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殿塚 量平 院長の独自取材記事

とのつか齒科

(大田区/洗足池駅)

最終更新日:2024/01/15

殿塚量平院長 とのつか齒科 main

駅からほど近い静かな住宅街に位置する「とのつか齒科」。一見、歯科クリニックには見えない、白く美しい外観が印象的だ。デザイン性と機能性に優れた院内には、先端の診療機器や検査機器が完備され、質の高い診療環境が整えられている。殿塚量平院長は歯周病、噛み合わせ、顎関節などの問題が組み合わさった複雑な症例の治療を得意とし、同院には遠方からも殿塚院長を頼って多数の患者が訪れている。診療においては、「治療に必要なステップを一つ一つしっかり行うことを大事にしている」と話す殿塚院長。常に学びの姿勢で仲間と勉強会などを行い、知識や技術力の向上にも力を入れている。日々忙しく過ごしている殿塚院長に歯科医院の診療や得意な治療、プライベートのことなどについてたっぷりと聞いた。

(再取材日2023年7月13日)

患者が主役、配慮あふれる歯科医院

とてもきれいな歯科医院ですね。内装でこだわった点を教えてください。

殿塚量平院長 とのつか齒科1

設計事務所のデザイナーさんにお願いをし、天井を高くして空間を広く取り、診療機器を使いやすくするなど、私の希望を生かした造りにしてもらいました。患者さんの中には、北海道などの遠方や大学病院からの紹介でお越しくださる方もいるので、当院に来て良かったと思ってもらえる環境や設備を整えています。トイレは男女別にして女性用はお化粧直しをしやすいような配慮をしました。また、院内には歯科技工室や研修室もあります。当院には歯科技工士が常駐しているので、入れ歯やかぶせ物の作製もスムーズに行えます。研修室では、それぞれの歯科医院で働く歯科医師や歯科技工士が数十人集まって、定期勉強会や症例検討会を行ったりしています。こちらに移転して13年ほどたちますがスタッフたちがいつもきれいに保ってくれています。なので院内は開院当時と変わらない清潔でスッキリとした雰囲気です。スタッフには感謝しています。

診察室にも患者さんへの配慮があるんですね。

プライバシーに配慮し、一つ一つの診察台はスペースを広く取りました。天井を高くし、診察台の周りのスペースを広く取ることで、圧迫感を減らして患者さんの緊張を少しでも和らげればと思っています。診察台は3つあり、1つはオペが可能な個室になっています。普段は見通しを良くするために個室には窓を設けているのですが、オペを行う際は外から見えないようにすりガラスに切り替える機能を導入しています。もちろん、治療に使う道具にもこだわっています。驚かれることもあるんですが、保険適用の治療の範囲でも必要だと思えばマイクロスコープを使って治療に臨みます。本当に患者さんのことを考えたら妥協はできないんです。患者さんに提供する治療がより良いものになるなら設備への投資は一切惜しみません。

治療で心がけていることは何ですか?

殿塚量平院長 とのつか齒科2

治療の際は、自分の身内にも同じ治療をするだろうかといつも考えます。時間とお金を使い治療を受けるのは患者さんなので、こちらの考えを押しつけないように、患者さんが主役であることを常に忘れないようにしています。とはいえ、口の中全体を治すような大がかりな治療を行う際は、私が思うベストなプランを提示します。それから、患者さんと話をして治療内容や期間、費用など、患者さんの可能な範囲に調整します。こうすることで患者さんが納得した形で治療に臨めると考えています。また、治療後のメンテナンスも大切です。痛くもないのに歯科医院に通って掃除をするのは大変です。なので、ご自身に自分の歯の状態をきちんと知ってもらい、メンテナンスに対するモチベーションを上げられるよう、心がけています。

多くの仲間と確かな技術で患者を助けるために

こちらではどのような診療をしているのですか?

殿塚量平院長 とのつか齒科3

虫歯や歯周病、歯槽膿漏で歯がなくなってしまった方など、患者さんの症状に合わせた治療を行っています。治療の段階に10個のステップがあるとしたら、一つ一つを丁寧に進むようにしていますし、1つのステップ、例えば、歯を削るにしても、私自身、トレーニングをしっかり積んできたという自負があります。日本で手術の勉強というと、動物の骨や模型を使って行うことも多いのですが、より実践に近い本格的なトレーニングに参加するためにアメリカに留学し、訓練しました。それらの経験が、技術力となり、日々の診療に生かされていると思います。

先生が得意とする治療はどのようなものですか?

