全国のドクター9,186人の想いを取材
クリニック・病院 158,624件の情報を掲載(2024年4月26日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市緑区
  4. 神沢駅
  5. ユウ矯正歯科・小児歯科
  6. 青山 祐紀 院長

青山 祐紀 院長の独自取材記事

ユウ矯正歯科・小児歯科

(名古屋市緑区/神沢駅)

最終更新日:2021/10/12

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科 main

歯科医院らしくない洒落た内装が特徴の「ユウ矯正歯科・小児歯科」は、矯正歯科と小児歯科の2つのみを診療科目として掲げる専門歯科だ。そして、院長を務める青山祐紀先生その人も、いわゆる「歯科医」らしくないざっくばらんな人物と言える。患者とのコミュニケーションを何より大切とし、まるで友人や仲間たちと話すかのように、フランクな対応を心がけているという。明るく、朗らかながらも患者さんのために身を削ることを厭わない熱き医師に、診療のモットーや心構えを語ってもらった。

(取材日2016年6月13日)

剣道に明け暮れるだけでなく文武両道を体現

子どもの頃の夢は海洋学者とお聞きしました。

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科1

ええ、子どもの頃から魚類を飼うのが好きでしたから、魚の学者になりたかったですね。今も、魚や植物が好きです。待合室にもハエトリグサやモウセンゴケが置いてありますよ。もっとも、これは待合室に飾ってある植物に虫除けの薬品を使うと、来院されるお子さんにアレルギーが出る恐れがあるからという理由もありますが。薬品を使わない虫対策として、食虫植物は便利ですよ。魚に関しては、趣味で熱帯魚を飼育しています。魚は餌をくれる人の顔を覚えるんです。非常に頭が良く、興味深い生き物なんです。

では、歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

親族に医療従事者がいましたので、医療職というのが、昔からとても身近にあったからでしょうか。大学卒業後は6年ほど医局に勤め、大学院に進学。大学院では口腔病理学を学びました。医局時代に所属していのは矯正科。専門は矯正、学位は口腔病理学で取得しています。

学生時代で印象に残っている出来事はありますか?

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科2

3歳の頃から剣道を習っておりまして、東海高校では、1991年の愛知県高等学校総合体育大会で個人戦優勝、大学では中部医歯薬剣道大会で個人戦優勝を経験しました。印象に残っているというか、剣道しかしてきませんでしたね。大学の剣道部で顧問を務めていた教授に誘われ、大学院に進学しましたから。剣道は私の学生生活において、本当に大きなウエイトを占めていたんだなと思います。2007年に大学院を卒業して、2008年に日本矯正歯科学会の認定医資格と歯学博士号を取得、2009年に開院しました。

泣く子もしっかり診療、見放すことは絶対にしない

矯正歯科と小児歯科のみを診療しておられますね。なぜ、その二科目なのですか?

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科3

しっかりした診療を行いたいからです。当クリニックでは、私が矯正歯科を受け持ち、妻が小児歯科を担当しています。私も妻も、大学病院でそれぞれ矯正歯科と小児歯科に在籍していました。一般、矯正、小児は、どれも診療の内容や質、方法などが異なりますから。ちなみに、当院の小児歯科に来るお子さんは、ずっと通ってくれる子が多いんですよ。小さいお子さんは、診療中に泣いたり暴れたりすると1回の診療に時間がかかりますよね。当クリニックでは、そういった子でも大歓迎です。2時間でも3時間でもお子さんに付き合いますから。そうすると、お子さんは上手にできるようになるんです。最後には笑顔で帰っていきますよ。

特徴的と言えばクリニックの内装もそうですね、コンセプトはありますか?

とある旅館をモチーフにしています。和を基調としながらも所々に洋風を取り入れ、本当にお洒落な宿だったんです。クリニックを作る際にデザイナーと相談したところ、その雰囲気を取り入れてくれました。院内では間接照明を使い、ガラス張りの待合室と合わせて寛ぎや開放感に浸ってもらえればうれしいですね。診療を待たせてしまう場合でも、それが苦にならないようなクリニックづくりを心がけました。来院される方は女性が多いので、内装のオシャレ感には気を使っていますよ。また、匂いについても同様です。副院長がアロマセラピストの資格を持っていますから、院内では本格的なアロマの香りを楽しんでいただけます。私自身、歯医者独特の雰囲気や匂いが嫌いでしたから、それらを払拭できていると思います。

先生が得意としてしいる技術や、力を注いでいる治療方法はありますか?

