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武田 功 院長の独自取材記事

武田ハートクリニック

(名古屋市緑区/徳重駅)

最終更新日:2019/08/28

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バス停「熊の前」目の前にある「武田ハートクリニック」は、一般の内科はもちろん、循環器内科や血管外科があるのが特色のクリニックだ。2009年3月に、心臓血管外科を専門とする武田功院長が、心臓手術を受けた後の患者の日常管理をはじめ、地域のホームドクター的な役割を果たすべく開業した。これまで20年以上にわたり心臓や循環器系の手術を行ってきた経験を持つ院長は、名古屋で下肢静脈瘤の日帰り手術を行うドクターとしても知られている。空いた時間にはテニスをしたり、ランニングをして汗を流しているという快活な武田院長に、開業までの経緯や診療で心がけていること、下肢静脈瘤について、休日の過ごし方などを聞いた。
(取材日2016年6月2日)

心臓と血管に関係する病気を得意とするクリニック

循環器内科というのは、主にどのようなことを扱っているのでしょうか?

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当クリニックには一般の内科はもちろん、循環器内科や血管外科があるのが特徴です。循環器内科というのは、内科の病気の中でも、特に心臓と血管に関する病気を専門に診療している科です。循環器の症状は動悸や息切れ、胸痛、胸部の圧迫感などで、症状はないけど心電図異常や心雑音を指摘されたといった方も診ております。もちろん高血圧や動脈硬化に関連をしたコレステロールなどの管理も行っておりますし、脚の症状も血管の病気によることがありますので受診して診せていただければと思います。また心臓や血管の手術を受けた患者さんもその後の管理をそのまま大きな病院でずっと行うのは、患者さんにとっても大変な側面があります。術後の状態が安定しているときは、当院のようなクリニックで管理し、心臓や血管に関連する変化が疑われたときは、再度手術を受けた病院などに紹介をさせていただき診てもらうという形がよいと思っております。

睡眠時無呼吸症候群や禁煙治療、下肢静脈瘤の治療もなさっていますね。

睡眠時無呼吸症候群は夜間の睡眠が障害されることによって血圧などの循環器系疾患に大きく関係していると言われています。簡易的ではありますが、自宅にて検査ができるので気軽に相談していただければと思います。喫煙はご存知のとおり動脈硬化の危険因子の一つです。喫煙による悪い影響を説明して禁煙を勧め、循環器疾患の予防を図ることも大切な循環器内科の医師の仕事の一つだと思って取り組んでおります。下肢静脈瘤は、脚の静脈の弁が壊れて血液が逆流して起こる病気です、生命に危険を及ぼす疾患ではないのですが、そのためにきちんとした治療についての説明を受けずに長年悩んでいる方が多い病気でもあると考えております。近年静脈瘤の治療は道具や麻酔の発展で日帰りで行えるようになり、小回りの利くクリニックの利点を生かして積極的に行っております。

どんな症状の時にクリニックを利用して欲しいですか?

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もちろん専門が心臓・血管ですので、それに関連した症状でお困りの方に受診していただければと思いますが、もともとは「医療の窓口」になりたいと考えて開院をしましたので、治療が必要なのだろうか? どの科にかかればいいのだろうか? と悩まれている方にも来ていただきたいと考えております。循環器・血管以外のことについては、もちろん当院では診断や治療の行えないことも多くありますので、できる限り治療に向けての方向を見つけて、適切な施設への紹介やアドバイスも行っております。

祖父と父の後ろ姿を見て、自らも開業

先生が、医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

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祖父は小児科、父は整形外科という開業医の家に生まれたので、祖父や父の仕事ぶりはいつも身近に見ておりました。僕の出身は高知の田舎で、今のようにパソコンなどない時代ですから、「あんな仕事もある、こんな仕事もある」と多種多様の職業に触れることは難しく、魅力的な仕事に出会うこともなく2人の医師の姿を見て、中学生のときに「僕も医者になりたい。」と意識するようになりました。すでに兄が藤田保健衛生大学で父と同じ整形外科医として働いているましたので、藤田保健衛生大学をめざすことになり、今に至ったわけです。兄は今、高知で父の後を継いで整形外科をやっています。学生時代に心臓に対して興味があったことと、兄のおかげで実家の後を継ぐ必要もなかったので、あまり開業医向けではないといわれる心臓血管外科を迷わず選びました。

