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堀部 尊人 院長の独自取材記事

ほりべ歯科クリニック

(京都市北区/北大路駅)

最終更新日:2019/12/11

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京都市北区西賀茂神光院町の「ほりべ歯科クリニック」へは、京都市バスの神光院前停留所から徒歩約1分。12台分の駐車場も用意されているので、車でもスムーズにアクセスできる。クリニックが大切にしているのは「家族みんなが安心して通える」こと。院長の堀部尊人(たかひと)先生をはじめとする個性豊かなスタッフが、チームワークを生かして、誰もが笑顔で来院できる歯科医院の実現をめざしている。また、長く通う患者が多く、患者と「二人三脚」で歯を守ることを大事にしている。堀部院長に、通いやすく、患者から愛されるクリニックづくりをめざすためのさまざまな取り組みや、地域の歯科診療にかける思いなどを語ってもらった。
(取材日2019年11月20日)

安心して歯科医院に通える習慣を養う

「家族みんなが安心して通える歯科医院」をめざしておられるそうですね。

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開業した時に33歳でまだ比較的若かったこともあり、最初は子どもさんがたくさん来てくれました。次第に、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃんと層が広がっていき、地域に密着した愛される歯科医院になるために、家族の誰もが安心して通えるクリニックであろうと考えるようになりました。おかげさまで現在は、ご家族で通ってくださる方も多く、0歳の赤ちゃんから90歳代のご高齢の方まで、幅広い患者さんがお越しになります。

「安心・笑顔」のための取り組みを教えてください。

歯科医院を受診するのはハードルが高いという方が多いので、少しでもリラックスしていただけるよう、クリニックの内装や診療椅子の色使いはカラーセラピストの意見を取り入れて、明るい雰囲気をつくりました。スタッフのユニホームも、セラピストにカラー診断を受けて、一人ひとりが似合う色、映える色のものを着ているので、みんなバラバラですが、とてもカラフルです。また、衛生環境にも気を配り、専任のスタッフが滅菌、院内感染の防止に努めています。他の仕事と兼任するのが一般的ですが、本気で取り組むなら専任スタッフが必要だと思います。この他、歯科医師やスタッフの応対、症状や治療の説明用ツール・資料の充実なども、患者さんの安心につながる部分なので大切にしています。

子どもの診療の際にはどんなことに気を配っておられますか。

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当院には、それまで「押さえつけないと治療できない」「抵抗して口を開かなかった」というお子さんがたくさん来られます。こうしたお子さんは、歯科衛生士がトレーニングをしながら徐々に慣らして、本人が治療を受けられる状態になってから治療を始めるのが基本です。中には待合室から出ない子もいるので、カウンセリングルームでフッ素塗布を行うこともあります。子どもさんには「次の時はここに座ってみようか」と、診療椅子を実際に倒して見せることもあります。そうすると、子どもなりに準備してくれるし、次の目標を定めることで、少しずつ目標に近づきます。時間がかかることもありますが、歯科医院に楽しんで通って定期健診を受けられるようになれば、自分で歯を守っていけます。歯のコンディションは全身の状態に影響を及ぼすので、健康を守ることにもつながります。

継続的なサポートを通じて信頼関係を築く

患者と「二人三脚」で歯を守ることを大事にしておられます。

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虫歯の処置をするだけでは、再発してまた治療を受けることにもなりかねません。歯科医師や歯科衛生士が定期健診を通して継続的に患者さんと関わり、環境や生活習慣を変えるためのサポートを繰り返す。そして「変わりそう」と感じたら少し背中を押してあげることが必要だと思います。例えば、4歳を超えるくらいの年齢になると、子どもたちにも頑張ってもらわないと診療は成立しません。診療椅子の上で横になって、一定時間口を開けているために、最低限の「我慢する心」が必要です。そして、我慢の心を育むためには、お子さんと保護者の関係が非常に重要だと考えるのです。歯科医師がそうした家庭内のことまで踏み込むのは難しいのですが、継続的なお付き合いを通して信頼関係を築ければ、抱えておられる問題に気づいて、子どもさんに対してどうアプローチすればいいのか見えてくると思います。

