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大森 基弘 院長の独自取材記事

セレブ・デンタルオフィス

(那覇市/小禄駅)

最終更新日:2020/08/14

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那覇市立小禄中学校そば。れんが色のビルの2階にある「セレブ・デンタルオフィス」は、外観こそ年季の入ったビルだが、一歩入ると院内はホテルのラウンジのような高級感ある空間が広がっている。院長の大森基弘先生は、11年前に同院を開業し、以来得意とするインプラント治療をはじめ、保険診療から自費診療まで幅広い診療を提供している。ベテランらしい見た目の貫録からは少しイメージしにくいが、気さくで話しやすい先生だ。そんな大森院長にクリニックの診療や、歯科医師として大切にしていることなどたっぷりと語ってもらった。
(取材日2020年6月10日)

東京で30年診療し、11年前に那覇市で開業

こちらのクリニック、開業はいつですか?

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今から11年前になりますね。僕はもともと神奈川県出身で、ここに来る前は、30年ほど東京で歯科医院を開業していました。沖縄は妻の故郷で、僕自身ももともと沖縄が大好きだったので、いつかはここに住みたいと思っていたんです。そんな矢先、ちょうど良い物件が見つかり、このクリニックを開業することができました。当時は東京の小菅に2つの歯科医院を持っていましたから、土日は沖縄で診療し、平日は東京に戻って診療するという2拠点生活を5年ほど頑張って続けていましたが、さすがに体力的にもきつくなってきたので、8年程前に東京の歯科医院は人に譲り、今は沖縄だけに絞って診療しています。

東京と沖縄の患者さんに違いを感じることはありますか?

どちらかというと、沖縄の人のほうが優しいような気がします(笑)。大らかな人が多いですよね。ただそれとは別に東京に比べて、沖縄の患者さんのほうが審美面に対してはこだわりが強い気がします。例えば東京にいた時は、前歯にかぶせ物を入れた場合でも、大きさや色、形に対する注文をあまり出されたことがなかったのですが、沖縄の患者さんは皆さん「色をもう少し白くしたい」とか、「ちょっと前に出っ張っているみたい」とか、どんどん意見を言ってくださるんですよ。東京と沖縄とで、治療法を変えたわけではないので、どうしてだろうと自分でも不思議なんですけど、こういう地域差は面白いものですね。

クリニック名が印象的ですが、なぜこの名前に?

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インパクトのあるネーミングだと患者さんにも覚えてもらえるかなとこのクリニック名にしました。開業した当初は、お電話などで「お金持ちしか診ていないの?」とか、「審美歯科のクリニックなの?」といったお問い合わせも結構いただきましたが、決してそんなことはありません(笑)。当院は保険診療も扱っていますし、患者さんは近隣にお住まいの方ばかりです。小さいお子さんの治療は行っていませんが、中学生くらいのお子さんから高齢の方まで幅広い年代の方を対象に、虫歯や歯周病の治療、審美歯科、予防歯科などを診療しています。治療としてこれまで多く手がけてきたのは、インプラント治療ですね。あと、「できるだけ痛くない治療を」というご要望も多いです。いずれも当院が力を入れている分野です。

丁寧な説明と、患者の思いに共感し寄り添う治療を実践

クリニックの診療で重視していることは何ですか?

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まずは「患者さんへの丁寧な説明」です。やはりインフォームドコンセントは医療者として手を抜けないところだと考えています。それでなくても歯科というのは、患者さんにとってわかりづらい分野。口腔内でどんなことをされるか患者さんからは見えないですし不安ですよね。例えば今、大きな病院で手術を受ける場合、手術する前に必ず時間をとって医師が詳細に説明してくれますが、あのような姿勢は医科に限らず大事だと考えています。ただ、当院では、僕が治療で手が離せないので、妻が患者さんへの説明やカウンセリングを担当し、ちょっと大がかりな治療になると2時間ほどかけて丁寧に説明しています。妻は歯科医師ではありませんが、僕の治療を横で見たり、歯科の講習会にも必ず2人で出席したりして、歯科の知識を学んできましたので、治療の流れについてしっかり把握していますし、何より女性が相手だと患者さんもいろいろと相談しやすいようです。

