「明るく元気に」をモットーに
チームで患者に向き合う
いさか整形外科
(吹田市/豊津駅)
最終更新日:2023/09/29
- 保険診療
「心も体も明るく元気に」をモットーに、医師とスタッフとで切れ目のないリハビリテーションに力を注ぐ「いさか整形外科」。多彩なリハビリ機器を備え、施術者のリハビリのみならず、患者自身がリハビリチームの一員として、自発的にリハビリに向き合ってもらえるよう取り組んでいる。今回取材したのは、院長の井阪昭彦先生と理学療法士の入江隆行さん、柔道整復師の中村元武さん。3人の話からは、患者一人ひとりを思う優しさとリハビリへの熱い想いがひしひしと伝わってきた。クリニックのスタッフ全員が一丸となって、患者の早期回復に向けたリハビリの提供をめざしているとか。取材では、その体制や特徴、各スタッフの役割などについて詳しく聞いた。
(取材日2023年3月14日)
目次
医師と理学療法士、柔道整復師で、患者をサポート
- Q貴院の患者層について教えてください。
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A
【井阪院長】小さなお子さんからご高齢の方まで、全年齢層の患者さんが来院されています。若い世代の方では、バレーボールや、バスケットボールをしていて、手指をけがされて来るケースがよく見られます。野球で肩や肘を痛めたり、サッカーで股関節を痛めたりするような、スポーツ外傷も見られます。また、足関節捻挫の方やぶつけて足の指の骨折をされてみえる方が多いですね。中年の方では、四十肩や五十肩、ぎっくり腰が多くみられます。ご高齢の方は加齢に伴い、首、腰や膝に症状が出ているケースが多いです。また、転んで手をついて、手首の骨を骨折される方もよくみえます。
- Qリハビリの体制についてお聞かせください。
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A
【井阪院長】医師と理学療法士5人、柔道整復師5人、リハビリ助手2人でリハビリ体制をとっています。2023年6月以降は、理学療法士は7人体制になる予定です。理学療法士は担当制にしていますが、そうすることで、一人ひとりの患者さんの経過をしっかり診ていけるようにしています。理学療法士の施術がない日には、機器による物理療法を行います。首、腰のけん引器、低周波、レーザーや超音波骨折治療器などリハビリ機器も充実させています。当院ではリハビリを通じて、患者さんに体だけではなく、気持ちの上からも元気になっていただきたいと考えています。
- Q理学療法士の役割について、詳しく教えてください。
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A
【入江さん】患者さん一人あたり週1回、20分もしくは40分の運動療法を行っています。日常生活の復帰を重点に、歩行練習や動作訓練などを行っていきます。患者さんと接する時間が長くなるので、これを生かしてできる限り患者さんの思いやニーズなどを把握するように心がけています。趣味のお話で盛り上がることもありますよ。また、クリニックでの施術だけでなく、家に帰ってからできることを指導させてもらっています。日常生活を送る上で、体の姿勢や習慣に問題がある場合は、これを正していくよう指導したりもします。クリニックに来ている時間より、家にいる時間のほうがはるかに長いので、そこでの取り組みは非常に重要と考えています。
- Q柔道整復師として中村さんが心がけていることはありますか?
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A
【中村さん】当院のモットーである「明るく元気に」を大切に、患者さんとたくさんコミュニケーションを取るよう心がけています。理学療法士と患者さんの病状について情報を共有し、患者さんの些細な変化もフォローできるよう日々努めています。理学療法士と柔道整復師が良いパートナー関係にあるのが、当院の強みではないでしょうか。これからも謙虚さ、配慮を怠ることなく、ありったけの気持ちを込めて、患者さんに向き合っていきたいと思っています。患者さんに寄り添いながら、症状の改善をサポートできるよう全力を注ぎたいです。
- Q患者が自発的にリハビリに取り組めるような工夫はありますか?
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A
【井阪院長】筋力が弱いことにより、骨や関節に負担がかかっている場合があります。そういう方には、ご自宅での筋力トレーニングやストレッチなどをご指導させて貰っています。 【入江さん】患者さんに合った筋力トレーニングやストレッチを宿題として出していきます。ご高齢の方には、わかりやすい説明書をお渡しするなど工夫をしています。自宅でするのが難しいようなことを指示することはありません。患者さんにモチベーションを持って続けていただけるよう、温かくきめ細かいフォローを大切にしています。そして、小さなことでも、達成できたことがあれば、患者さんと一緒に喜びを分かち合っています。