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科4

今は、セルフライゲーティングブラケットを使用した矯正に力を注いでいます。従来の矯正器具は、ワイヤーを器具に縛り付けて固定していました。セルフライゲーティングブラケットは、キャップをかぶせるようにしてワイヤーを留めます。縛り付けないことで器具とワイヤーの間に生じる摩擦が少なくなり、ワイヤーに無理な力がかかりません。そのため、従来の器具よりも痛みが少なく、多くの場合で矯正期間が短くなるのが特徴ですね。また、透明で目立たない、マウスピース形状の器具を使う矯正もお勧めしています。診断と治療方針をしっかりと行うことで、歯を動かすことができますので、対応可能な症例であれば、選択肢としてお話ししています。器具が目立たないので、女性からの要望が多いですね。

急患対応を重視する診療方針、全ては患者のために

矯正は、やはり子どもの頃に済ませるのがいいのでしょうか?

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科5

幼いうちからの矯正をお勧めしています。6人がけのベンチに7人座ろうとしている場合、子どものうちならベンチを7人がけにできます。成長発育を利用して、顎の骨を拡大できるからですね。無理をせず、歯を抜かずに矯正できるわけです。大人になると、顎の骨の成長は止まりますから成長コントロールはできません。つまり歯を抜く必要が出てくるわけです。子どもの頃は、骨の成長コントロールができる唯一の時期です。骨の成長発育をコントロールしながら、将来いい永久歯が生える土台作りをしていくのが大切だと思います。反対咬合(受け口)の診断などもあるので、早めに歯並びについて歯科医師に相談して欲しいですね。大人になってからの矯正に意味が無いわけではありません。歯並びが悪いと虫歯や顎関節症にもなりやすいので、審美の意味も含めて矯正をお勧めしています。当院では、顎の関節に負担がかからない成人矯正にも力を入れていますよ。

診療において先生が特に気を配っている点や、モットーは何ですか?

コミュニケーションに重きを置いていますね。「ユウ矯正歯科・小児歯科」に来ること自体を楽しんでほしいと思っています。医師と患者の会話ではなく、個人と個人のお話になるように心がけています。子ども相手なら「学校は楽しい?」や「進級して友達は変わった?」など、ライトな会話をします。もし、話の中で服のサイズが合わなくなった、靴を新しいのに変えたというキーワードがあれば成長発育に注意した診療ができますよね。日常会話には、非常に多くの診療に関するヒントが隠されていると思いますよ。また、歯を抜かない矯正にも細心しています。抜かなくてもいい歯は、抜かないに越したことはありません。何より大切なのは、抜かずに治療できる技術を身に付けていること。当院には、ほかのクリニックでは抜くしかないと言われた方が多くいらっしゃいます。その人たちのためにも、抜かない治療を徹底していますね。

診療方針や、診療に臨む心構えを教えてください。

青山祐紀院長 ユウ矯正歯科・小児歯科6

自分の診療にあぐらをかかないこと。矯正というのは、結果論の部分もあるんです。施術しなくても治ったんじゃないかと言われたら、それは神のみぞ知ること。自分が施術したから良くなったのではなく偶然かもしれない。自分だけが正しいわけじゃないと念頭において診療に臨めば、ミスや間違いは起きにくいはず。こちらの都合でなく、相手に合わせた診療も大切です。矯正というのは急患が多い科目だと思うんです。突然ワイヤーが外れて痛いとか、兄弟喧嘩で装置がずれてしまったなど、突発的な不具合が多々あります。その場合、可能な限り対応するようにしています。それが深夜でも早朝でも、休日や正月でもあってもです。患者さんはつらいだろうし、ただ診ていてるだけというのも歯科医師として苦しいですから。開業したときから、急患には必ず対応しようと思っていました。今もその気持ちは変わっていません。困ったことがあれば、遠慮せずに来てくださいね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access