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西川 学 院長の独自取材記事

にしかわ.歯科医院 みなみせんり本院

(吹田市/南千里駅)

最終更新日:2021/10/12

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阪急千里線南千里駅から徒歩約8分の所に立地する「医療法人にしかわ.歯科医院 みなみせんり本院」は、1962年に千里ニュータウンで最初に「まちびらき」をした佐竹台地区にある。2007年には「再生まちびらき」が実現した同地区で、その翌年に開業した院長の西川学先生がめざすのは心地良い空間でのリラックスした診療だ。小さい子どもを持つ父母らが家族で一緒に利用できる診療室のファミリールームを設けるなど、来院しやすい環境づくりに尽力。「自分の歯と一生お付き合いしませんか?」と問いかけ、治療後のケアや予防で生涯にわたり患者の口の健康維持に関わることを心がける。「歯科医師の仕事がないのが理想」と言う西川院長に医療への思い、クリニックの運営方針などを聞いた。

(取材日2017年8月22日)

こだわりの院名にうれしい副産物

面白い院名ですね。何か理由があるのですか?

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当院がある南千里駅の隣の千里山駅近くで父が開業していまして、その院名が「西川歯科医院」なんです。区別をつけるため、こちらはひらがなにしました。また当時、字画に興味を持って本を読み漁っていたのですが、「歯科医院」「歯科診療所」にしても画数が良くないので「.」を付けました。インターネット検索すると「にしかわ歯科医院」は、全国にたくさんありますが、「.」をつけると当院しかありません。友人にも検索しやすいと好評です。話のネタにもなりますし、結果的にも良かったです。

お生まれも吹田市ですか?

はい、2つ上の姉と2つ下の弟がいます。家があった千里山も環境は悪くなかったのですが、私は小児ぜんそくをもっていたので、さらに空気の良い土地に移ろうと、祖父母が住んでいた滋賀県高島郡安曇川町(現・高島市)へ家族で引っ越しました。父は毎日片道2時間かけて安曇川から千里山まで通勤して大変だったでしょうね。その後、私や姉弟も成長しましたので、また千里山へ戻ってきました。祖父は眼科の医師で西川家は代々、医師の家系だったそうです。そんなこともあって私も自然に歯科医師を志していました。記憶にはありませんが、小学校の卒業文集には「歯医者になる」と書いていましたね。弟も歯科医師で、今は父と一緒に診療をしています。

大阪歯科大学卒業後、すぐ大学院に進まれたのですね。

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父と同じ大学に入り国家試験には合格しました。でも、これから自分がどんな歯科医師をめざすのかが見えていなくて、ぼんやりと「良い医師になりたい」というだけだったんです。そのまま有歯補綴咬合学講座の大学院生になり、大学病院で診療をしながら研究をしました。補綴とは、失った歯の一部や全部を補い綴ることで、見た目や機能を回復させる治療のことです。抜歯や歯内治療をしても最後の仕上げは補綴です。補綴がうまくならないと、良い歯科医師にはなれないと考えて専門にしたんです。大学院生は診療が終わってからが研究の本番で、全医局の中でも有歯補綴咬合学講座は一番勉強が厳しかったと思います。だいたい帰宅するのは日付けが変わる前後。終電を逃して医局の長椅子で寝ることもよくありましたが、おかげさまで4年間で博士号も取りました。

父への憧れからヒントを得た診療の理想像

めざす歯科医師像は見えたのですか?

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臨床現場を経験し、さまざまな先生たちを見ているうちに、自分の理想像がはっきりと見えてきました。それは父だったんです。父から言われることには、とりあえず一度は反対・反抗するという時期もありましたが、グルッと回って元の位置に帰ってきた感じですね。75歳でまだまだ現役。とにかくエネルギッシュなんです。何よりも憧れたのは、患者さんやスタッフとのコミュニケーション能力です。父を越えたい、せめて肩を並べたいと思った時から、父の診療所を継ぐという道は自分の選択肢から消えました。また、大学院や大学病院で頭でっかちになっていることを自覚していましたので、大学からも離れ、吹田市内で勤務医をさせていただくことになりました。

そして2008年に独立開業をされました。佐竹台を選んだ理由は?

