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長門 一 院長、長門 昌代 副院長の独自取材記事

ながと皮膚科クリニック

(船橋市/船橋日大前駅)

最終更新日:2021/10/12

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック main

船橋日大前駅から徒歩4分の場所にある「ながと皮膚科クリニック」。長門一院長と長門昌代副院長の夫婦が医師を務めるクリニックだ。駅からは洋館風に整備された街並みが続き、多くの住宅地が並ぶ。「開業当初は住宅も少なかったのですが、街の雰囲気やお住まいの皆さんの人柄がとても温かく、これから発展していく街だと感じました」という予感どおり、今ではたくさんの住宅とマンションが並び、活気あふれる住宅街だ。同院では、互いに意見を出し合いながら、患者のためによりよい医療の提供を考えている。今回はそんな2人に、治療のことや患者への想い、理想のクリニック像までじっくり聞いた。

(取材日2016年7月21日)

一般皮膚科から美容皮膚科、形成外科の手術まで対応

治療の特徴をお教えください。

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック1

【院長】一般皮膚科と小児皮膚科、形成外科での簡単な手術を私が担当しています。当院は住宅街の一角にありますから、お子さん連れの若いご家族が多くご来院されています。お子さんのアトピーやいぼなどの皮膚科疾患の治療、傷口の縫合手術などが多いですね。私自身、3人の子を持つ親ですから、怖がらせないような接し方には気をつけていますし、親御さんのご不安を取り除くためのフォローも大切にしています。他にも、一般的なアレルギー治療や巻き爪の矯正治療、AGA治療などの皮膚科領域。そして、ほくろ切除や軽度の皮膚がんの手術などにも対応しています。

昌代先生のご専門は?

【副院長】美容皮膚科を担当しています。当院では、まずは患者さん一人ひとりに合った洗顔やスキンケアで、健康なお肌づくりに取り組んでいただきたいと考えています。基礎となるスキンケアを丁寧に行いながら、足りない部分やご要望があって初めて、注射などを使った治療を行っていくのです。当院ではスタッフも美容について学んでおり、クリニック全体で患者さんをサポートしています。勤務医時代、病気ではないけれどお肌のお悩みを抱えてふさぎ込んでしまっている患者さんをたくさん診てきました。その方たちを通して、お肌トラブルが解決することで日常生活に潤いやゆとりが出るのだと実感。患者さんの身近で美容をアドバイスしていける存在になりたいと考え、当院でも美容皮膚科を取り入れたのです。

診療の際に気をつけていることは何ですか?

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック2

【院長】皮膚科は、目で見るだけでなく実際に触って症状を確かめる触診が大切です。赤ちゃんだから弱いお薬を出すなどと決めつけるのではなく、しっかりと触診することで、患者さん一人ひとりにより適切な治療法を導き出しています。また、私たちにとっては見慣れた病気であっても、患者さんにとってははじめての病気。病気についてご理解いただくために、私が作成した、それぞれの病気についてのオリジナルのリーフレットをお渡しして、丁寧にご説明しています。
【副院長】患者さんのめざす理想と私の治療方針を一致させて、常に同じゴールを見つめて治療を続けていくことが大切だと思っています。患者さんが途中でゴールを見失わずに、しっかりと治療の取捨選択ができるようにサポートしていくことが私の役目。ご説明も、まずは全体像をお話しし、その後も都度必要なことを丁寧にご説明しながら進めています。

これからは、地域患者への恩返しをしていきたい

皮膚科の医師を志したきっかけは?

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック3

【院長】私は元々医学に興味があり、学者をめざし医学部に入学しました。しかし、病院実習などを通して実際に患者さんに触れていく中で、臨床が大好きに。患者さんが目に見えて治療の効果を実感できることや、全身疾患まで察知することのできる皮膚科に惹かれ、皮膚科の医師の道を選びました。
【副院長】父が歯科医師だったこともあり、幼い頃から医療に携わりたいと考えていました。皮膚科は狭い範囲だから浅いのかと思うと、決してそうではなく、全身に関わるとても深い領域なのだと感じました。私は病理学も好きだったので、病理診断ができる皮膚科に惹かれたという理由もあります。学生時代、非常に尊敬する先生の病理学教室で学ばせていただいたことも、皮膚科の医師としての土台になっています。

勤務医時代の印象的なエピソードはありますか?