現在の場所で開業した理由をお聞かせください。

医師になって心臓外科を続けておりましたが、体力あっての心臓血管外科だと思っておりましたので、60歳を超えても続けられるだろうかと考えるようになりました。それで、僕の祖父や父が開業して80歳過ぎまで仕事をしていたように、自分で開業したなら、ある程度の年齢になっても、自分のペースで長く仕事が続けられると考えたのです。自分の理想としている診療を行えるクリニックを体力・気力のあるうちに作ろうと思ったのです。すぐに開業に向けての土地が見つかるものでもないことはわかっておりましたが、運よく比較的早くにこの土地が紹介されました。卒業した藤田保健衛生大学の近くで開業したいなと考えておりましたし、当時、目の前にある塾に私の子どもが通っていたのでここだと思い決めました。その頃はまだ徳重の地下鉄開通する前で、住宅の土地開発が本格化する前でしたので、電柱も多くなく空が広々としていました(笑)。

循環器を専門にやろうと思われたのはなぜですか?

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心臓にはがんがなく、血液の流れに手を加えて治療をするというなんとなく物理に似ている感覚で、学生時代から心臓に興味があって「心臓、循環器を専門にやりたい。やるんだったら外科だろう」と思っていました。僕は、もともと小児の心臓病をやりたいと思っておりました。東京の多くの心臓の手術をやっている施設でお願いして無給で働かせてもらったり、教授に無理を言ってイタリアにも1年間留学しました。小さな子どもの先天的な心臓奇形が、血液の流れをよくしてあげることにより、正常になっていくのを見るのは本当に素晴らしいものでした。大学では成人心臓手術が主流で結果的にそういう方向には行きませんでしたが、それはそれで、心臓だけではなく多くのことを学ばせていただき、今に至っております。

開業医に一番必要なのは「患者の話をよく聞くこと」

下肢静脈瘤の日帰り手術も得意とされているそうですが?

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下肢静脈瘤は命に関わる病気ではありませんが、働き盛りの立ち仕事をされている方ですと、脚のだるさやむくみ、こむら返りなどが起こり、また単に美容的な面でも悩んでおられる方が少なくない疾患です。病院勤務をしていた際、下肢静脈瘤の日帰り手術ができることを知りました。学会に参加したり、文献を読んだり、手術をたくさんやっている先生のところで見学したりして手術方法を覚えました。日帰りで手術ができて、術後も生活上の制限がなく過ごしてもらえることから、患者さんに喜んでいただける治療だと実感しました。当初、周囲にまだ日帰り手術を行っている施設がありませんでしたが、手術室を構え器具をそろえて開業と同時に始めました。手術して、「足が軽くなった」とか「スカートが履けるようになったわ」等々皆さんがとてもハッピーになっていただけると本当にうれしいですね。

先生がめざす「ホームドクター」にとって、一番大切なことは何だと思われますか?

とにかく話をよく聞いてよく話してあげることだと思っています。受診される方のお悩みすべてに答えが出せるわけではありませんが、できるだけ解決策が得られる方法を見つけて説明をすることが一番だ大切だと信じて診療を行っております。当院でできることは行い、できないことは大学病院などを紹介しております。開業医はまず「話を聞く」これに尽きると思います。どこの科にかかればいいのかわからない患者さんもいらっしゃいますから、なんでも相談できる「医療の窓口」でありたいと思っています。

最後に、先生が今プライベートで興味を持っていることを教えてください。

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今はバイクでしょうか。若い頃バイクに乗っていたんですが、50歳を過ぎてからまた気になり出して、雑誌やインターネットでかっこいいバイクを見るのが好きです。テニスも好きで、学生時代から続けています。今は週2回スクールに通っていますが、その時間が本当に楽しみですね。それから、最近になって体力の衰えを実感してランニングも始めました。ランニングはすぐ心が折れそうになりますが、頑張って続けています。

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