吹田市内での開業は決めていましたが、吹田駅周辺や江坂界隈はオフィス街の要素があって自分には向いていないと思いました。住宅街で、一人ひとりの患者さんと長くじっくりとお付き合いしたかったんです。もちろん父の診療所の患者さんがお住まいのエリアと重ならないことも意識しました。コンセプトは「3C+1C」。「Clean(清潔)」「Comfortability(快適)」「Communication(会話)」、そして「Community(地域)」です。「3C」は当然のことですよね。その上で地域のホームドクターとして、治療が終わった後も、皆さんの生涯にわたってお口の健康維持に関わっていきたいんです。

どのような患者さんが多いですか?

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最初の頃にいらしたのはご年配の方です。1970年に千里丘陵で大阪万博が開催された時期から、千里ニュータウンにお住まいの方々でした。近くて便利だからという理由での来院が多かったんですが、単なる利便性だけではなく「自分の歯と一生お付き合いしませんか?」と問いかける姿勢で診せてもらっていたら「子どもや孫も診て」という方々が増えて、今はご家族ぐるみで来てくださる患者さんがとても多いです。やはり口の中には家族の特徴も出ます。特に子どもの口には保護者の意識が反映されますので、時には親御さんに厳しく、お話をさせていただくこともあります。

歯科医院は「理想郷をめざす船」

予防専用エリアを設けた経緯を教えてください。

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クリニックの2階はもともとは物置きと院長室でしたが、「患者さんの生涯に関わりたい」という自分の思いを形にしたかったので改築をしました。診療をしている中で、どんなに力を入れて、こだわって、かぶせ物など補綴を行っても、その状態を維持するケアなどができていなければ、時間の経過とともに状態が悪くなる場合もあります。実際にそういったケースを見てきたことで、「治療の終わった時が一番きれいではダメだ、治療が終わった瞬間がゴールじゃない」ということを実感しました。ですから、良い状態を維持するためにも、しっかり予防できる環境を整えたいと思い、専用のエリアを設けました。

2階にはキッズスペースが併設されたファミリールームもあるのですね。

お母さんお父さんが診療を受けながらでも、子どもに目が届くように配置しました。私自身も10歳の長女、7歳の次女、1歳の長男がいます。つまり子育て世代なんです。子ども連れで病院に行ったとき、子どもと一緒にゆったりと待つことのできるスペースがあったらうれしいのは実感していましたし、自分がうれしいことは他人もうれしいと確信して開設しました。子どもがお母さんお父さんについてくるうちに歯科医院が好きになれば、とも思ったんです。実際、うちの子どもも、このスペースができてから喜んで診察を受けに来るようになりました。子どもたちが虫歯ゼロで良い噛み合わせで成長できるように、予防プランを立ててサポートする当院オリジナルの「ハピカクラブ」もあり、現在約200人の会員がいます。

これからの展望を聞かせてください。

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歯科医師の私自身は治療のスペシャリストだと思っています。そして予防のスペシャリストが歯科衛生士です。歯科衛生士なくして、これからの歯科はありません。小さい虫歯を治したり、予防や正しい噛み合わせのための歯列矯正をしたりする以外は私の出番がなくなるのが理想です。当院のスタッフは、そんな目的地に向かって同じ船に乗っている仲間や同志だと考えています。正しい針路を示すことを自分の役割とし、乗組員であるスタッフと一丸となって「理想の地」をめざします。従来の歯科医師の仕事がなくなることが社会の人々の幸せの一つだと思っているんです。自虐的だと言われるかもしれませんが、シンプルな真実じゃないでしょうか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本30万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/30万円~
矯正治療/70万円~
ジルコニアクラウン/4万9800円~
※詳しくはクリニックへお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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