全国のドクター9,011人の想いを取材
クリニック・病院 161,457件の情報を掲載(2020年2月27日現在)

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市此花区
  4. ユニバーサルシティ駅
  5. HABAクリニック
  6. 八幡 曉直 院長

八幡 曉直 院長の独自取材記事

HABAクリニック

(大阪市此花区/ユニバーサルシティ駅)

最終更新日:2019/08/28

159915

大阪ベイエリア、観光客でにぎわうユニバーサルシティ駅から徒歩1分の所にある「HABAクリニック」。さまざまな病気に対応しており、院長の八幡曉直(はば・あきなお)先生は、大学病院や救急病院などで医療に携わってきたベテラン。幅広い患者層の、日常の些細な症状に関する相談にも耳を傾けてくれる。オレンジを基調にした温かい雰囲気の待合室、家族が一緒に入れるようにと広めに造られた診察室、すっきりと片付いた院内、ストレスなく時間を過ごせるよう配慮がなされている。西洋医学だけではなく、漢方にも造詣が深い院長に、医療に関する思いを聞いた。
(取材日2017年10月26日)

地域に密着したかかりつけ医として、幅広い診療に対応

開院するにあたってユニバーサルシティを選んだ理由はなんですか?

1

まずは、新しい街だったということです。私が開業した当初は、今ほどは建物もありませんでしたし、産声をあげた街という感じだったんです。「自分がもうひと成長したい」と思ったのが開業のきっかけだったんです。こう見えて寂しがりやなので(笑)、誰かと一緒に成長したいという思いがありました。その時に、生まれたばかりでこれから成長を続けていく街として、ここが目に留まったんです。今から新たにいろんな人が住むためにやってくる場所。ここなら私という存在を求めてくれるのではと思い、実際に訪れてみて「この街と一緒に年を重ねてみたいな」と思ったことが最初のきっかけです。

患者さんはどんな方がいらっしゃるのでしょうか?

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大半はこの辺りにお住まいの方で、当院は地域密着型のクリニックなんです。始めた当初は旅行者の方が多くいらっしゃると思っていたんですが、思いの外、この辺りに帰ってこられる方、お住まいの方が多いんです。もちろん、旅行中の体調不良でいらっしゃる方もいらっしゃいます。ですが、イメージよりもずっと普通で、本当に街の「かかりつけ医」といった感じなんです。周辺にお勤めの方がいらっしゃることも多いんですよ。

幅広い症状に対応していらっしゃるんですね。

2

コンセプトは私の名字がハバという珍しい名字なので、それにかけて「はば広く」なんです。ですから、まずはどんな症状でも相談に来てくださいというスタンスなんです。実際に拝見して、私の対応できる範囲でしたら診させていただきますし、これは難しいという場合は信頼できる先生に紹介させていただいています。相談に来ていただければ、ご紹介も含めてできる範囲での対応をさせていただいています。今、「かかりつけ医」ということがよく言われていますが、まさにそのようなクリニックです。

漢方の正しい知識を広げたい

漢方を使用されているそうですが、漢方との出会いを教えてください。

3

大学時代に中国拳法をやっていたので、ケガをした時に漢方を使う機会が多かったんです。最初は「本当に効果があるのかな?」なんて思っていたんですけども、実際に症状が改善する体験をしたことがありました。その後、卒業してからは長く離れていたんですが、勤務医だった30代前半に五十肩になったんです。これがまったく腕が上がらなくてつらく、仕事にも支障があるということで、どうしようかと思っていた時に再び漢方に出会ったんです。実際に効果を体験したので、そこから真剣に学ぶことにしました。それから、さまざまなセミナーで学ばせていただき、今のスタイルにつながっています。

こちらのクリニックの特徴は、やはり漢方ということになるのでしょうか?

開業医として診療していく中で、何かカラーは作りたいと思っていました。漢方はうちのクリニックの特徴の一つかもしれません。ただし、漢方しか処方しないわけではありません。西洋薬も使いますよ。患者さんの希望に合わせて使っていく形なんです。「漢方もいかがですか?」といったスタンスです。しかし、最近ではホームページを見て来てくださった方が「漢方でなんとかしてください」とおっしゃることも多いです。そんな時には「漢方は魔法の薬ではありません。普通の薬なので、勝手な服用をしていると副作用がある」ということはしっかり伝えています。漢方に過剰に期待されている方には、その辺りをきちんとご説明することが必要です。

漢方に関する世間のイメージと、実際の差を感じることはありますか?

4

漢方というと、自然のもので作られているから「長く飲み続けても、たくさん飲んでも副作用がない」と思っている方って多いんです。でも実際には物によりけりなんです。例えばですが、1週間以上続けて飲むと下痢をするようなものもあります。即効性があるものもあれば、年単位で飲まないと効果が現れにくいものもあります。同じ症状であっても、体質によって使用する薬は異なります。ドラッグストアなどで購入もできますが、自己判断で長期にわたって服用することは避けてもらいたいです。ですから、漢方を使用するにあたってきちんと説明して、そういったギャップを埋めるための正確な知識を広げていくことも私の仕事の一つだと思っています。

「なんとかしてくれる」という安心を提供したい

診療に対して気をつけていることはありますか?

5

風邪だからといって「はい風邪です」と薬を渡して終わりという診療をしないということでしょうか。特に漢方治療では、患者さんのほうでうまく表現できていないような症状まで、引き出して聞いていくことが大切です。そのためのコミュニケーションを大切にしていますね。お聞きしていくと、症状とは別の場所に原因があることは多いのです。例えば、頭痛がずっと治らないという方のお話を聞いていくと、原因がスマートフォンの使いすぎによる目の疲れだったりします。腹痛の原因がストレスなのはしばしばですし、その時の状況や環境、あるいは気圧に合わせて不調が起こる場合もあります。医師は、診断をして治療をするのが仕事ではありますが、丁寧にお話をして養生の大切さを伝えることも大切だと思います。

医療セミナーなども開催されているそうですね。

今は「ネット社会」になってきて、さまざまな情報が氾濫しています。情報が多すぎるが故に迷っておられる方がいらっしゃいます。玉石混合の情報の中から信頼できるものを選び出し、安心できる治療の道筋を示すということは、私たち医師の役目だと思います。ですから、定期的にセミナーを開き、直接話を聞いてもらって、直接質問を頂く機会を設けています。健康に関する知識を増やしたり、意識を高めるのに少しでも役立てればいいなと思っています。だいたい、「医療セミナー」というと言葉が難しく、わかりにくいイメージがあると思います。専門用語は極力使わず、面白く話を聞いていただけるようにと題材にも工夫してお話ししています。タイミングが合えば、ぜひ来ていただけたらうれしいですね。

最後に、今後の展望を聞かせてください。

6

「うちにはどんな相談を持ってきてもいいよ」ということが、患者さんに広まってくれたらいいなと思います。いつでも患者さんの幅広い悩みに応えられる場所でありたいです。変わり続ける、成長し続けることも素晴らしいことですが、いつも変わらない安心を提供し続けるのもまた素晴らしいことではないでしょうか。街や人が変わっても、「あそこに行けばとにかくどうにかしてくれる」という変わらない場所であり続けたい。私が医師としての務めを果たせるうちは、そういう場所を守っていきたいというのが今の願いです。老舗の変わらない味のような、そんなクリニックであり続けたいです。

Access