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中島 穣 院長の独自取材記事

さくらガーデンクリニック歯科口腔外科

(大田区/多摩川駅)

最終更新日:2024/12/06

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科 main

東急東横線・多摩川駅から徒歩約30秒というアクセス良好な場所にある「さくらガーデンクリニック歯科口腔外科」。院内は診療スペースを個室にするなどプライバシーに配慮し、患者がリラックスできる造りになっている。口腔外科を専門とする中島穣院長は明治大学文学部を卒業後、広告代理店での勤務を経て歯学部に入り直したという、高い志を持つ歯科医師。「なんとなく健康、ではなく、より健康な状態にして差し上げるのが診療における私のモットー」と語る中島院長。予防に加え、今後は病院への往診や、個人宅への往診にも力を入れていく方針だ。患者とスタッフの幸せを願う中島院長に、歯科医師をめざしたきっかけや診療におけるモットー、今後の展望など、じっくりと話を聞いた。

(取材日2024年9月27日)

痛みの少ない・怖くない・安心できる治療を心がける

まずは歯科医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科1

高校生の時に母が大学病院に入院したことがきっかけとなり、医療関係の仕事に興味を持ちました。しかし、それは憧れにとどまり、いったんは文学部に進み、広告代理店に就職しました。ファッションショーの開催に向けてスタッフやモデルを集めて形にしていくような仕事も担当。今振り返ると貴重な経験をさせていただいたと懐かしく感じます。いろいろな方と接する機会がありましたので、一度企業に入って学んだことはとても良かったと思っています。とはいえ、「いつか独立して仕事をしたい」という思いも強く持っていました。そう考えた時に初心に返り、歯科医師をめざすことを決意したのです。歯学部に入り直した時、私は既に結婚していました。妻は一度決めたら聞かない私の性格を知っているので、応援してくれましたね。

ご専門についても教えていただけますか?

全身麻酔や手術に興味があったため、口腔外科に所属しました。実際に麻酔や手術をできるようになった時、歯科医師になったという実感が湧き、とてもうれしかったのを覚えていますね。これまでの経験を生かして、6〜7年前から病院に入院中の患者さんへの歯科往診を行っています。往診を始めた頃は、お口のトラブルは見過ごされがちでしたが、今では病棟の看護師さんが気づいてくれるようになりましたね。病院への歯科往診ができる歯科医師はあまり多くありませんが、依頼される件数は増えてきています。今では週3〜4回程度、クリニックの昼休みや診療の合間を使って往診へ。患者さんの入院期間は短く、転院される方も多いため、さまざまな方の口腔ケアを手がけています。

メンテナンスのために来院される患者さんが多いと伺いました。

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科2

全体の55%くらいの患者さんがメンテナンスのためにいらっしゃっています。歯科衛生士と協力して患者さんのお口の状態を管理。1ヵ月に1回、2ヵ月に1回、半年に1回など、それぞれの状態に応じたペースで定期的にご来院いただいています。当院が大切にしているのは、「痛みの少ない・怖くない・安心できる治療」を施すこと。その一環として、エアフローを導入しました。この機械は、強力な水と空気、そして細かいパウダーを一緒に吹きつけることで、歯の表面や歯茎の境目、ポケット内部までしっかりとした洗浄を望めるものです。通常のクリーニング機械よりも痛みが少なく、患者さんにも安心して受けていただけます。また、歯科衛生士にとっても作業時間が短縮でき、負担が少ないため、喜んで使っていますね。

予防に力を入れて、患者の健康的な生活をサポート

診療におけるモットーをお伺いできますか?

