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青木 茂 院長の独自取材記事

あおきクリニック

(名古屋市天白区/塩釜口駅)

最終更新日:2019/08/28

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天白区植田山にある「あおきクリニック」は、木のぬくもりを感じられる建物が印象的な地域に根ざしたクリニックだ。青木茂院長の専門は消化器内科。勤務医時代に数々の内視鏡検査や手術を行ってきた経験から、地域のかかりつけ医でありながら、消化器内科では質の高い医療を提供することをめざしている。穏やかなたたずまいの青木先生だが、内視鏡による定期健診の必要性を説く姿は情熱的だ。早期発見と早期の対応こそが胃がんを代表とする命に関わる疾患への最大の予防策だという想いと、医師になる決心をした話など、丁寧に話してくれた。
(取材日2016年7月25日)

早く見つけて対処すれば治る可能性があることを知って

クリニックの理念と、どんな患者さんが訪れるのかを教えてください。

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「地域のクリニックでありながら、大病院に負けない品質の医療を提供する」が当クリニックの理念です。高度な医療を提供することで、患者さんに笑顔で、満足して帰っていただけるよう日々意識しています。患者さんのお住まいは植田山など近隣の人が多い一方で、わざわざ遠方からも来院してくれる患者さんも多くいらっしゃり、頼りにされているんだなとうれしく思います。質の高い医療をめざしてきたかいがありますね。小児科も標榜していますので、患者さんはお子さまから高齢者の方まで、多くの方に受診していただいていますが、当クリニックの患者さんの多くは健康意識が高く意欲的で、医療に関する知識がある人が多いように思います。

医師をめざしたきっかけを教えてください。

私が高校生当時、まだ30歳台だった叔母を胃がんで亡くしたことがそもそものきっかけです。叔母の早すぎる死を経験した私は、自分の将来像と適正を考えた上で、医師としてひとりでも多くの命を救いたい、特に胃がんをはじめとする消化器系の疾患を治したい、と考えました。医学生として消化器系の疾患について深く学んでいくうち、胃がんが日本人の死因でとても多い一方で、早期発見・早期治療ができれば、治る可能性がある疾患であることがわかりました。治すためには内視鏡を操るスキルが欠かせないと分かり、習得に没頭するとともに、早期発見と早期治療を推し進めることをライフワークのひとつとすることに決めました。

開業のきっかけや、この場所を選ばれた理由を教えてください。

Df2

地方病院での勤務を経て名古屋に戻ってきた頃は、開業するつもりはありませんでしたが、市内の病院での勤務時代、思うような医療を医師として提供できない時期がありました。それならば自分で開業して、当初の思いである消化器系疾患の早期発見と早期治療など、自分が理想とする医療を実現したいと考えました。そうして一念発起し、準備期間を経て2008年に開業しました。この地には特別な縁があるわけではなかったのですが、クリニックに適した立地として時間をかけて見つけたこの地に決めました。西側は丸ごと山のような丘で、周囲には多少の心配の声もありましたが、開業してみたら自分としては問題ありませんでしたね。

わかりやすい言葉で、つらくない治療を実践

早期発見のための検診の大切さについて教えてください。

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皆さんにお伝えしたいのは、疾患の早期発見と早期治療のために、体に問題が無いうちに定期健診を受ける習慣をつけてほしいという事です。個人的に叔母のこともありましたので、私は人一倍検査の大切さを感じています。2016年の10月から名古屋市民の50歳以上は2年に一度小額の自己負担で胃カメラ検査を受けられることになりました。これをきっかけに早期発見に繋がると良いと思っています。特にピロリ菌は、胃がんの原因として非常に厄介な存在です。ご自身が感染しているかどうかを知っておくことが重要だと思います。

特に力を入れている診療内容について教えてください。

内視鏡検査、特に大腸カメラです。胃カメラに比べて、大腸カメラに関しては医師の経験によって精度に大きく差がでます。私は勤務医時代から多くの経験を積みましたので、診断精度とつらくない検査には自信があります。日帰り大腸ポリープ切除術も行っており、内視鏡に関する技術を今後も究めていきたいですね。当院では内視鏡を使う際、安全のため麻酔を使わない代わりにできるだけ患者さんがつらくならないような技術を磨いていまして、おかげさまで患者さんからは好評をいただいております。どうしても麻酔をご希望される場合は、信頼できる医院を紹介しますので、まずは検査を受けることについて、相談いただきたいですね。

検査にあたってどのようなことに気を付けていますか?

