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藍 浩之 院長の独自取材記事

あい歯科

(東海市/高横須賀駅)

最終更新日:2023/05/10

藍浩之院長 あい歯科 main

患者一人ひとりが、口元を気にせず笑い、食べたいものを食べられる生活を送れるように、歯科医師としてできることをしていきたい。ざっくばらんな口調で診療に対する思いを語るのは、愛知県内だけでなく、県外からも多くの患者が訪れる「あい歯科」の藍浩之院長。歯周病治療やインプラント治療において多くの研鑽を重ね、実直に患者と向き合ってきた。思いをともにする歯科衛生士と協力し、チーム医療によって患者の健康を支える一方で、スタディーグループにてインストラクターも務めるなど、精力的に活動する藍院長。プライベートでも、山ではスキー、海ではフリーダイビングと、活動的に趣味を楽しんでいるという。ジムで体力を養い、診療にも趣味にも全力投球する藍院長に、診療に対する熱い思いを語ってもらった。

(取材日2022年11月9日)

いかなる状況でも妥協せず、より良い診療をめざす

クリニック開業までのご研鑽について教えてください。

藍浩之院長 あい歯科1

大阪歯科大学卒業後は大阪のクリニックに勤務していました。勤務医時代に出会った先輩の影響で、歯科医療の面白さ、魅力にのめり込んでいって、セミナーや勉強会にも、積極的に参加するようになっていったんです。府外で開催されるセミナーも多かったので、その頃からよく名古屋には足を運んでいましたね。歯科医師として経験を積み、開業を考え始めた頃に、偶然セミナーの講師から「私のクリニックに来て、一緒に診療しないか?」と、お誘いを受けました。開業までのいい経験になると思い、講師がクリニックを構える名古屋にやってきました。私としては2~3年ほど経験を重ねた後に、地元である兵庫に戻って開業しようかと思っていた時に、阪神・淡路大震災があって……。正直なところ、戻るに戻れなくなってしまったのです。そこで「縁のあった愛知で開業しよう」と切り替え、開業に至りました。

診療体制の特徴を教えてください。

開業時より、適切な診療を提供するため、感染症防止の対策に力を注いできました。治療で用いる道具類は高圧蒸気滅菌とガス滅菌を併用して滅菌・消毒処理しております。以前より歯科医療の現場では感染症対策の重要性が指摘されていましたが、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大もあり、当院でもすべての診療室に口腔外バキュームを設置し、診察ごとのチェア消毒は徹底しています。定期通院の患者さんには、受付スタッフが前回受診時と変化した点があるかなどを確認する体制となっています。予約制診療ですので待合室が密集状態になるケースはほとんどありません。少しでも患者さんに安心していただけるよう、工夫を凝らすのも私たちの大事な役割ですね。

どのようなきっかけで来院される患者さんが多いですか?

藍浩之院長 あい歯科2

近隣の方だけでなく、県外から通う患者さんも大勢いらっしゃいます。遠方の患者さんは、当院で治療を受けた患者さんからの紹介や、私のことを知る歯科医師からの紹介が8割近く。年齢層は30代半ばから70代で、下がった歯茎を治したい、失った骨を再生したいといった、歯周病に関する相談が多数です。私が歯周病やインプラント治療に注力していることを知って来られる方が多く、ありがたいと思う一方で、信頼のおけるクリニックが身近にない方が多いのだな、と感じるところでもあります。どんな治療でも、患者さんがどうしたいのかをしっかりとカウンセリングし、治療が可能かどうか、治療の必要があるのかどうかを見極め、信頼関係を築くことを重視しています。患者さんも納得し、治療方針が決まったら、要望に対して全面的にサポートするというスタイル。自費診療、保険診療にかかわらず、患者さんにとって一番良い治療を提案していきたいですね。

原因の本質を見極め、治療する

モットーとして、「楽しい食事と笑顔のある生活」という言葉を掲げていらっしゃいますね。

藍浩之院長 あい歯科3

クリニックに来る患者さんは、何かしらお口に問題を抱えています。口元が気になって隠してしまったり、食べたい物が食べられなかったり。でも、もともと皆さん口元を気にせず笑い、食べたいものを食べていましたよね。それらができなくなることは、幸せな人生とは言えないのではないでしょうか。以前のように歯を見せて笑い、好きなものを安心してなんでも食べることができる生活を送りたいと願うことは、決してぜいたくなことではありません。そのお手伝いをするのが、このクリニックの役割だと思っています。

患者さんと向き合う際、どのようなことを心がけていますか?

