マウスピース型の装置を使った矯正は
年齢問わずに対応可能
はな歯科クリニック
(北九州市小倉南区/下曽根駅)
最終更新日:2023/07/25


- 自由診療
ワイヤーを使った矯正に比べ、見た目が気にならず口腔内のケガのリスクも低いマウスピース型装置を使った矯正。子どもから高齢者まで適用が可能で、親子で一緒に矯正するケースが増えるなど近年注目を集めているという。装置を取り外して歯磨きなどの口腔ケアができることから、手軽に取り組める矯正としても定着しつつある。一方、マウスピース型の装置だけではきれいな歯列を実現することが難しい症例もあると語る「はな歯科クリニック」の小野雅代副院長は「場合によっては床矯正やワイヤーを使った矯正を組み合わせるなど、一人ひとりに合った計画が必要」と話す。そんな小野副院長にマウスピース型の装置を使った矯正のメリットをはじめ、気をつけるべきポイントなどについて詳しく話を聞いた。
(取材日2022年9月11日)
目次
マウスピース型の装置を使った矯正はワイヤー矯正よりも見た目に優れケガのリスクも低減
- Qマウスピース型の装置を使った矯正について教えてください。
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A
▲従来の矯正より負担が軽減
ワイヤー矯正や顎を拡大するための床矯正と比べ、当院では無色透明のマウスピース型の装置を使うため、まず見た目が大きく違います。取り外せる装置は、歯磨きなどのケアが変わらずできるので虫歯のリスクが増えないのも利点。実際、ワイヤーを使った矯正では食事をすると食べ物が詰まりやすく、セルフケアも大変ですからね。またワイヤーはスポーツをしていると口の中をケガしてしまうリスクが高く、口腔内の安全面という点からもマウスピース型装置にメリットがあります。もちろんワイヤーのほうがしっかりと歯を動かせるような症例もありますが、マウスピース型の装置のほうが矯正期間が短くなる、仕上がりに期待が持てるケースもあります。
- Q口腔内の状況によって矯正プランも異なるんですね。
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A
▲計画を綿密に立てる雅代先生
そうですね。当院ではマウスピース型の装置を使った矯正だけではなく、ワイヤーを使った矯正、床矯正と3種類の矯正に対応していますし、患者さんの口腔状態に合わせてそれぞれのメリット・デメリットを理解した上で選んでもらいます。例えば抜歯を避けたいということであれば床矯正で顎の拡大を図ってからマウスピース型の装置を使ったり、歯が動きにくい場合には先にワイヤーで動かしたり、組み合わせて歯科矯正を行うこともありますよ。またマウスピース型の装置に関しては、基本的に1週間ごとに装置を変えていくのですが、歯を動かす計画によって必要な枚数が変わってきます。そのため枚数に応じた6つのプランを準備しています。
- Qクリニックの矯正の特徴についても教えてください。
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A
▲口腔内の状況と矯正のプロセスがわかる機械
マウスピース型の装置を使った矯正の経験が豊富なので、途中で再度型採りが必要になりそうだ、ほかの矯正方法と併用したほうが良いなど、事前にリスクに気づき得るというのは大きな特徴です。それに加え矯正が専門の先生に月1回来ていただいているので、専門家との連携した矯正も一つの強みとなっています。また私自身が2児の母親ですから、お子さんや女性は相談しやすいかもしれませんね。それに患者さんには納得して矯正を受けていただきたいので、状況によっては複数回カウンセリングを行いますし、プランごとにシミュレーションを出して仕上がりを見比べながら一緒に決めるなど、寄り添った施術を心がけています。
- Q年齢による制限などはありますか?
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A
▲世代に合わせた診療室
特に年齢制限はありませんよ。マウスピース型装置を用いた矯正を希望される患者さんで圧倒的に多いのは20代の男女ですが、子ども向けのプランが当院にできてからはお子さんからの希望も多くなりました。最近では40〜50代の方で歯周病予防の目的で矯正をしたいという相談が増えてきました。中には70代の患者さんから「最近歯茎が下がってきたから直しておきたい」と矯正を希望されることもあります。歯や歯茎の状態、補綴(ほてつ)治療の有無など口腔内の環境にも左右される矯正ではありますが、マウスピース型の装置であれば取り外しができるので、虫歯の治療などを同時進行できるという点は一つのメリットになっています。
- Q事前に矯正について相談をすることは可能でしょうか?
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A
▲気軽に相談できることが同院の特徴
矯正の相談を受けつけているので、まずは気軽にご相談ください。初回は長い方だと2時間くらい話し込んでしまうこともありますが、皆さんが気になる費用のお話やマウスピース型の装置を使った矯正やほかの矯正のメリットとデメリットについて説明を行い、患者さん自身に合ったプランを選んでいきます。希望者に対しては初回のカウンセリング時に診察も行い、口腔内の状態や骨の状態をチェック。カウンセリング当日に仕上がりのシミュレーションまで見ることができます。相談であったとしても患者さん一人ひとりの要望に応じて行いますので、電話でご予約いただいた上で納得いくまで一緒にお話しさせていただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型の装置を使った矯正/18万円〜68万円、床矯正/6万円~、ワイヤーを使った矯正/55万~