうしても混んでいて、時間が取れないような場合も、後から時間をとったりできますのでご安心くださいね。また、私の母が高齢で介護をしているので、高齢の方の対応も馴れています。高齢の両親がいる方で、通院先に困っている方など、気軽に来院していただければと思っています。

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