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高村 伊都子 院長の独自取材記事

小児歯科さくらクリニック

(北九州市小倉南区/徳力公団前駅)

最終更新日:2021/10/12

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北九州モノレール徳力公団前駅の目の前にある「小児歯科さくらクリニック」。2006年の開業以来、小児歯科専門クリニックとして多くの子どもたちの診療に尽力しながら、子どもが生涯自分の歯を、そして将来その子が親になったときわが子の歯を守っていけるよう、口腔内ケアの習慣づけを重視している。「口の中のことは小さい頃から手をかけて教育していくことが大切。次の世代を育てるのは、小児歯科の重要な役割だと思います」と高村伊都子(いつこ)院長。先輩ママとして子育て真っ最中の親たちをサポートしたいという思いも強く、「何か困ったとき、頼れる場所の一つになれたらうれしいです」と語る。何でも相談したくなるような気さくな笑顔の高村院長に、小児歯科診療への思いを聞いた。

(取材日2021年6月29日)

診療前後の子どものケアを徹底。多くの目で見守る

こちらの診療の特徴を教えてください。

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小児歯科専門のクリニックで、初診で受け入れているのは0歳から中学3年生までですが、その後も通い続けてくださり、大学生になっても受診してくれる方もいます。虫歯の治療や予防歯科、口腔外科的な処置、歯並びを整えるための咬合誘導などに対応しています。3歳以上のお子さんには、初めて歯科治療に入る前にまず、“話して、見せて、やってみる”トレーニングを。歯科という環境に慣れていただいてから治療に入ります。ですが緊急を要する場合は別。スタッフが温かく声かけしながら、一人ひとりの状況を考えて適切に処置します。また大学病院と連携を取っているので、全身疾患のあるお子さんや院内で対応できない治療などは患者さんと話し合い、広い選択肢の中から選んでいただけるようにしています。

診療体制はどのようになっていますか?

歯科医師は私、矯正担当、大学病院の小児歯科医局から来られる先生の3人体制。歯科衛生士3人、そして歯科助手が5人います。保育士の資格を持ったスタッフもいて、診療前後にお子さんの精神的なケアをするという重要な役割を担っています。泣いた子にどう語りかけ、笑顔にして帰すか。当然一人ひとりタイプが違いますから、その子に寄り添ったやり方で臨機応変に対応。性格や気づいたことなど細かい部分まですべてカルテで情報共有し、口の中のことだけでなくお子さん自身を理解できるよう努めています。また、低年齢児は絶対に放置できませんから、1人のお子さんに必ず2人以上で対応。多くの目で様子を見守ることで、ちょっとした変化も決して見逃さないようにします。親御さんも心配なことがあれば何でもお話しください。

待合室から中の診療室の様子がよく見えるようになっていますね。

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当院では3歳以上のお子さんは原則1人で診療室に入り、治療を受けていただいています。それくらいの年齢になると、私たちの話をきちんと聞く力があります。もちろん泣く子もいますが、少しずつ練習を重ねていけば大丈夫。子どものケアに慣れたスタッフがしっかり丁寧に対応していますのでお任せください。それでも親御さんはご心配だと思いますので、待合室から中の様子がよく見えるよう可能な限りガラス張りにして、診療を可視化しています。個室もありますが、そこもガラス張りです。新型コロナウイルス感染症流行の中なので、親御さんは車で待機していただいたりと、感染症対策を徹底しながら診療を続けています。クリニックの外からでも、中の様子はよく見えますのでご安心くださいね。

小児矯正のほか、習癖、態癖へのアプローチ

最近はどのような患者さんが増えていますか?

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最近はお子さんの歯並びを幼少期から気にされる親御さんが多く、小児矯正のニーズがたいへん高まっています。1~2歳の歯が生えたばかりの頃から心配される親御さんもいますが、実際に矯正をスタートできるのは幼稚園年長さんくらいからが一般的です。負担の少ない床矯正装置やマウスピース型装置を用いながら、早めに予防や調整をして永久歯を正しい噛み合わせに導いていく咬合誘導を行います。もちろんこの小児矯正だけで終わらず、本格的な矯正治療が必要になるケースもあります。また近年、口腔機能が低下しているお子さんが多く、口、舌の筋肉の低下が歯並びにも影響し、その後一生涯にわたって影響を及ぼすことがあります。当院には矯正を専門に担当している歯科医師が常勤しており、矯正はもちろんのこと、各年齢層におけるトレーニング等にも力を入れています。トータル的にお子さんの成長を見越したご提案をしていますので、一度ご相談ください。

虫歯治療においては、どのような工夫をされていますか?