殿塚量平院長 とのつか齒科4

私が得意とするのは、歯槽膿漏で、歯が欠損していて、顎の噛み合わせもおかしくなっているなど、すべてに手を入れないといけない治療です。治すところが多いと、ある部分を治したら別の場所が悪くなることもあるので、しっかりとした治療計画を立て、トータルにマネジメントします。私はどんな治療も行いますが、専門性の高い歯列矯正は矯正専門の先生に任せた方がいいと考えています。しかし、ただ矯正の部分を任せるのでは、お互いのイメージがかみ合わないこともあります。私には、矯正専門のパートナーがいて、彼とディスカッションをしながら治療方法を決めたり、実際の治療を行っています。一般の歯科医師と矯正専門の歯科医師が協力することで、複雑な治療も可能になります。そこには両者の意思統一が大事です。

スタッフの方との連携を大切にしてらっしゃるんですね。

そうですね。例えば、インプラント治療では骨の形がすごく大切です。そういった治療を行う際はCTで撮影したお口の状態をモニターに表示して、歯科技工士とディスカッションをします。私をはじめとして、歯科衛生士、歯科技工士、患者さんのお口に直接関わらせていただくスタッフ全員で、プランに則ってお口のマネジメントをしていくイメージです。特に当院には歯科技工室が院内にあることでかなり密に連携が取れています。歯科技工室を院内に備えつけているクリニックは珍しいと思います。院内で対応できない難症例ですと、私が信頼している歯科技工士の方に外注することもあります。もう20年以上も付き合いがある方で、私の前歯も彼に頼んで被せ物を作っていただいたんですよ。信頼関係がある仲間と一丸となり、連携をすることで患者さんに質の高い治療が提供できると考えます。

どんな症状でも妥協しない治療を患者に提供する

先生は、一度一般企業での勤務経験を積んだのちに歯科医師になられたそうですね。

殿塚量平院長 とのつか齒科5

私は、子どもの頃から手先を使って物を作ることや機械に触れることが好きで、学校を卒業した後は、自動車関連の会社に勤め、レーシングカーを作っていました。しかし、仕事中、試運転で大ケガをしてしまい、両親に心配され、私自身も改めて仕事について考えました。その結果、やっぱり医療系の仕事に就こうと思ったのです。「やっぱり」というのは、父が耳鼻科の医師でしたから、医療に対して何らかの思いが自分にあったのだと思います。大学の歯学部に入ったのは24歳の時。その後、大学病院に勤めながら経験を積んでいきました。学びを深めていくとさらなる疑問が湧きましたが、本や雑誌を読み漁る時間はない。そこで、自分が足りないと思う知識を持つ専門の先生と一緒に勉強をし、知識を得ました。34歳で開業したので目標からは1年遅れてしまいましたが、学びながら多くの仲間を得たのは、私の大きな財産になっています。

プライベートはどのように過ごしていますか?

カメラが好きなので、風景写真などいろいろなものを撮っています。最近は釣りにハマっています。船に乗って各地の海に行き、大きな魚が釣れた際には記念写真を撮ってもらったりするんですよ。その他にも趣味はありますが、家族と過ごす時間も大切にしています。子どもたちが幼い頃は息子と一緒にスキーに行ったり、歯科医院に娘が顔を出してくれたりしてました。今は息子が成人し、娘が高校1年生です。大きくなって遊んだりすることこそ少なくなりましたが一緒に食事をしに行ったり家族仲は良好です。

読者へのメッセージをお願いします。

殿塚量平院長 とのつか齒科6

骨がないからインプラントができない等、他の歯科医院で手に負えないと言われた方でも、当院に来ていただければ、何かできることがあるかもしれません。私を知っている歯科医院の先生ですと、患者さんを連れていらして、当院で手術を行うこともあります。複雑な症状の患者さんの受け入れを行う一方、ちょっとした初期の虫歯も一生懸命治療しています。どんな治療であれ、患者さんのご要望をしっかりと聞き、また私も歯科医師としてしっかりとアドバイスをしながら、最良の治療を行っていきたいと考えています。歯についてお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正/16万5000円〜、ワイヤー矯正/88万円〜、マウスピース型装置を用いた矯正/110万円~、インプラント治療/49万5000円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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