【院長】医師になった頃、恩師に「夢中になりすぎて周りが見えなくならないように」と言われました。そこで、時には俯瞰して考えることも、患者さんのためになるのだと学びました。そうして勤務医を続けていく中で、生後6ヵ月でやけどを負い、その後何度も手術を受けている子に出会いました。一緒に治療に取り組み、患者さんとその家族と喜びなどを共感できたとき、医師をしていて良かったと心から実感しました。
【副院長】麻酔科研修で大学病院に勤務していた頃に、手術前の麻酔がきくまでの間、患者さんの手を握っていたことがありました。無事手術が終わってから、「手を握ってくれていたから安心できた」と感謝していただけて。その時に、私たちにとって手術室は日常だけれど、患者さんにとっては一生に一度あるかないかの大きな出来事であると実感しました。

開業から今までを振り返ってみていかがですか?

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック4

【院長】2人で開業できたことで、治療においてもクリニックづくりにおいても、足りない部分を補い合うことができています。患者さんにとって何が最善かを一緒に考えながら、より良い方向へ進んでいけていますね。開業して7年がたつと、最初は赤ちゃんだったお子さんが小学生になり、兄弟を連れて来てくれたりする。そんな身近な関係が、地域医療に貢献できていると実感させてくれます。
【副院長】開業当初は、私たちもスタッフも右も左もわからない状態で。患者さんの誘導や書類づくりなどの細かいところから四苦八苦していました。それを一つ一つ乗り越えていき、7年たってようやく基盤が築かれたと感じています。これからいよいよ、患者さんのためのクリニックとして発展させていこうというところ。これまで見守ってくださった地域患者さんに、精一杯恩返ししていきたいですね。

皮膚のことだけでなく、子育て相談だってしてほしい

皮膚科の医師としてのやりがいは?

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック5

【院長】当院には、赤ちゃんのアトピーでお悩みの方が多くいらっしゃいます。お母さんは、はじめは「一生治らないのではないか」と不安でいっぱい。そんなお母さんを励ましながら治療を続けていくうちに「こんな肌になりました」と、赤ちゃんのお肌を触らせてくださるようになる。そんな時、お母さんと赤ちゃんのこれからの生活を想像し、感激してしまいますね。
【副院長】多くの患者さんは、これまで独学でいろいろとお試しになってきたけれど、なかなかお肌がきれいにならなかったと落ち込んでいらっしゃるのです。そんな患者さんに私たちのフォローアップでスキンケアを頑張っていただき、見違えるような効果が出て、喜んでいただくのが理想です。

今後めざす、理想のクリニック像は?

【院長】皮膚のお悩みはもちろんですが、お子さんが生まれたばかりでご不安なお母さんにとっては子育ての相談までできるような場所でありたいと考えています。またこの地域は、若いご家族だけでなく、老健施設も多くあります。幅広い年齢層、そしてさまざまなお悩みをお持ちの患者さん方にとって、気軽に頼っていただけるようなクリニックをめざしています。
【副院長】美容皮膚科は身構えてしまいがちで、費用がかかるというイメージもあるかと思います。しかし当院では、まずはご相談だけでも構いませんし、無用な治療をお勧めすることもございません。病気ではないけれど、お肌のお悩みを解決したいという患者さんにとって、心の拠り所になっていければうれしいですね。

最後に、先生方のリフレッシュ法は?

長門一院長、長門昌代副院長 ながと皮膚科クリニック6

【院長】わが家には、3人の女の子がいます。休日は、ほとんどの時間を家族と一緒に過ごしていますね。カラーブロックでロボットを作ったり、いろいろなものを引っ張り出してきて実験をしてみたり。漫画よりも物の仕組みの本を読むことが好きな子たちで、理系人間の私とも趣味が合うんです。気付くと、子どもと一緒になって夢中で遊んでしまっていますね。
【副院長】私も、子どもと一緒に刺繍をしたり、ピアノを弾いたりしています。私の趣味と子どもの興味が重なることを探し、巻き込んでしまうんです。わが家はゲームやテレビといった子どもだけで楽しむ娯楽が盛んではないので、自然に家族で共通の趣味を持てるのかもしれませんね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

巻き爪の矯正治療/1本 1万1000円
AGA治療/初診料 5500円
美容皮膚科/初診料 3300円、ボツリヌストキシン製剤注射:眉間 3万9600円
※詳細はクリニックにお問い合わせください。

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