和島 良知 院長の独自取材記事
和島デンタルクリニック
(大阪市生野区/今里駅)
最終更新日:2026/07/06
近鉄大阪線今里駅、改札を出てすぐの場所にある「和島デンタルクリニック」。患者の意見を尊重し、きちんと地道に治療することに重きを置くクリニックだ。2009年の開業以来、院長の和島良知先生が大切にしているのは、目先のことにとらわれず、その人の歯の10年後も見据えて治療すること。治療を通じて患者と一緒に年齢を重ねていく、長いスパンの関係を築いていきたいという。サービス精神旺盛な和島先生に、患者の歯をより良くするための思いについて語ってもらった。
(取材日2017年6月16日)
患者の歯の「10年先」まで責任をもつ診療が信条
この地域にどのような思い入れがあって開業したのですか?

私の奥さんの実家がこの近くなので、27歳で結婚してからずっと、ここから2~3分の場所に住んでいました。以前から毎朝この辺りを通っていて、よく知っていた地域だったんです。ちょうど開業しようとするタイミングでこの場所が空いていたので、気に入っていた町で開院することができました。この地域は老若男女を問わずさまざまな人がいて、外国の方もたくさん住んでいます。外国の方となるべく外国語でコミュニケーションをとろうとするのですが、歯科関連の専門用語もあるので外国語で対応するのは難しく、つい日本語で話してしまいます(笑)。
先生が特に得意とする分野、専門分野はありますか?
私は患者さんの歯をきれいにして差し上げることが好きなんです。虫歯があったら取り去って、口の中をきれいにして帰ってほしいと思っています。以前に勤務していた奈良や心斎橋のクリニックで診療する機会が多かったのは、インプラントや審美歯科などの自費診療でした。クリニックによって得意分野が違うので、今まであちこちで経験してきたことが今も生かされていると感じます。私がその中でも得意なのは、歯内療法という歯の根っこの治療やインプラントです。また、入れ歯についてもかなり経験を積んできました。でも、どの治療もうまくできて当たり前で、患者さんに不利益が及ばない治療が大切です。治療して「はい、終わりです」という無責任なことはできないですし、患者さんの歯の10年先まで考えなければなりません。患者さんも私も一緒に年を取っていくので、目先のことではなく、長いスパンでお付き合いしていきたいと思っています。
患者さんとのコミュニケーションについて、心がけていることがあればお聞かせください。

私の方針は「痛くしない、お待たせしない、できるだけ説明する」ことです。でも、専門知識がない患者さんに専門用語を使って長々と説明しても伝わりませんよね。説明するというのは、何となく話せばいいということではないんです。かといって、優しいだけで正直なコメントがない説明だと意味がありませんよね。時には少し厳しめにお話ししてでも、患者さんの頭に残るような説明が大事だと思っています。でも、私はフレンドリーに何でもしゃべるタイプなので、歯の治療以外のことを話すこともあります。時には、患者さんからお子さんの進路相談を受けることもあったりしますよ。
メリットとデメリットを開示し患者主体で治療を決める
飾らないお人柄で、考えがブレないところが先生の魅力だと感じます。

よく言えばそうかもしれませんが、何かした後で後悔することもあるんですよ。でも、後悔しないと人は成長しないものです。治療も同じで、いつも自問自答しながら、「次はこうしよう」と考えています。だから私は、成功例はあまり信用しないんです。患者さんに対しても同じで、治療のメリットしか言わないのは駄目だと思っています。世間では、よく「自費診療ばかりを勧められるから通院しなくなった」という話も耳にしますが、私は「この医療がいいです。やりましょう」と自分から勧めることはありません。自費診療をいきなり勧めるのではなく、保険診療をベースにしながらメリット・デメリットを伝え、患者さんの希望があれば対応するというスタンスでやっています。
内装にこだわりがあるとか。
クリニックは「街の人気のあるケーキ屋さん」のイメージで、白を基調にした明るい感じにしています。白は汚れが目立つといわれますが、汚れたらきれいにすればいいと思っていますね。だから自分できれいにしようと決めていて、毎朝6時にクリニックに来て、床はもちろんトイレも拭いています。患者さんの口の中をきれいにする立場の人間は、クリニックの中もきれいにできなければいけないと思っているからです。これは開業してからずっと続いている習慣で、一番の自慢かもしれません。院内に歯の形をした時計がありますが、患者さんが作ってくれた物なんです。他にも置き物や植木を持ってきて「先生、使ってよ」と言ってくださる方もいます。とてもうれしいですね。木やブリキのおもちゃなどは自分で買いに行くこともありますね。
予約した患者さんをお待たせしないために、何か工夫していることはありますか?

