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荒木 進 院長の独自取材記事

おおたかの森耳鼻科モーニングクリニック

(流山市/流山おおたかの森駅)

最終更新日:2022/07/11

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2005年の開通以来、発展を続けるつくばエクスプレス沿線。そうしたエリアの一つである流山おおたかの森駅は、東武野田線との乗り換え駅でもある。駅周辺はデッキでつながった飲食店街や、クリニックが集まったビルがあり、雨の日も移動に便利だ。「おおたかの森耳鼻科モーニングクリニック」も駅から直結しているクリニックの一つ。院長の荒木進先生は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの手術経験を豊富に持ちつつ、減感作療法など新しい治療法にも積極的に取り組んでいる。午前7時という早朝から診察しているのは、患者に対する誠意の表れだ。「いつか、市内から耳鼻咽喉科領域で重症化する人をなくすのが目標なんです」と語る荒木院長に、診察中の心がけや同院で行っている減感作療法など、幅広い話を聞いた。

(取材日2015年9月7日)

新しい治療法にも積極的な耳鼻咽喉科

開院にあたり、この地を選んだ理由をお聞かせください。

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以前東京医科大学の霞ヶ浦病院に勤めていたとき、流山おおたかの森駅で乗り換えていたので、多少知っていた土地でした。最初はほとんど何もなかったのですが、毎日の通勤中にいろいろなお店や住宅地ができていくのを見ていて、「これから発展していく地域なのではないか」と思いまして、ここで開業することにしました。僕の家は世田谷のほうなので、通勤にはなかなか時間がかかりますが、いろいろなメリットがあるので朝7時に開院しています。、通勤・通学の前に治療を受けられたほうが患者さんにとって通いやすいですよね。また、特にアレルギー症状については朝起こることも多いので、発症してすぐに診られるというのは大きなメリットですね。

こちらにいらっしゃる患者さんの年齢や性別、症状に傾向はありますか?

年齢層についてはとても幅広くて、子どもからシニアまで、いろいろな年代の方に来ていただいています。新興住宅地が近いので、若いお母さんがお子さんを連れていらっしゃるというケースが若干多いでしょうか。昔と比べると、アレルギー性鼻炎をはじめとしたアレルギー性の疾患が増えましたね。また、花粉症が発症する年齢もかなり下がっていて、幼稚園くらいから花粉症になる人もいます。一昔前までは、早くても小学校高学年や中学校くらいからだったのですが。逆に減ったものは、鼓膜の切開が必要になるような、重症の中耳炎などですね。これは抗生物質の質が良くなったからでもありますし、患者さんがこまめに病院へ行くようになったからだと思います。

舌下免疫療法や治験なども積極的に行われていますね。

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はい。アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法について、当院では定期的にやっています。これは舌の下に治療薬をつけるという治療法でして、従来の注射によるアレルギー治療よりも手軽に行うことができます。少しコツがいりますが、痛みがほとんどないということが大きなメリットですね。問い合わせや実際に希望して受診される方も多いです。舌下免疫療法は2014年の秋に保険が適用されるようになったばかりなので、そこから皆さん積極的に受けられるようになりました。スギアレルギーの舌下免疫療法の薬は既に実用化されていますし、2015年中にダニアレルギーの薬も完成すると聞いています。一つアレルギーがある方は、他のアレルギーを併発されることも多いですし、抗体が相互に影響して、一度治ったと思ったものが再発することもあります。ですので、数年かけてじっくり治療していくことが大切です。

幅広い世代の医療関係者と関わってきた

先生が医師という職業や、耳鼻咽喉科という科を選んだのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

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僕の父が産婦人科、母が耳鼻科の医師なんです。しかも僕は長男なので、両親からずっと「医学部に行け」と言われていましたね。また、母が開業していたので、耳鼻科でどんなことをするのかということも、小さい頃から何となく知っていました。他の職業ではテレビや映画の制作にも興味があったのですが、医師になってみてから「自分にはこちらのほうが向いているかもしれない」と思いましたね。患者さんとふれあって、お話をして、少しずつ良くなっていかれるのを見るようになって、とてもやりがいや喜びを感じられる仕事だなと。この道に進んで良かったと思います。

オーストラリアやアメリカで研究していた経験もありますが、日本の医療機関とはどんな違いがありましたか?

