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大竹 利彦 院長の独自取材記事

刈谷ステーション歯科

(刈谷市/刈谷駅)

最終更新日:2023/04/25

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科 main

刈谷駅から徒歩2分、駅から直結している商業施設の2階にある「刈谷ステーション歯科」。刈谷市という土地柄と駅直結のアクセスにより、子どもから高齢者、学生から社会人など幅広い層の患者が訪れる歯科医院である。優しさと清潔感にあふれる院内は、歯科医院特有の緊張感を軽減。ゆったりとリラックスできる環境が整っている。大竹利彦院長の専門は保存修復学。できるだけ歯を抜かずに維持し、機能させていくことを目的とする歯科医療の専門家であり、セカンドオピニオンとして訪れる患者も多いのだとか。「自分の歯で噛み続けられる幸せな人生をサポートしたい」と熱く語る大竹院長にクリニックの特徴や診療時の心がけなどについて話を聞いた。

(取材日2022年9月1日)

できるだけ歯を抜かずに、笑って噛み続けられる人生を

クリニックの歴史や患者層の特徴を教えてください。

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科1

2009年に開業し、今年で14年目になります。開業したきっかけはある患者さまの一言です。「歯科医院は怖いものというイメージで、ずっと治療を避けてきたので、ひどい歯にしてしまいました……」。この言葉を聞いた時、「このような方をこれから一人も出したくない!」と思い、開業を決意しました。さまざまな企業が集まる地域の駅直結である立地と、近隣の保育園の嘱託歯科医をしていたことから、開業当初はそういった会社勤めの方や子どもさんが多かったですね。そこから次第に、患者さん同士のご紹介などにより、ご高齢の方やご家族連れでの来院も増えました。現在はファミリーや会社勤めの方、お子さんからご高齢の方まで幅広い方に来院いただいています。おかげさまで、かかりつけ医として定着できているようで、うれしく思っています。

貴院のコンセプトや先生の専門分野を教えてください。

多くの方にとって歯科医院というのは足を運びにくい場所であると思いますので、コンセプトは「不安や不満を抱かず、安心して通っていただける歯科医院」です。私の専門は保存修復学。できるだけ歯を抜くことなく、維持・保存していくことを目的とした歯科の一分野です。その中でも特に、最小限しか削らず、神経を取らないように進める治療を得意としています。現在はさまざまな治療方法がありますが、自分の歯に勝るものはありません。例えば食感。食感とは噛んだ刺激が脳に伝わること。神経を取ることで、この食感は大きく変わってしまい、食事の楽しみが減ってしまうことにもつながる場合があります。だからこそ一般的には歯を抜くのがいいと考えられるようなケースでも、できるだけ歯や神経を残したいんです。いつまでも笑って噛めるようなお口の環境を維持できるよう、サポートさせていただきたいと思っています。

貴院の診療の特色は?

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科2

患者さんが口を開き、歯科医師が治療を進めていく、という流れで進めていく中で、「説明、納得、同意」を大切にしています。ご自身のお口がどのような状況で、だからこの治療によって守ることができる、ということを理解していただきたい。そのため術前・術後だけでなく、術中も写真を撮り、患者さんに見ていただきながらご説明をしています。ご自身のお口の中の状況が理解できると、治療に納得感が生まれますし、患者さんの歯科意識も高まると思うのです。ひいては生涯のお口の健康にもつなげられるでしょう。また、治療にかかる時間を「今日は15分」などと、あらかじめお伝えしています。終わりが見えないと「いつまで削るの?」と不安が生じるでしょうし、長時間、口を開いたままでいるのは苦しいものですからね。患者さんの不安を少しでも減らせるように努めています。

歯を残すためにセカンドオピニオンの役割にも注力

そもそも先生が歯科医師をめざしたきっかけは?

