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岡田 実 院長の独自取材記事

オカダ歯科クリニック

(知立市/知立駅)

最終更新日:2019/08/28

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子ども用品店や洋服店が並ぶ大通り沿いにある「オカダ歯科クリニック」には、今日も近隣住民をはじめ、西三河地域や名古屋市内の患者が来院している。院長の岡田実先生は「どんな人も平等に最良の治療が受けられるようなクリニックにしたい」と話す。スタッフが手話を勉強し、「聴覚障害がある患者さまともコミュニケーションが取れるようにする」など、その想いのとおり誰にも優しいクリニックをつくった。「自分の歯に勝るものはない」との考えから、できるだけ歯を残すことを前提とし、全身が健康でいられる診療を心がけている院長。痛みを感じさせないための配慮や親しみやすい雰囲気づくりなど至るところにこまやかな優しさが感じられる同院の理念を詳しく聞いた。
(取材日2017年4月14日)

すべての人に分け隔てなく最良の治療を提供したい

ご開業までの経緯を教えてください。

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県立刈谷高校卒業後 愛知学院大学歯学部に進みましたが、学生時代は将来のことも漠然としていましたし、私は身近に医療従事者がいたわけでもなかったので、開業することも当初はほとんどイメージしていませんでした。それでも、勤務医になって4、5年目あたりから「自分がめざしたい医療」というのが少しずつ固まってきたため、生まれ育った知立市に開業することを決めました。そこから少しずつ医院を形づくっていき、今では近隣の方だけでなく、遠方からもたくさんの患者さまが来てくださっているので、たいへんありがたい思いです。

開業するにあたりめざしたい医療というのはどんなことですか?

基本的な理念は3つあります。まず1つは、すべての人に分け隔てなく最良の治療が受けられる環境を整えることです。私自身、決して裕福な家庭で育ったわけでもなく、アルバイトをしながら自分で学費を稼ぐような学生でした。社会的弱者の立場もよくわかっていましたし、勤務医の頃にも経済的に恵まれない患者さまが良い治療を受けられなかったり、障害を持った方が受診すらできなかったりというのをつぶさに見てきたのです。そんな思いもあって、建物は車いすもベビーカーも入れる完全なバリアフリーにし、職員も手話や点字などを学んで受け入れられる体制を整えています。今の医療は、医療と福祉を分けて考えがちで、福祉的な意味合いが薄くなっているのではないかと感じています。社会の日の当たらない部分をわかってもらいたいと思い、介助犬協会の先生と介助犬を招いての勉強会も開きました。

職員の方と一緒に勉強されているのですね。

はい、職員の一人ひとりが成長できる場をつくるというのが2つ目の理念です。患者さまに良い治療やサービスを提供するためには、まずは職場の雰囲気が良くなければなりません。福祉についても、職員がまず理解してこそ、良い対応ができるので、積極的に勉強会を開いています。介助犬のことは、歯科医師会で知り合った先生から紹介されて瀬戸市にある訓練所を見に行ったのですが、その時、「介助犬を知ることは職員にとっても良い勉強になる」と感じました。手話の勉強会も2ヵ月に1度、実際に聴覚障害のある方にご指導いただいており、手話の必要性を実感しています。今ではこちらも安心してコミュニケーションが取れるレベルになってきたためか、ありがたいことに西三河全域から困っておられた障害者の方々にご来院いただいています。

医療のことだけでなく、職場環境づくりにも注力しているんですね。

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院長として思うのは、勤務先としての満足度を高めることの必要性です。職員は女性が多いので、政府の傾向もそうですが、女性が働きやすい職場であることも大切だと思っています。なんでも話し合える職場づくりのための自己啓発研修もそうですし、作業効率を高めて、夜の残業を極力無くし、帰宅時間を早める配慮もしています。お互いが尊重できるような社会人になってほしいですし、私自身も成長しなければなりません。医療に関してはしっかり学んできましたが、私は経営者やビジネスマンとしてはまだまだ勉強不足だと思っていますので、セミナー等に参加して、マーケティング力やマネジメント力を磨いています。

ミクロな部分だけでなく、全体を診る歯科医師に

2つの理念を伺いました。3つ目の理念はどんなことでしょう?

