技工士と連携し精度と審美性を追求
セラミックを用いた歯科治療
タニオ歯科クリニック
(大阪市中央区/長堀橋駅)
最終更新日:2025/01/16
![タニオ歯科クリニック 技工士と連携し精度と審美性を追求 セラミックを用いた歯科治療](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctormt/img_title_url/14510/main.jpg)
![タニオ歯科クリニック 技工士と連携し精度と審美性を追求 セラミックを用いた歯科治療](https://prod-df-public.s3.amazonaws.com/uploads/doctormt/img_title_url/14510/pc_main.jpg)
- 保険診療
- 自由診療
虫歯や歯周病で失った歯を埋める時、その材質の希望について歯科医院で尋ねられたことがあるだろう。以前はメタル素材の保険診療を選択している人が圧倒的に多かった治療も、近年はセラミック素材を用いた自費治療を望む人が増えている。金属に比べ、白いセラミックは見た目の上でも自然な仕上がりが期待できるほか、金属アレルギーの心配も少ないため、人生100年時代を見越して健康志向が高まる中、その需要も伸びつつあるという。そこで今回は、幅広い年代の患者へセラミックを使った補綴治療を行っている「タニオ歯科クリニック」院長の谷尾和正先生に、セラミックを用いた治療のメリットや機能面にこだわることの重要性、同院に歯科技工室を併設している理由など、詳しく教えてもらった。
(取材日2021年3月4日)
目次
セラミックを使った審美性重視の修復治療。見た目だけでなく噛み合わせなど機能面や精度も追求
- Qセラミックを用いた補綴治療にはどのような特徴がありますか?
-
A
▲院長は補綴治療の経験が豊富
セラミックを用いた治療は審美性と機能性の両方に強みがあると考えます。一般的に銀歯などのメタル素材は、金属特有の膨張や収縮があり、天然歯との適合が良くないといわれます。また、歯とくっつけるために使われるセメント剤は時間がたつと溶け出し、その隙間から細菌が入り込むため、虫歯の再発も起こしやすいんですね。しかし、セラミックは、天然歯と化学的に結合させ一体化させることができるので、隙間から細菌が入りにくく、年月がたっても虫歯になりにくいといわれています。見た目にも透明感があり、天然歯と並べてみても義歯であることが気づかれにくいセラミックは、自然な印象の口元を求めてニーズが高まっています。
- Q噛み合わせなどの機能面も重視して治療をされているそうですね。
-
A
▲カウンセリング・治療説明を丁寧に行っている
当院では、セラミックを使用した治療を行う際、まず噛み合わせを十分にチェックしてから処置を行います。なぜなら、咬合に問題があるまま治療に入ってしまえば、お口の本来の機能である「噛みきり、すりつぶし、飲み込む」といった一連の動作がうまく働かず、せっかく装着した詰め物やかぶせ物も意味がなくなってしまうからです。噛む動作にはたくさんの接触点が生じていますから、噛み合わせのチェックにはこまやかな作業が必要となってきます。メタル素材の技工物の調整では削ることしかできませんが、セラミックならば高さを足すことも可能です。そういった意味でもセラミック素材のほうがより機能性を追求できるといえるでしょう。
- Qクリニック併設の歯科技工室もあると伺いました。
-
A
▲患者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの補綴物の作製が可能
はい。しっかりと噛むことができる機能性に優れた義歯を作るには、歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションは欠かせません。そのため当院では専用ラボを開設し、歯科技工士と近い距離で話し合いながら、患者さんお一人お一人に合った補綴物を作製しています。歯科技工士が患者さんと直接お話しすることもあり、お口の中を確認して製作しているので、色や形状などその人の個性までこだわってお作りすることができます。特に美的感覚は人によって異なりますから、できるだけ白い歯がいい、男性らしい四角い歯がいい、女性らしい丸い歯がいいなど、ご要望に沿った細かな調整まで行える点は、当院の強みになっています。
- Q治療計画は複数の歯科医師で相談して立てているそうですね。
-
A
▲在籍する歯科医師全員が技術力向上のため研鑽を積んでいる
週1回カンファレンスの時間を設け、自分が担当する患者さんの治療報告やデータ分析を行っています。当院は一人の患者さんに対して担当制としていますが、治療計画を練るときはほかの歯科医師と相談しながら進めていきます。また当院では勉強会や外部のセミナーへの参加を奨励し、学べる環境づくりにも努めています。それぞれが行った勉強会の知識をスタッフ間で共有する場も設けていますので、さまざまな知識を吸収しながらお互いに高め合ってくれています。外で学んだ技術を院内に還元し、それが結果的に患者さんにとってより良い診療を提供することにつながっています。
- Q金属アレルギーの方向けの治療もありますか?
-
A
▲さまざまな選択肢を提示できるのが同院の魅力
金属アレルギーの方のため、銀歯などの詰め物やかぶせ物のほか、かぶせ物の下にある土台なども金属を一切使用しない治療を行っています。たとえ金属アレルギーの症状がなくても、アマルガムなどの金属はお口の中で少しずつ溶け出し体内に蓄積されるため、セラミックなどの素材に変えることは健康維持のためにも重要です。費用の面で悩まれている方も多いかと思いますが、メタルフリー治療はすべて自由診療というわけではありません。一部プラスチック素材を用いたレジン治療などでは保険診療のものもありますから、諦めずにまずは歯科医院に相談してほしいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック/4万円~ ※詳しい料金に関しては直接クリニックまでお問い合わせくださいませ。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。