全国のドクター8,873人の想いを取材
クリニック・病院 161,496件の情報を掲載(2020年1月26日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 大田区
  4. 多摩川駅
  5. さくらガーデンクリニック歯科口腔外科
  6. 中島 穣 院長

中島 穣 院長の独自取材記事

さくらガーデンクリニック歯科口腔外科

(大田区/多摩川駅)

最終更新日:2019/08/28

15980

「痛くない、怖くない、安心を提供する」がモットーの「さくらガーデンクリニック歯科口腔外科」。中島穣院長は、一般の大学を卒業し、広告代理店で社会人として勤務後、大学受験の末に歯科医師になったという高い志を持った歯科医師だ。その後、病院、一般歯科での経験を経て、自身も居住し、愛着のある多摩川に開院。待合室には過去に消防団員を務めた際の感謝状が飾られ、公私ともに地域に根付いて活動しているのがうかがえた。老若男女問わず、地域住民に頼りにされている中島院長に、開業に至るまでの経緯や診療にかける思いなど、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2017年9月14日)

社会人を経て歯学部を受験し、幼少期の夢を実現

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

1

私が高校生の時に母が大学病院に入院していたのですが、それをきっかけに医療の仕事に関心を持ちました。けれど私にとってそれは憧れに留まり、明治大学の文学部に進学後、広告代理店に就職しました。当時、ファッションショーの開催に向けてスタッフやモデルを集めて形にしていくことが仕事の一つにあったのですが、今振り返るとすごく貴重な経験をさせていただいたな、と懐かしい気持ちになります。そこでいろいろな方と接する機会があったので、一度社会に出て会社の組織で学んだことはとても良かったと思っていますね。けれどいつか独立して仕事をしたいという思いが私の中に強くあり、そう考えた時に初心に返り、歯科医師をめざそうと思いました。もともと理系も得意だったのもあり、受験勉強は苦ではありませんでしたね。

社会人を経て歯科医師をめざされたことで、ご苦労はありましたか?

歯学部へ入学したとき、私はすでに結婚していました。妻は、一度決めたら聞かない私の性格を知っているので、応援してくれましたね。退職してからの学生生活でしたが、若さもあったので悲壮感を感じるようなこともなく、それよりも実験や解剖学実習などこれまでと異なる分野での勉強に没頭できる毎日がとても楽しかったです。また、会社員時代に課せられるノルマに比べたら、勉学に励むことは私にとって遥かに容易に思えました(笑)。仕事と違って他の要因に左右されない、つまり人のせいにできず、自分がやるしかない状況に日々やりがいを感じていましたね。

ご専門はおありですか?

2

全身麻酔や手術に興味があり、口腔外科に所属しました。それができるようになった時、自分が歯科医師になったという実感が湧き、とてもうれしかったのを覚えています。数々の病院に勤務し、がん治療のメニューを組んだり、手術を行っていました。その後、開業をめざしていたので、一般歯科へ勤務したところ、たいへん魅力的な先生に出会い、現在の診療スタイルはすべてその先生から学んだと言っても過言ではありません。開業して17年になりますが、当時の教えどおり地道に予防に力を入れてきた結果、現在ではメンテナンスで来院される患者さんが増えたのはうれしいことですね。また、その先生は患者さんにいつも心を込めて接することはもちろん、スタッフも家族のように大事にされる方で、今も見習うべき点が多くあります。

健康で美しい人生を長く送れるよう口腔内からサポート

診療におけるモットーをお伺いできますか?