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「その患者さんに合った最良の診療を提供すること」です。まずはカウンセリングに時間をかけ、患者さんの体やおかれている状況全体を考えた治療を計画します。歯科治療は細かい作業がクローズアップされ、ミクロな話になりがちなのですが、虫歯でも歯周病でも、あくまでも全身疾患の中の一つと捉えた考え方も忘れてはなりません。例えば、歯周病になると脳や心臓、肝臓などの遠隔の臓器にも関わってくるので、どうしてそうなってしまうのかをしっかりご理解いただいた上で治療をします。「木を見て森を見ない」歯科医師ではだめですから、来院される患者さまには歯だけではなく全身を観察して、今どんな状態かを把握するようにしています。歯周病でも矯正治療でもそうですが、極力、歯を残すことにも尽力しています。自分の歯に勝るものはないと思いますので、時間はかかっても末永く自分の歯で噛めるような治療を検討しています。

広い視野で治療を考えてらっしゃるのですね。他に取り組まれていることはありますか?

当院では、安心して治療を受けていただくために、麻酔注射には細かい配慮をしています。注射の前にまず表面に塗り薬の麻酔薬を塗ってから、体温と同じ温度に温めた麻酔液を注射します。そして、しっかりと時間をかけ、麻酔が効いているのを確かめてから治療に入ります。注射器は、極細針のコンピュータ制御された電動麻酔器を使用しているので、麻酔の痛みもほとんど感じないと思います。

歯科用CTや小児矯正の「目立ちにくい装置」を導入されていますが、それも最良の診療のためなのですね。

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そうですね。歯科用CTは顎の骨の状態を3次元画像で立体的に見ることができるので、矯正やインプラント治療では有効的です。埋伏歯や嚢胞、神経、血管の位置や状態も把握できて精度の高い治療にもなり、患者さまも画像を見ることで安心して治療を受けることができると思います。小児矯正では、透明なブラケットと白いワイヤーを使っているので、矯正装置が目立つのを嫌うお子さんにも受け入れてもらっています。当院では標準的な治療で白いワイヤーを使用しているので、喜ばれることが多いですね。

子どもの心身的なことを考え、人格を尊重した診療

お子さんの来院も多いですが、お子さんにはどのように接していますか?

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「子どもの治療のこつは、褒めること」と、小児歯科が得意な歯科医師から教えてもらい、お手本にしています。気持ち良く治療台に座ってもらうことから始めれば、歯医者を好きになってもらえます。逆に、お母さんが治療を急いでいるケースもあり、子どもが落ち着いて治療できるまで待ってもらうよう、お母さんを説得することもあります。乳歯は永久歯と同じ治療をする必要はないですからね。最初の治療がトラウマにならないよう子どもの心身的なことも考え、人格を尊重することが大切です。「歯医者さんは怖くない」という成功体験が、その子の歯科医療に対する好意的な見方になると思うので、長い目で見てあげたいと思っています。

お母さん方にアドバイスがあればお願いします。

最近のお子さんは顎が小さいので、親知らずどころか12歳臼歯も埋まっているケースがあります。高齢者の治療からも感じることですが、しっかり噛むことは記憶力にも関連しているので、勉強のできる子にしたければ、よく噛めるようにすることも大切なのではないかと考えています。実際、認知症と歯の状態の関連性は大いにあるといわれています。お母さん方自身もお手本となれるよう、歯科治療を受けて、食事の際はよく咀嚼して、一緒に歯磨きもして、定期的にメンテナンスに通っていただきたいですね。

今後の展望はいかがでしょう?

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歯科医院を身近に感じてもらうためにいろんなイベントを企画しているのですが、今後も楽しんでもらえる工夫を続けていきたいですね。最近、介助犬の勉強会も患者さんだけでなく、一般の方も参加できるよう、事前に告知して開催しました。介助犬がどれだけ賢いか、実演も交えてのイベントだったので大好評でしたよ。地域の方のための歯科医院ですから、近くの小学校の社会科の授業にも積極的に協力しながら子ども向けの企画も増やしていきたいですね。啓発活動の一環として、学校や保育園などでの出張講演もできたらいいなとも考えています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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