和田 茂樹 院長の独自取材記事
和田歯科医院
(松戸市/北松戸駅)
最終更新日:2026/08/07
北松戸駅東口から徒歩約1分。駅前の交差点に面して立つ「和田歯科医院」は、黒い文字の看板と木の温かみを感じる院内が印象的な歯科医院だ。一般歯科から小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、インプラント治療、審美歯科、義歯治療まで幅広く対応し、地域の子どもから高齢者まで長く通い続ける患者も多い。院長の和田茂樹先生は、患者から「おっちゃん」と呼ばれるほど気さくな人柄。治療の話だけでなく、旅や食べ物、日々の出来事まで自然体で語り合い、用がなくても顔を見せに立ち寄る患者もいるという。開業から18年、和田先生が大切にしてきたのは、患者と垣根をつくらず、「楽しい歯医者」であり続けること。その診療への思いと、地域に根づく温かな関係について話を聞いた。
(取材日2026年7月7日)
歯科医院らしくない空間で、幅広い悩みに応える
外観や院内、設備など、クリニックの特徴を教えてください。

外観は、いかにも歯科医院という感じにしたくなかったんです。看板も、歯科医院ではあまり見かけない黒い文字にして、遠くからでもわかりやすいブロック体を選びました。患者さんからも「歯科医院っぽくない」とよく言われますね。院内は木を取り入れ、できるだけ温かく、緊張しにくい雰囲気にしています。また、予防歯科専用の個室を設け、治療を行う診療室とは分けて、落ち着いてクリーニングやメンテナンスを受けてもらえるようにしました。レーザーも特徴の異なる3種類を備え、歯茎の処置や口内炎など、症状や治療内容に合わせて使い分けています。
歯科医師をめざした経緯と開業までをお聞かせください。
もともとは歯科医師になるつもりなんて、まったくなかったんですよ。バスケットボールのスポーツ推薦で商業高校に入ったんですが、部活は5日で辞めてしまって。特に進路も決めていなかったので、「何をやろうかな」と考えていました。そんな時、歯科医師だった親戚に「歯医者をやってみたら」と勧められ、「じゃあ、やってみようかな」と、その場で決めたような感じです。歯学部を卒業した後は松戸市内の歯科医院に勤務していたのですが、そろそろ独り立ちをしようと開業場所を探しました。その時に見つけた候補の一つが北松戸で、縁あって2008年にここで開業しました。
どのような診療に対応しているのでしょうか。

一般歯科を中心に、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、インプラント治療、審美歯科など、できる限り幅広く対応しています。僕一人でやっていますから、「これだけが専門です」と絞るより、地域の歯科医院として、口の中のことならまずは何でも相談してもらえる存在でいたいんです。子どもの治療も好きですし、歯石がたくさんついていると「きれいにしてやろう」と燃えてくるんです。中でも義歯の調整や修理は得意ですね。入れ歯が壊れたり、合わなくなったりすると食事にも困りますから、院内で対応できるものはできるだけその場で直して、早く使える状態でお返しするようにしています。
「おっちゃん」と呼ばれる、垣根のない関係を大切に
どのような患者さんが来院されているのですか?

小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い年代の患者さんがいらっしゃいます。高齢の方からは「入れ歯が割れた」「外れやすくなった」「当たって痛い」といった、義歯の修理や調整を頼まれることが多いですね。小さい頃から通っていて、成長してからも通院を続けてくれる子もいます。0歳の頃から知っている子が高校生になり、今では僕のことを「おっちゃん」と呼んでくれるんです。子どもの頃は嫌がっていた子が自分で来られるようになったり、家族を連れて来てくれたりすることもあります。長く続けていると、患者さん本人だけでなく、家族の成長や変化まで見られる。それが地域の歯科医院ならではの面白さですね。
患者さんとは、普段どのように接していますか?
治療や歯の話より、口の中とは関係のない話をしている時間のほうが長いかもしれませんね。僕は誰に対しても、あまりかしこまった話し方はしないんです。子どもたちからもらった手紙は院長室に貼っていますし、近くを通ったからと、用事もないのに顔を見せに来てくれる人もいます。自分で作ったおかずを「先生、食べな!」と持ってきてくれる患者さんもいますね。長く通っている人とは一緒に昼ごはんを食べに行ったこともありますし、旅行先で偶然会ったこともありました。歯科医師と患者というより、近所の顔見知りや友達に近い感覚なのかもしれません。
かなり近い距離で親しくされているんですね。

せっかく縁があって出会ったんですから、診療が終わったらそれきりではなく、町で会った時にも普通にあいさつできる関係でいたいんです。診療室の中では緊張して、あまり話せない人もいますよね。でも外で会うと、意外によくしゃべってくれたりする。そういう何げない会話から、その人の生活や困っていることが見えてくる場合もあります。患者さんだけでなく、スタッフとの距離も近いですよ。バックヤードにはキッチンがあるので、僕がスープをつくって、みんなに振る舞うこともあります。患者さんにもスタッフにも、必要以上に構えず、家にいる時のように気楽に過ごしてもらえる場所でありたいと思っています。
旅とラーメンを楽しみ、めざすのは楽しい歯科医院
最近の趣味や休日の過ごし方を教えてください。

以前はバイクで気ままに旅をするのが好きで、休みになるとよくツーリングに出かけていました。目的地をきっちり決めず、途中で見つけた場所に立ち寄るような旅が好きなんです。ラーメンも好きなので、旅先で店を探して食べに行くのも楽しみの一つですね。ただ最近は、キャンプ場が有料化されたり、予約制になったりして、思いつきでふらっと出かけにくくなりました。バイクでの遠出も少し大変になってきたので、今は車で行くことが増え、車中泊にも挑戦しました。旅先での出来事はブログにも書いているので、それを読んだ患者さんから「あそこへ行ったんですか」と声をかけられ、旅や食べ物の話で盛り上がることも多いんですよ。
歯科医師として、どんな時に喜びを感じますか?
歯科医院もサービス業だと思っていますから、患者さんが繰り返し来てくれるのは素直にうれしいですね。気に入らなかったり、嫌な思いをしたりすれば、次は来てくれません。定期的に通ってくれることは、ある程度は慕ってもらえているということだと思います。特に子どもは変化がわかりやすいです。最初は泣いて診療台にも座れなかったり、口をまったく開けてくれなかったりした子が、何度か顔を合わせるうちに、自分から座って口を開けてくれるようになる。無理に押さえつけるのではなく、その子なりのペースで慣れてくれた時は、「やっと認めてもらえたかな」とうれしくなりますね。
最後に、今後の展望と患者さんへのメッセージをお願いします。

これからも変わらず、「楽しい歯科医院」でありたいですね。歯科医院というと、痛い、怖い、できれば行きたくないというイメージがあると思います。でも、あまり身構えずに来てもらえたらうれしいです。歯が痛い、詰め物が取れた、入れ歯が合わないといった時はもちろん、「ちょっと気になる」という程度でも構いません。歯のこと以外の話だけでも構いませんよ。お子さん連れの方も歓迎しています。親御さんの診療中は、できる範囲でスタッフが見守りますので、遠慮しなくて大丈夫です。「この先生、ちょっと面白いな」と思ってもらいながら、家族ぐるみで長く付き合っていけたらうれしいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正(症例により異なります)/88万円、インプラント治療/44万円(インプラント体22万円+上部構造22万円)、ホワイトニング(片顎)/1万1000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