3

この地域は高齢の方も増えていますので、寝たきりをはじめ、全身のトラブルへの発展をお口から止められれば、という思いで診療を行っています。なんとなく健康なのではなく、「未病を治す」という漢方の考えに基づき、より健康な状態にして差し上げるのが診療における私のモットーです。そして歯科が「治療が痛い」「費用がかかる」というのではなく、「痛くなる前に来てよかった」と思ってもらえる場でありたいと思っています。歯周ポケットの中の細菌をデトックスし、エイジングケアで白い歯とピンクの歯茎を手に入れ、より健康で美しい人生を長く送っていただきたいですね。

漢方の考えも取り入れていらっしゃるんですね。

大学病院で口腔外科に勤務していた時に、漢方についても学ぶ機会がありました。漢方は、歯周病、舌痛症、顎関節症といった手術で完治の難しい慢性疾患に対して力を発揮することがあります。患者さんも強いお薬を処方するより漢方の処方を好まれますので、当院でも処方しています。大学病院を退職して何年もたちますが、私の診ていた患者さんが今でも私の処方した漢方を取りに来ている、という話を当時の同僚から聞いたとき、その患者さんに合った漢方を見つけられてよかったな、とうれしい気持ちになりましたね。

予防に際し、普段からできることはありますか?

4

先ほど申し上げた「未病を治す」という考えに基づき、歯だけではなく、お口に影響を及ぼす生活習慣にも目を向け、患者さんのお口の健康をサポートしたいと思っています。その一つに、虫歯や歯周病のリスクを下げる糖質制限があります。血糖の上昇は、歯肉にある毛細血管の機能を低下させ、結果、歯周ポケット中にある歯周病菌に歯肉が負けてしまいます。一般的に一食あたり10グラム以下に糖質を減らすようにいわれていますが、普段より量を減らすだけでも予防になりますね。他にも禁煙指導も行っています。けれど過度な指導は逆効果ですので、待合室に置いてある関連書籍に興味を持っていただいたり、患者さんよりご相談を受けた際にご指導させていただいています。また、クリニックでは3人の歯科衛生士と協力して定期的なメンテナンスを行っていますので、ぜひこちらもご利用ください。

私生活では予備自衛官として活躍

診療で心がけていることはありますか?

5

まず一つに、患者さんをお待たせせずに診療室にお入りいただき、診療、会計、お返しまでスムーズに行うことを心がけています。患者さんにとって歯科は好きな場所ではないでしょうから、特に診療室にいる時間はなるべく短くして差し上げたいですね。また、当院では「痛くない、怖くない、安心を提供する」と掲げ、麻酔にこだわりを持って、患者さんに刺激の少ない診療を行っています。患者さんが痛みを感じる前に察知し、予見される痛みが小さなものだったとしても麻酔で早めに緩和してあげますね。それから患者さんとの対話では安心感を与えられるように、声のトーンを一つ下げてお話をするようにしています。

では、お休みの日はどのようにお過ごしですか?

小さい頃から医師の他に自衛官への憧れがずっとあり、衛生職種の予備自衛官を15年前より務めています。歯科医師で予備自衛官を務めている人は、東京でもとても少ないと思います。明日からまた、年に一度ある訓練に行く予定で、災害時にテントを立てて病院をつくり、患者さんを受け入れる医療部隊の訓練を行います。毎回、そこで出会った仲間たちと再会するのも楽しみの一つですね。また、現在は若い世代へバトンタッチしましたが、以前は地域の消防団にも所属していました。災害の多い国ですので、誰かがやらないといけないという使命感と、自分の特性を生かして人の役立ちたいという思いが私を突き動かしています。あとは海と太陽の好きな私にとって、サーフィンがリフレッシュになっていますね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

6

インプラント治療、口腔外科疾患、矯正歯科治療など、専門性を要する治療についても医療連携を取り、多くの間口を持っているのも当院の強みなので、今後も患者さんに適切な道筋へ導ける医療を提供したいと思います。これまでこぢんまりとやってきたクリニックですが、将来的には設備を充実させ、ユニット台、スタッフも増やしたいですね。また、患者さんには床屋さんに行くような感覚で気軽にかかっていただけるクリニックでありたいと思っておりますので、どんなお悩みでもお気軽に足をお運びください。

Access