違うな、と思った点は二つあります。一つは実験のやり方で、日本人では「やっているうちに方向が見えてくる」ということが多いんですが、他の国の方は最初から「こういう方向に行くためにどうすればいいか」と道筋を決めて実験や研究をしていましたね。もう一つは、海外の方は治療への対価というものを基準に仕事をしていることが多いなと思ったことです。価値観や成長する前の背景がまったく違うので、ときにはちょっとした口論になることもありましたが、特にオーストラリアでは、プライベートで楽しく付き合えた人もいましたね。印象深いのはイタリアの方で、いかにもイタリア人らしい明るい方でした。研究中はもちろん真剣なのですが、プライベートではパッと切り替えていて、とてもおしゃれが好きな方で、一緒に買い物に行ったり、料理を作ってもらったりしましたね。オーストラリアの方とも、スポーツの話などで仲良くしてもらえて楽しかったです。

大学にもお勤めでいらっしゃいますが、大学で学生に接する際はどんなことを心がけていらっしゃいますか?

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東京医科大学に兼任准教授として勤務しています。学生に対しては最初から答えを用意するのではなくて、学生が自分で考える習慣がつくようにしています。今の学生はすごく真面目な人が多くて、よく考えていますね。もしかすると、僕たちの世代よりずっと考えているんじゃないかと思います。その代わりといっては何ですが、ハプニングにちょっと弱い気がしますね。医師は教科書どおりにやっていてすべてがうまくいくわけではないので、そこは勉強と経験で補っていってくれればなと思います。

流山市内から、耳・鼻・のどの病気をなくしたい

患者さんに接する際、最も心がけていらっしゃることはどのようなことでしょうか?

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患者さんが何を望んでいらっしゃるのか、よく話し合ってきちんとつかむことですね。当院の診察室には三方向にモニターをつけてあるのですが、これはどの方向を向いていても、「今どこにどんな治療をしているのか」ということを患者さんご自身で見て、理解していただくためです。事前に説明されていても、何をされているのかリアルタイムでわからないと、不安なままになってしまいますから。また、機材を使うときには、できるだけ他の方の目が気にならないような配置に気をつけています。ネブライザーのスペースでは、向かい合う場合もお互いに直接顔を合わせることがないよう区切りました。また、聴力検査のスペースは完全防音室にして、より精度の高い検査を行えるようにしています。

たいへんお忙しいと思いますが、趣味やリフレッシュの時間はおありですか?

車が好きですね。ここを開業したときに車通勤に変えたのですが、毎日世田谷の自宅から通ってきているので、割と頻繁に乗り換えています。最近はなかなかゆっくり時間を取れないのですが、休みの日にはたまに友人と飲みに行ったり、カラオケに行ったりしますね。学生時代はスキーやアイスホッケーをやっていたので、ウインタースポーツも好きです。

それでは、今後の展望についてお聞かせください。

ちょっと大きな話になってしまいますが、流山市内で鼻炎や花粉症で重症化する人をなくすことが目標です。医院としては、もう少し広い場所に移ったら、二診制にしたいですね。そうすれば待ち時間も減りますし、より多くの患者さんに対応できるようになりますから。また、僕やこの医院の展望とは少し違いますが、もう少し朝早くから診療するクリニックが増えたらいいなと思います。先程もお話したとおり、朝早く開けることによって、患者さんにも医師やスタッフ側にもメリットがありますので。

最後に、読者へ一言メッセージをお願いします。

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当院では耳鼻咽喉科やアレルギーに限らず、幅広い分野に対応しています。小さなことでも、気軽に悩みを相談しに来ていただければうれしいです。流山市の夜間診療や休日診療も当番制で行っているので、小児科や内科のことも少しは診られますし、一見関係ないことでも、耳や鼻の症状とリンクしていることもあります。ですから、特殊な科と思わず、いつでもおいでください。

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