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青山 浩幸 院長の独自取材記事

あおやま胃腸内科外科

(名古屋市緑区/徳重駅)

最終更新日:2019/08/28

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徳重駅から車で7分、諸ノ木口バス停より徒歩1分。開発が進む住宅街に「あおやま胃腸内科外科」はある。開院以来、地元のかかりつけ医として、さまざま診療に取り組んできた。特筆すべきは青山浩幸院長の専門である消化器診療。穏やかで優しい印象の院長だが、内視鏡検査は日本消化器内視鏡学会専門医ならではのこだわりを持って精度の高い検査に取り組んでいる。また、女性医師である副院長による診察は、女性に人気を集めているそうだ。ピロリ菌や胃腸の病気、その診療方針、今後の展望などについて聞き、話の端々から、患者に寄り添って診療していきたいという院長の心意気が感じられた。
(取材日2016年5月11日)

自慢のスタッフとともに診療に携わる

この地で開業した理由を教えてください。

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もともと地元が名古屋なんです。藤田保健衛生大学で学び、同大学病院に勤務していたので、学生時代から親しみのあるこの地域に住んでいました。そのご縁で2009年に当院を開院。近年、宅地開発が進んでいるエリアのため、患者層は30〜40代の方がメインですが、昔からこの地に暮らす年輩の方々も多く来院されます。専門は胃腸肛門領域ですが、一般内科や外傷などの外科処置、リハビリテーションにも対応しています。妻が副院長で専門は私と同じ胃腸肛門領域ですが、加えて乳腺の診療も行っています。女性医師による乳腺、胃腸、肛門疾患の診療も受けられるため、女医の診察を希望し来院する女性の方も多くみえます。

どんな疾患の方が来院されますか。

風邪や高血圧、糖尿病などの一般内科疾患のほかに、専門分野の胃腸・肛門疾患の方が来院されます。最近は、逆流性食道炎の方が増えています。大腸では腹痛や便通異常を繰り返す過敏性腸症候群や、大腸ポリープ、大腸がんも相変わらず増えています。ピロリ菌が広く世間に認知され検診でチェックされることも多くなりました。ピロリ菌が陽性で出たり、胃炎やポリープなどの指摘をされて胃内視鏡検査を希望される方、腹痛や便通異常の精査、検診で便潜血反応が陽性に出ての再検査などで大腸内視鏡を希望され来院する方も多くみえます。内視鏡検査や肛門診察は緑区内だけでなく、名古屋市内、遠くは知多半島や三重県などの遠方からも来院されます。

開業にあたって、どのような点にこだわられましたか。

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医療は人が人に対して施す行為ですから、スタッフの人柄とクリニックの雰囲気にはこだわりました。スタッフ全員明るく親切で、看護師は経験豊富で採血や点滴などの技術も優れています。内視鏡検査をサポートするスペシャリストである消化器内視鏡技師の資格を持つ看護師も2名います。開業にあたって、スタッフ全員がやさしく患者さんに接して、安心して掛かることのできるクリニックを作りたかったのです。やはり大切なのはスタッフ一人ひとりの人柄だと思います。患者さんにスタッフのことを褒めていただくこともあり、自分の事を褒めていただくよりうれしく感じます。これこそが当院の最大の力だと考えています。

検査、治療はもちろん、診察の質にもこだわりを持つ

内視鏡の機器や検査にこだわりがあるそうですね。

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当院には経口用と経鼻用の2種類の胃カメラがあります。経鼻用は鉛筆よりも細く、経口よりも楽に検査が受けられますが、その分画質が低くなり、早期がんの約2割を見落とす可能性があるという報告もあります。経口用は経鼻よりも太い分画質が高く、小さな病変も見逃しにくくなります。どちらにするかは患者さんに選んでいただききますが、検診の再検査や自覚症状のある方には、経口での検査をお勧めしています。さらに、内視鏡機器は常に新しい技術が開発され、古いものは検査の精度に差が出てしまうので、適宜最新のものに変えるようにしています。また、スタッフと話し合い、より楽な検査ができるように努めており、大腸の内視鏡の検査方法は開院以来、3〜4回変えました。現在の挿入法は非常に好評ですが、希望の方には入眠剤を使用するなどの対応も行っております。今では、クチコミなどで広まり年間1500件の内視鏡検査を行っております。

肛門疾患や診察方法ではいかがですか?