診療を通して、患者さんに何か“お土産”を持たせてあげられるようにと、心がけています。お土産とは、患者さんの抱える問題を一歩前進させるためのもの、といったところでしょうか。例えば、痛みを取り除いたり、噛めるようにしてあげたりするといったこともそうですし、治療につながる有益な情報を渡すことや、不安を取り除いてあげることも、お土産だと思っています。せっかく当院に来ていただいたのに、何もお渡しできないというのは、申し訳ないですから。悩みや不安がある方に対し、歯科医師として何をしてあげられるのかを常に考えています。

治療を進める上で大切にしていることは何ですか?

藍浩之院長 あい歯科4

問題が起きた原因を明確にすることですね。そして原因を解決するためすべきことと患者さんの要望をすり合わせながら治療方針を定めていきます。ここで重要なのが、患者さんと歯科医師が「双方の言いなりにならない」ということ。治療は、どちらか一方の責任ではなく、お互いが納得していなければ、うまくいきませんから。時には、患者さんの希望とは異なる治療を提案することや、希望する治療はできないとはっきり言うこともあります。歯科医師として、原因を解決しないまま治療を行うわけにはいきませんからね。それに患者さんが本質的に望んでいるのは、インプラント治療を受けることではなく、入れ歯を入れたくない、自分の歯を大切にしたいということなんです。その願いに対して、責任を持ってどう応えるかが重要だと考えています。

患者の信頼に応えるため、責任を持って治療に取り組む

先生の感じる、歯科医療の魅力とは何でしょうか?

藍浩之院長 あい歯科5

歯科治療は、私の中では家でいうところの「リフォーム」だと思っているんです。というのも、お口の中はもともと健康だったはずですが、何かの原因によってトラブルが起こり、結果として治療が必要となってしまいます。歯科治療はその原因を解決し、同じトラブルが起こらないように再建するもの。ただ目の前の症状を治すだけではいけないんです。機能回復だけでなく、審美性も求められる治療を実現することは、治療の醍醐味でもあり、同時に大きな責任を負うものでもあると思っています。

今後取り組んでいきたいこと、力を入れていきたいことなどありますか?

大きく2つあります。1つは予防歯科。大がかりな再建をすることなく最後まで噛めるようになれば、それが一番の幸せですから。そのためには、問題が起こらないうちから関わっていくことが必要だと思います。そしてもう1つが、治療期間の短縮です。今もなお医療技術は発達していて、新しい考え方や術式が生み出されています。工程を省くわけではなく、これまでと違うアプローチにより、治療期間の短縮と同等の結果を得る。これもめざすところだと思いますね。そのためには日々勉強していかないといけませんし、一生の課題です。今できる日本の歯科技術の先端を学ぶ場に20年以上、通ってきました。現在は、そのスタディーグループでインストラクターを務めていますが、若手歯科医師の意欲的な姿を見ると、こちらとしても負けていられないなと思いますね。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

藍浩之院長 あい歯科6

ぜひ、ご自身に合ったクリニックを見つけてほしいですね。まずは、治療の目的や治療をする上で何を優先したいのかを再確認することが大事です。一番良くないのは、漠然としていてご自身でもどうしたいのかがわかっていないこと。歯科医師にお任せ状態になっている方も多く見受けられます。わからないことは質問し、きちんと理解した上で、希望する治療を全うしてくれるクリニックを選ぶことがベストだと思います。インターネットで調べる他、セカンドオピニオンを受けてみるなど、行動することも大事です。加えて、同じ歯科医師として、拡大鏡を使用している歯科医師は、患部を細部まで診ようとする姿勢を持っていると思います。技術まではわからなくても、丁寧な治療をする意志があることは確か。クリニックを探す一つの要素として着眼してみるのはいいかと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本46.2万円~(材料費込み、税込)
歯周組織再生療法/1歯11万円~(材料費込み、税込)
部分矯正/10万円~
全顎矯正/40万円~
ホワイトニング/全額5万5000円(税込)
歯牙移植/11万(税込み)

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