仕事でも何でも同じで、きちんと一つ一つこなしていけば時間は決まってきます。私は歯科医師になってからずっと、自分の治療にどのくらい時間がかかるか、だいたいの時間を体で覚えています。歯科医師も人間ですから予定がずれて時間が伸びることもありますが、極力そうならないように心がけています。私はせっかちなところがあるというか、診療もテキパキと行うほうかもしれません。ルールにのっとって、無駄なく進めようと決めているんです。患者さんだって、何回も通院するのは嫌だと思うはずです。でも、状況によっては5回以上通院してもらうようなこともあります。10年かけて悪くなった歯をたった数回で治すというのは、どんな歯科医師でも難しいものです。
歯を痛くしないために、早くからの予防をサポートする
先生自身の健康づくりのために、続けていることはありますか?

歯科医師に限ったことではないと思いますが、いい仕事をするためには体力は欠かせないものだと思います。でも、45歳を過ぎると体にガタがきて腰が痛くなったりすることもあるので、日々トレーニングをしています。健康のために診療後は一駅先の鶴橋まで歩いて帰ったり、脳梗塞予防にいいと聞いたので水をたくさん飲んだり、毎日いろいろ気をつけていますよ。私の周りでも、50代前半で脳梗塞になる人がいるので、40歳を過ぎたあたりから自分の体に気を使うようになりました。ちなみに、健康の維持というよりは趣味の範囲ですが、休日にリフレッシュしたい時は海に行きますね。伊勢や四国などにも足を伸ばしてサーフィンを楽しんでいます。1人で行くこともあれば友人と一緒に行くこともあり、いい気分転換になっています。
歯が悪くなり痛くなるのを避けるために、患者さんにアドバイスはありますか?
痛い時は痛い、これは仕方ないものです。だから、悪くなる前や痛くなる前に来てもらって、早いうちに悪いところを発見する。予防が第一です。そのためには小さい時から、歯の汚れがない状態からクリーニングして成長していくのが理想です。患者さんにはそうアドバイスしていますし、そうでないと意味がありません。以前、子どもの虫歯を防ぐためにチョコレートを食べさせないというご家庭がありました。でも、そうすれば友達の家で隠れて食べてしまうと思います。それなら最初から食べたい物は食べて、歯をきちんと磨けばいいんです。勉強する時はする、遊ぶ時は遊ぶ、とメリハリをつけるのと同じです。子どものうちは本人に歯磨きの習慣をつけて、親が仕上げ磨きをしてあげるといった予防が大切です。
最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

高齢になってからも自分の歯でご飯を食べるためには、いいクリニックを選んで、早いうちからメンテナンスすることです。一昔前までは、「口の中の掃除だけでいいので、また来てください」と言ってくれるようなクリニックは多くありませんでした。それが今ではどのクリニックにも優れたシステム・機械がそろっていて、歯のメンテナンスに通うのが当たり前の時代になりました。若い先生も含めて優秀な歯科医師が増えて、治療のレベルが上がったように思います。そうしないと歯科医院もやっていけないのでしょう。その点、今の患者さんは恵まれていると思いますね。私は、患者さんに気持ち良く笑ってほしいんです。患者さんに喜んでもらって、笑ってもらえればいいと思っていますし、今後もそんな診療を続けていきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント/46万2000円~、床矯正/5万5000円~、ホワイトニング/3万3000円~