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科3

父は歯科医師でしたが、私は小さな頃から料理人に憧れていましたので、「歯科医師にはならない」と決めていました。父は蒲郡市の実家で開業しており、祖父は補綴物を作る歯科技工士でした。両親が忙しいこともあり、私は「お爺ちゃんっ子」で祖父のいる技工室が遊び場でしたね。高校時代のある日、学校から帰宅すると祖父が亡くなっていました。大好きだった祖父の死に大変なショックを受けていた時、父から「お前が歯医者になるのを見てから死にたかったそうだ」と伝えられた瞬間に、歯科医師をめざすことを決意しました。ただ、後年父とお酒を酌み交わしていた時に、「あの言葉はうそだよ」と聞かされ、まんまと騙されたことにショックを受けたのを覚えています。しかし今は患者さんから「ありがとう」と言われる仕事を誇りに思いますし、あの時にうそを言ってくれた父にも感謝しています。

歯科医師としてのモットーや意識していることは?

私の専門である歯を保存すること。いつまでもご自身の歯で、噛み続けられる人生をサポートしていきたいですね。当院には「レントゲン検査をしてインプラント治療を勧められたが、その治療の選択肢以外に何か方法があるのか」など、セカンドオピニオンとして来院される患者さんもいらっしゃいます。当院では、最優先すべきを「歯を保存すること」としていますので、歯を残すための治療を模索してご提案させていただいています。その結果、ご相談いただく患者さんたちのケースでは、歯を抜かずに残す方法を考えてご提案させていただくことも多いですね。また、保険診療・自費診療を問わず、患者さんが求めている範囲内で、最大限の結果が出せるように診療を進めていきます。患者さんによって価値観やゴールは違いますので、あくまでも決めるのはご本人。治療方法を歯科医師が押しつけてはいけないと思っています。

診療の際に心がけていることは?

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科4

やはり礼節ですね。特に初対面の際には、マスクを取って、患者さんを見てごあいさつすることです。コロナ禍によって今はマスクをしたままでないといけませんが、このような所作は忘れてはならないと思っています。また、身だしなみや清潔感にもこだわっています。「今からこの人に診療してもらうんだ」という時に、不潔な恰好では、患者さんに不快感や不安を与えてしまうことになりかねません。自分で言うのもなんですが、院内も13年たった割にはきれいだと思いますよ。普段からこまめに掃除してくれるスタッフや、細かな箇所まで行き届いたサービスを提供してくれる清掃業者さんのおかげです。院長室はとてもお見せできませんけどね(笑)。

歯科医師もスタッフも「信頼」される存在に

歯科医師として喜びを感じる時は?

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科5

日頃感じているのは「前回の治療後どうでした?」と聞いた時です。その時の患者さんのお返事で、治療に満足していただいていることがわかると、うれしいというよりもほっとしますね。例えば患者さんによっては、若い方でもほぼすべての歯がボロボロの状態で、他の歯科医院で「全部の歯を抜き、インプラントもしくは入れ歯しかない」と言われてから、当院にいらっしゃる方もいます。このような重度の患者さんの場合、途中で治療を止めてしまうケースも多いのですが、治療を最後まで続けられたりすると、とてもうれしくなります。そのときに「先生だから頑張れた」などと言ってもらえたら、自分のやってきたものが認められた気持ちにもなりますし、今後の励みになりますよね。

スタッフと患者さんの関係も良好だそうですね。

開業時から勤めてくれているスタッフが4人おり、なんでも相談できるし信頼しています。当院はお仕事帰りにいらっしゃる患者さんも多いので20時まで診療していますが、皆よく働いてくれていますよ。教育はスタッフ同士に任せています。これは勤務医時代の中間管理職が長かった経験からでもあります。患者さんというのは院内の雰囲気を敏感に感じ取るものですので、来院者が増え続けているのはスタッフの努力の賜物です。実際に「いつ来ても一緒のスタッフで安心」とよく患者さんに言ってもらえます。スタッフには、ただただ感謝しかありませんね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

大竹利彦院長 刈谷ステーション歯科6

一人ひとりの患者さんに寄り添った丁寧な診療を心がけ、「あそこに行けば大丈夫」と信頼される歯科医院をめざしています。この冬にはコンピュータ制御により歯の修復物を設計・製作していくシステムを導入する予定です。保険診療でも製作できる範囲が広がっていますので、「保険診療で歯を白くしたい」といった方のお役にも立てると思います。また、当院には子どもさんから高齢まで幅広い年代の方に来院いただいています。少しでもお口の悩みがあれば、まずは気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミッククラウン/10万円~、ホワイトニング/2万9000円~

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