注力しているインプラント治療について教えてください。

インプラント治療に関しても、事前の説明やカウンセリングには十分な時間をかけます。費用の話や治療の流れ、インプラント治療の優れたところ、どんなリスクがあるかまですべて話すべきだという考えです。あと、僕自身もインプラントを入れているので、自分の実体験を踏まえた具体的なアドバイスができる点は強みだと思っています。例えば入れ歯を入れていない人が入れ歯治療をしても、患者さんが訴える細かなニュアンスを理解するのには限界があると思うんです。もし患者さんに「インプラントの根っこに食べ物が詰まるんです」と言われても、僕にはそれがどういうことかわかるので「僕はそういう時はこんなふうに歯磨きしてますよ」と、実体験を踏まえたアドバイスができるんです。自分の経験が治療に役立つというのはうれしいものですね。

治療中の痛みについてはどうですか?

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痛みを感じさせない治療をしたいとずっと思ってきました。というのも、僕自身痛いのが大の苦手だからです。歯学部の学生の時、実習で同級生が打った注射がトラウマになるほどあまりに痛くて、以来患者さんには痛みを感じさせない治療をしようと決めたんです。もちろん痛みをゼロにするのは不可能ですが、できる限りの努力をしようといつも思っています。やり方はシンプルなんですよ。極細の注射針を使って麻酔液をできるだけゆっくりと入れていく。それだけ。麻酔液を入れる時間は通常30秒ぐらいですが僕は15分かけています。患者さんも口を開けたままで大変ですが、痛いのとどっちがいいかとなると、やはり皆さん15分我慢するほうを選択するのではないでしょうか。

実践重視。学び続ける意欲を持つことの大切さ

保険診療と自費診療に対するお考えをお聞かせください。

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診療のベースとなるのは保険で行う基本的な治療だと考えています。例えば根管治療の場合、いくらセラミックの高額なかぶせ物をしても、神経を取った歯の根の中の処置、いわゆる基礎工事がきちんとできていなければ意味がありません。歯の寿命はかぶせ物で決まるわけではなく、基礎工事をいかに正しくやるかが大事だと思っています。なので、最初から再治療になるリスクが高そうな場合には自費診療はお勧めしないこともあります。「お金をかけて作ったのに3年しかもたなかった」なんてことになったら気の毒ですから。しかし患者さんが自費診療を希望される場合もあるので、そのへんは相談しながら決めていくという考えです。

患者さんとの意思疎通を大事にされているのですね。

そうですね。以前こんなことがありました。義歯治療を得意とする先生に、ある患者さんが総入れ歯を作ってもらうので見学させてもらったことがあるんです。時間をかけて技術的にも素晴らしい入れ歯が完成したのですが、結局その患者さんはできあがった入れ歯をお使いにならなかった。入れ歯が大き過ぎて食べ物の味がしない、前に使っていた入れ歯のほうがいいとおっしゃるんです。私たち歯科医師からすれば100点をつけるような技術でも、患者さんにとって有益でなければそれは0点の治療でしかないんですね。歯科にはそういう難しさもある。歯科医師として何に重きを置いて治療するか考えさせられましたし、勉強になった出来事でした。

今もなお講習会に熱心に参加されていますが、その原動力は?

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もともと僕は歯科医師だった父の背中を見て、何の躊躇もなくこの道に進んだのですが、大学卒業後2年ほどで、すでに歯科医師という仕事に物足りなさを感じ始めたんです。この先もずっと「削って詰めて」を繰り返しすのかと思ったらなんてつまらないんだろうと。そんなある日、ある先生の治療について書かれた本を読み衝撃を受けました。自分とはまったく違うレベルの歯科医療がそこにあった。「こんな先生みたいになりたい!」と思い、それからです。自分の人生が大きく変わったのは。講習会に出て、実際にその先生の治療を見学し、先進の義歯やインプラント治療を学びました。今も定期的に東京の先生を沖縄にお呼びして先進の治療を見せてもらい、自分の成長の糧にしています。とにかくこの目で実際に見ることが大事。この年齢になっても学び続けることが面白くてしょうがないんです。歯科医師でいる限り、このスタンスは変わらないでしょうね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/19万5000円〜、オールセラミック/8万4000円

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