具体的なエピソードがあれば教えてください。

当院には、お子さんの歯科受診で悩んでおられる保護者が記入してくださるノートがあります。それを見ていると、忙しい中クリニックに連れてきた子どもが治療を受けられずに、保護者がいら立つ様子がわかる書き込みがあります。また、保護者が「うちの子はどうしてできないの」と、他の子どもと比較していたことで、治療を受けられなかったケースもあります。子どもは一人ひとり成長のスピードが異なるので、同じ年齢でも比較はできないものです。その子の場合は、頑張ってトレーニングする姿に保護者がわが子の成長を実感されたので、治療できる日も近いと思います。開院した当初は「押さえつけてでも治療してください」という保護者もおられましたが、最近はお子さんの成長を待ってくださる方が多くなりました。

診療ではどんな領域に注力されていますか。

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歯科医師もスタッフも多い歯科医院で、一人ひとりがセミナーなどに積極的に参加して熱心に勉強しているので、いろいろな分野を提供して患者さんのお口の健康と快適な生活をサポートしています。特に歯周病については、トレーニングを積んだ歯科衛生士が多数在籍しており、当院のめざす「患者さんとの二人三脚」的な継続的なお付き合いが必要な分野のため、私たちが得意とする領域だと思います。ただし、技術的なことばかりを追求するのではなく、大事なのは基本ポリシーの「安心して通える」ことです。患者さんのさまざまな要望には対応しますが、明らかに当院では十分な対応が難しいという場合は、安心して任せられる先生に紹介するようにしています。

今も知識と技術のアップデートは欠かさないように

歯科医師になられたのはどなたかの影響ですか。

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父は内科医師で、病院に勤務していました、お正月でも連絡があれば診療に飛んでいくような仕事一筋の人です。10代の頃は何が楽しくて、診療ばかりしているのかわからなかったのですが、地域の方に信頼されているのを見て、同じ医療系に進むことにしました。

大学卒業後は5年間同じクリニックに勤務されました。

尊敬する大学の先生に地域のクリニックで経験を積んだほうがいいとアドバイスをいただき、地元京都で勤務しました。当院と同じ幅広い年齢層の患者さんが受診されるクリニックで、院長先生は技術があり、説明も上手で患者さんからとても信頼されていました。その頃は、院長に少しでも近づきたい、早くうまくなりたいという一心で、院長が患者さんと何を話しているのか聞き、診療後には院長を引き止めて質問攻めにしました。業者さんに廃棄する模型をもらって削る練習もしました。さらに、休みの日には勉強会やセミナーに出席しました。もっとも、5年間ですべてのことは学べないし、知識や技術は常にブラッシュアップする必要があるので、今もセミナーなどには積極的に出席しています。

チームワークを重視しておられるそうですね。

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スタッフは当院の大きな強みです。みんな勉強熱心ですし、人に教えているスタッフもおり、教えてもらう人だけでなく、教える側も成長できます。また、話し合いの時間をたくさん持ち、しっかりとコミュニケーションを取るようにしています。みんな長く勤めてくれて、中には子どもの頃に当院の歯科衛生士さんによくしてもらって、自分も歯科衛生士になって当院に勤務してくれている人もいます。また、外部の歯科技工士や業者の方も含めてチームと考えていて、詰め物などで患者さんが満足しておられた場合は、必ず一筆書いて技工士さんに知らせるようにしています。外部の歯科技工士は患者さんから「ありがとう」と言ってもらえる機会がなかなかありませんからね。

今後の目標を教えてください。

平均すると子どもの虫歯は減ったといわれますが、口の中がとてもきれいな子とそうでない子の差が大きいのが現状です。そして、5年、10年後にはその差がさらに深刻になると思います。子育てをめぐる環境や社会の問題にも関わることなので、一つのクリニックができることは限られていますが、子どもの持つ背景にまで配慮して診療できるクリニックでありたいと思っています。また、大人の方についても、口腔内の状態と全身の健康のつながりが明らかになっています。歯科診療の重要性が増しているので、これからも受診しやすいクリニックであり続けたいと思います。

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