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かわぐち歯科クリニック

川口 護 院長

160511

阪急北千里駅からバスで10分ほどの「かわぐち歯科クリニック」は閑静ながらスーパーなど充実した住宅街にある。小児歯科に重点をおいていることもあり、幼稚園から小学校低学年の子どもの患者が中心だが、キッズスペースがなく、おもちゃも置いていない。「歯科医院を嫌いにならず、診療室は自分が一番認めてもらえる場所だと感じてもらいたい」という院長のこだわりが生んだスタイル。「小児歯科に保護者への育児支援も望まれる中で、負担が少ない効率的な虫歯予防を」と提唱する川口院長に診察時の工夫や将来の展望を聞いた。
(取材日2017年10月30日)

必要なのはキッズルームではなく、信頼関係

―弧を描くようにカーブした長椅子が壁際にあって、ゆったりした待合室ですね。

人が集まる円形広場のイメージです。当院の患者さんは、7割が15歳以下の小児歯科の対象年齢で、2割がそのご家族、1割が一般の成人という割合で、ご家族3~4人で健診に来られることも珍しくありません。ゆったりと過ごせる空間づくりを心がけました。当院は小児歯科に重点を置くクリニックですが、待合室にはキッズルームを設けていません。必要ないと考えたからです。確かに遊べるスペースがあると楽しいかもしれませんが、かえって診察室との間にギャップをつくってしまい、入る前から診察室は楽しくない場所という印象を与えてしまう恐れがあります。おもちゃも置いていないし、喜びそうな飾り付けもしていませんが、ここに来るのを楽しみにしてくれているんですよ。

―おもちゃがなくても、子どもたちが通院を嫌がらないのはどうしてなのでしょう?

子どもは大人が思う以上に、賢く洞察力があるので、遊ぶところではなく歯を治療する医療機関だとちゃんと認識していますので、痛みがある治療を「痛くない」と噓をついたり、おもちゃでごまかしたりするようなことをしません。子どもの目線の高さに合わせ、幼稚園や学校のことなど話をしながら、信頼関係を深める診療を基本にしています。泣いたり暴れたりする子の場合、保護者や歯科衛生士には一旦外に出てもらって、一対一で向き合い、何のためにきたのか、必要なことは何かをじっくり話します。4、5歳の子なら、治療ができないということは、ほとんどありませんよ。

―治療を嫌がらないどころか、診察室に入るのを楽しみにしている子もいるそうですね。

診察室が子どもにとって一番、面白い場所であることが大切だと思っています。面白いというのは、遊びの意味ではありません。自分が成長できる場所、達成感が得られる場所、自分が認めてもらえる場所だから診察室が好きになるのです。治療で何か新しくできたことがあれば、スタッフみんなで褒めます。褒めるというのは、耳障りのいい言葉でご機嫌を取ることではありません。できるようになったことを認めて「よく頑張ったね」とこちらもうれしいことを伝えます。怒らないといけないときもありますが、それは私ひとりが引き受けるようにしていて、1回の受診の中でできるだけ何か1つは「できた」を持ち帰ってもらい、みんなで褒めるようにしています。できたことを認められると自信につながり、次の新しいステップをめざすようになります。その積み重ねによって子どもは成長していき、治療もやりやすくなるという好循環が生まれるのです。



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