肛門疾患では、症状が長引いてしまわないように確実な診断を行うことを大切にし、手術が必要な場合は日帰り手術を行っています。自己判断で放置し、重症化してしまう方もいるので、早めに受診するようにしてほしいです。診察では患者さんの小さな仕草や表情なども見落とさないように、私は患者さんと向き合って診察に集中し、メディカルクラークが電子カルテの入力を行います。患者さんの話を聞いて、見て、触れる。これらを行い、それぞれの疾患や病状に合った適切な診療を行うように心がけています。

ピロリ菌について教えてください。

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胃の粘膜を荒らしてしまう他、全身的に悪影響をもたらす菌です。日本人の胃がんの約95%にピロリ菌が関与しているとの報告もありました。ピロリ菌がなければ胃がんになりにくいとも言えるでしょう。胃がん予防のためにピロリ菌の除菌はとても大切なのです。除菌をすれば、胃がんはもちろん胃潰瘍などの疾患の発症や再発も抑えられます。ピロリ菌感染が確認されたら早めに除菌をお勧めします。当院ではこれまでの除菌施行例のデータを集積し、除菌率の高い除菌薬を使用しています。

患者との印象的なエピソードをお聞かせください。

先日、胃の痛みで来院された患者さんですが、半年前に胃がん検診を受けているとのことで、まずは内服薬を処方しました。しかし、症状は改善しませんでしたので、胃の内視鏡検査を行いました。高画質の内視鏡で観察したところ、粘膜の表面におかしいところがあり、組織検査をしたらがん細胞が出ました。胃がんが見つかったとお話しした所、実は数箇月前他院で胃カメラの検査を受けたが、その時には異常なしと言われたと話してくれました。当院でも高精細の内視鏡で検査をしていなければ、がんを見落としていた可能性もありました。先生のところに来てよかったと言われると医師冥利に尽きます。

地元のかかりつけ医として患者と向き合う

医師になろうと思われたのはなぜですか?

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小学生の時、ブランコで頭をぶつけて怪我をしました。それ以降、頭痛で苦しむようになり、色々な病院に行っても原因がわからず、最終的に藤田保健衛生大学の脳神経外科を紹介してもらいました。そちらで検査を受けて頭痛の原因が判明し、時間が経てば徐々に治るだろうとの説明を受けました。他の病院では仮病を疑われたりして、子どもながらに悲しい思いをしましたので、大学病院で正確に診断してもらって心が晴れました。その経験をきっかけに医師になろうと決意しました。そして同大学に進学。当時私を診てくれた先生がみえる脳神経外科にも興味を持ちました。しかし家族や親戚など身近な人が悩んでいた胃腸疾患、多くの方にとって身近な病気を治す手助けがしたい、尊敬できる指導者との出会いもあり消化器外科に進みました。

今後の展望をお聞かせください。

地元のかかりつけ医として幅広い疾患に対応していきたいです。認知症は特に力を入れていかなければなりません。実際、当院に来院される患者さんの中にも認知症の方は増えています。最初に認知症に気付き早期に治療を開始し進行を防ぐのが、かかりつけ医である私の役割だと思っています。もともとは外科医ですが、大学時代から「内科診療ができたうえで外科治療を行え」と指導を受け、実践してきました。ですので、内科の診察や消化器の検査も得意としています。腰痛、膝の痛み、肩こりなども対応できるものは治療し、機器もそろえてリハビリテーションも行っています。患者さんの中には私の専門が消化器外科であったとは知らない方もいるかもしれません(笑)。

読者にメッセージをお願いします。

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体を気遣う習慣をつけてください。30〜40代になると体の不具合が増えてきますが、仕事も忙しい時期で体のケアは二の次になっている方が多いです。運動する、食事の偏りを無くす、お酒を控える、禁煙するなど何か1つでも健康のためになることを始めてみてください。当院では漢方薬を積極的に処方しています。1つの漢方薬でいろいろな症状に対応でき、西洋薬では対応できないような症状が緩和できます。私たちは地域のかかりつけ医として、そのなかでも胃腸と肛門の専門医として、健康をサポートしていきます。患者さんに「どこに行ったら良いかわからんでとりあえず青山さんのところに来たわ」と言われるととてもうれしいです。気になる症状があれば気軽にご来院ください。

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