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私自身が大腸カメラ検査を3回、受診した経験があるのですが、その際に、誰かに手を添えてもらっているととても安心する、という事がわかりました。「手当て」という言葉は元々文字通り「手を当てる」ということから生まれた言葉らしいのですが、これは的を射ていると思います。患者さんの痛みができるだけ少なくなるような配慮が大切だと思います。当院の内視鏡検査は、スタッフに手を当てられて安心感を得ながら、受診できる環境を整えております。

生活習慣病の改善指導もしていらっしゃいますね。

そうですね。風邪などの急性疾患の他に、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病でかかられる方も多いです。地域のかかりつけ医としての役割を担っていきたいと考えているので、一般内科の診療は大切にしています。生活習慣病の診療で大切にしていることは、患者さんの健康に対する意識付けです。生活習慣病のような慢性疾患はすぐには良くならないのですが、薬を飲めばすぐに改善されると思っている方もいらっしゃいます。また、健康診断で「血圧が高いですね」と言われても、ご本人の体調が悪いことは少ないので、生活習慣の改善に対して積極的であることは少ないのです。そこで、当院では初診時に資料などを使い、なぜコレステロール値や血圧が高いと良くないのかを説明するようにしています。まずは、生活習慣を見直すところから始めて、根本的な解決を図ります。薬をお出しするのはそのあとですね。

これからも早期発見の大切さを訴える

患者さんと接するときに心がけていることはありますか?

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患者さんが何を知りたくて、何を伝えようとしているのかを対話の中で汲み取り、適切なアドバイスをし、品質の高い医療を提供することで患者さんの満足度を少しでも高いものとなるように努力しています。キーワードは「どうしたいですか?」という意思確認です。患者さんの中にはたとえ、がんが見つかったとしても、治療を希望しない人もいます。どうしても患者さんに迷いがある場合は、私からの提案として「もし私の家族が貴方の状態になったら、私なら手術を勧めます。」という例えを使ってご意見を伺います。患者さんは誰でも明確な意思を持っているわけではないので、医師として時には患者さんの意思決定の誘導といいますか、お手伝いが必要な場合もあります。

今後の抱負やクリニックの展望についてお聞かせください。

消化器系の疾患の早期発見と早期治療が最重要事項です。検査を受ける大切さをできる限り患者さんに説いており、地域の人にも情報が行き届くと良いなと思います。また、患者さんが望んでいる広範囲の治療に対応できるよう、更に自分自身を高めていくことが必要です。患者さんと話していて思うのは、私に何でも診てほしいという希望を持っていることです。自分の信頼できる先生に、かかりつけ医として何でも相談したいのです。そのためには、漢方の処方など、治療対応できる範囲を増やしていく必要があると思います。患者さんの思いを感じれば感じるほど、もっと多くの治療に対応できるクリニックでありたいと思います。患者さんの期待に応えることができた瞬間は私自身もとてもうれしいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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やはり内視鏡によるがん検診を積極的に受けてほしいです。先にも触れましたが、内視鏡による検査は怖いイメージがあるかもしれません。当院は麻酔を使わない内視鏡検査ですが、だからこそつらくないようなノウハウは積んでいます。経鼻の内視鏡もありますので、ぜひ受診を検討してほしいですね。また、調子が悪いけどどこにかかればいいのかわからない、という場合でも信頼できるところに紹介するなど対応しているので、困っていたら頼りにしてほしいですね。

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