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科3

高齢の患者さんも増えていますので、全身疾患を患ったり寝たきりになったりすることをお口の中から止められればという思いで診療にあたっています。なんとなく健康ではなく、「未病を治療する」という漢方の考えに基づき、予防に力を入れてより健康な状態にして差し上げることが私の診療モットー。その考えに基づき、歯だけでなく、食習慣などお口に影響を及ぼす生活習慣にも目を向け、患者さんの健康をサポートするよう努めています。定期的な検査やケアを通して、「痛くなる前に来て良かった」と患者さんに思っていただければ幸いです。歯周ポケット内の細菌の除去のためのケアやホワイトニングなどを行うことで、ピンクの歯茎と白い歯を取り戻せるようサポートし、皆さんにより美しく健康的に過ごしていただきたいと思っています。

漢方の考えも取り入れていらっしゃるのですね。

大学病院の口腔外科に勤務していた頃、漢方についても学ぶ機会がありました。漢方は手術では難しい慢性疾患など症状に応じて使用することがあります。漢方薬の処方を好まれる患者さんもいらっしゃいますので、漢方薬も取り入れつつ治療にあたっています。

予防の他に力を入れていらっしゃるのは?

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科4

今後は訪問歯科にも注力したいと考えています。現在では訪問歯科も増えてきましたが、私が訪問歯科を始めたのは開院した2000年からで、当時としては珍しい取り組みでした。訪問歯科を始めたのは、開業準備中に勤務していた歯科医院で、素晴らしい先生と出会ったことがきっかけです。その先生は先見の明があり、当時すでに予防歯科や訪問歯科、インプラント治療を積極的に取り入れていました。現在の診療スタイルはすべてその先生から学んだといっても過言ではありません。訪問歯科の9割が義歯のトラブル、残りの1割が歯の痛みやうまく噛めないといったご相談です。最近では、足腰が弱くなり、通院が難しくなってしまった患者さんが増えてきました。また、地域のケアマネジャーさんから訪問歯科をお願いされることもあり、徐々に依頼数が増加していますね。

幅広い患者のニーズに応えるため、訪問歯科にも注力

「全身の健康のための体づくり」に注目していると伺いました。

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科5

当院では「全身の健康のための体づくり」をテーマに、患者さんに新しい健康を提案しています。私自身が体を鍛えることやボディメイクに関心を持っていまして、その知識を患者さんにも共有したいと思って始めたのが、「糖質制限サポート」です。糖質制限とは、血糖値を上昇させる要因となる糖質の摂取量をコントロールする食事法を指します。血糖値を管理することは、全身の健康だけでなく、虫歯や歯周病のリスクにも関わると考えられているのです。当院では、クリニック内に糖質制限に関するパンフレットやポスターを設置し、患者さんにそれについて広くアピールしています。歯の治療だけでなく、生活習慣が口腔内に与える影響にも注目し、患者さんのお口の健康を総合的にサポートしていきたいですね。

今後の展望について教えていただけますか?

予防歯科と訪問歯科に注力していきたいと考えています。まず予防歯科ですが、エアフローを2台導入し、歯科衛生士のスキルも向上してきました。また、予防歯科の重要性を患者さんに知ってもらうために、歯周病について丁寧に説明。その後も来院のたびに予防の大切さをお声がけするようにしています。これらの積み重ねにより、予防歯科で通院される患者さんが徐々に増えてきました。次に訪問歯科ですが、最近は高齢の方々が通院できなくなるケースが増加しています。私たちはそのような方々に対して、積極的に連絡を取り、「ご訪問しましょうか?」とお声がけ。これまでどおり、お口の健康を維持し、患者さんの生活の質を向上させるためのお手伝いをしていきたいと考えてます。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

中島穣院長 さくらガーデンクリニック歯科口腔外科6

お口の健康を保つことで、健康やエイジングケアなど、体全体のケアにつながることがわかっています。虫歯や歯周病がないからといって歯科医院に行かないのはお勧めしません。定期的に通うことで、お口の中から健康になってほしいですね。また、私は陸上自衛隊予備自衛官として20年間にわたって訓練に参加しています。訓練は年に5日間行われるのですが、主なものは災害派遣訓練です。災害時のシミュレーションとしてテントの中で野戦病院を設置。他の医療従事者の方々と一緒に、災害に備えて診察の訓練を行っています。災害はいつ起こってもおかしくありません。その時に向けて医療従事者としてしっかり準備していますので、地域の皆さんにも心構えや準備をしておいてほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:55万円~(税込)
ホワイトニング:3万3000円(税込)
ジルコニア:11万円(税込)

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