乳歯の虫歯は進行がとても早いんです。虫歯がたくさんある場合、恐怖心が強いお子さんは毎回の治療が負担になりますし、親御さんが忙しくてなかなか通院の時間がとれないこともあり、その間に悪化してしまうことがあります。その場合、通常より多くのスタッフを投入して、一回の治療で複数本の治療をまとめて行う、“ブロック治療”に取り組んでいます。子どもを何度も泣かせたくない、治療回数をなるべく減らしてあげたいという“親心”でやっていることです。治療後には、頑張ったご褒美をお渡しします。低年齢児には特に、あれが欲しいから頑張るという動機づけは有効です。歯科治療への恐怖心や嘔吐反射が強い子には笑気吸入鎮静法が役立ちますが、パルスオキシメーター(血液中の酸素濃度を測る装置)を装着し、呼吸の管理をしながら使用しています。また、最近ではレーザーを用い、痛みを和らげる治療にも力を入れています。

親御さんたちへ何か伝えたいことはありますか?

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お子さんを怖がらせないであげてほしいとは思います。「歯医者は怖いよ、痛いよ、でも頑張りなさい」というのでは、治療に対する協力は得られません。もっと気軽に、「私たちに会いに来る」という感覚で来院していただければと思います。また、虫歯が多い場合、やはり家庭内の環境や食生活、歯磨きなど根本的なところを改善しないといけないケースもあります。夜間に清涼飲料水を習慣的に飲ませたり、ダラダラおやつを食べさせていたり。泣きながら治療を受けているお子さんを見てかわいそうだと思われるのであれば、これを繰り返さないように生活を変えるのは親御さんの責任だと考えます。生活を変えていくためにも、歯の大切さ、歯磨きの大切さを私たちプロがお教えします。母として、また歯のプロとして子育ての悩みに寄り添いながら、親御さんの意識を変え、やる気にするのも私たちの仕事だと思っています。

子育ての悩みを打ち明けられる場所の一つに

ところで、こちらを開業されるまでの経緯を教えていただけますか。

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福岡歯科大学を卒業後、尊敬する小児歯科を専門とされる先生のもとで働きながら研鑽。小児歯科は女性として子育てにも寄り添うことができる、一般歯科以上のものがあるとやりがいを感じ、この道を突き進んできました。1998年に夫が開業した歯科医院で小児歯科を担当していましたが、「より子どもたちが通いたくなるようなクリニックをつくりたい」という思いが強くなり、2006年にこちらを開業しました。私は夫の歯科医院のある地域では保育園医・学校歯科医を担当しているので、そちらにも時々顔を出しています。私の子どもは2人とも大学生になり、子育てもひと段落。子どもが幼稚園生の頃に開業したのですが、子どもの成長とともに、このクリニックも成長してきたのだと、うれしく思います。

今後の展望を聞かせてください。

開業して15年、小さい頃から当院に通い、巣立っていくお子さんも増えてきました。久しぶりに会うと驚くほど大きくなっていて、でも変わらずにかわいくて。この子たちが将来親になったとき、自分の子どもを連れてきてくれるようなクリニックになりたいと思っています。そして当院のスタッフも、長く勤めてくれている人が多くなりました。経験を積んだ彼女たちが結婚・出産してもまたここに戻ってきてくれるような、子どもを産んでも働き続けることができるクリニックで在りたいですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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お子さんの成長を責任をもって診ていくのが、小児歯科の役目。お子さん、そして親御さんとしっかりコミュニケーションをとりながら信頼関係を築き、治療・教育を行うと同時に、親御さんたちのいろんな悩みをいつでも聞けるような温かい雰囲気を大切にしていきたいです。当院が、子育てする中での頼れる場所の一つになれたらうれしいと思っていますので、気軽に声をかけてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正装置を用いた矯正/14万3000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/8万8000円~

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