田端 和高 院長、尾上 富太郎 副院長の独自取材記事
ブランカ歯科医院
(奈良市/新大宮駅)
最終更新日:2026/01/15
近鉄奈良線・新大宮駅から徒歩3分。「ブランカ歯科医院」は、駅前の大通りに面したビルの1階にある。大学時代の先輩後輩という関係性の田端和高院長と尾上富太郎副院長が、それぞれの専門性を生かした幅広い選択肢から、患者に寄り添った治療を提案している。同院が大切にしているのが、誠実さと確実性。ただスピードを求めるのではなく、将来を見据えた治療を心がけている。30年来の付き合いになるという2人の歯科医師が、互いにリスペクトし合いながら診療を行う同院。クリニックづくりのこだわりや注力する診療、大切にする思いを聞いた。
(取材日2025年12月26日)
専門性を持つ2人の歯科医師が協力する診療が強み
まずは院内の環境づくりや設備のこだわりをお聞かせください。

【田端院長】患者さんが落ち着いて治療に臨めるよう、院内環境づくりを大切にしています。診療室は半個室設計とし、治療中に他の患者さんの様子や表情が目に入らないよう配慮しています。また、院内は靴の脱ぎ履きが不要なバリアフリー設計とし、ご高齢の方でも無理なく移動できる環境です。衛生面で滅菌装置の導入は当然ですが、安心して口を開けていただくことが医療の礼儀だと考え、医療用空気清浄設備4台や口腔外バキューム5台、治療の際に使用される水を除菌する設備である給水除菌システムなど、目に見えない部分まで清潔を保つための設備を整えています。立地は新大宮駅から徒歩3分に加え、駐車場も6台分を確保しており、電車でもお車でも通院しやすいと思います。
2人体制で診療されているそうですね。役割分担について教えてください。
【尾上副院長】一般的な歯科治療や口腔外科治療は、私が担当しています。加えて、CAD/CAMを用いた1日修復治療も行っており、歯科治療に時間をかけることが難しい働き世代の方に喜ばれています。
【田端院長】私は義歯治療や噛み合わせの診査診断を中心に担当しています。義歯でお困りの方は、原因が複雑に絡んでいることも多いため、それぞれのお口の状態に合わせた丁寧な調整や治療を心がけています。副院長と担当を分けているものの、院内での情報共有を密に行い、お互いの強みを生かした体制で患者さんをサポートしています。
お二人の関係性や、お互いが尊敬しているところを教えてください。

【田端院長】私たちは大学のバレーボール部の先輩後輩で、もう30年以上の付き合いになります。コート上では私がセッター、副院長がアタッカーとして連携しており、深い信頼関係は現在の診療にも生かされていると思います。副院長の真面目で丁寧に患者さんと向き合う姿勢が、尊敬するところです。私が義歯治療に注力してきた間に、副院長は大学病院の口腔外科で研鑚を積んできました。異なる専門性を持つ二人が協力することが、当院の魅力になっていると感じます。
【尾上副院長】単に目の前の治療を行うだけでなく、処置の前後や経過でどのような変化が起こるかという予測も含め、全体を責任を持って見極める院長の姿に、歯科医師として「まだまだ及ばない」と感じますね。細部まで妥協しない真摯な診療姿勢に、信頼を寄せています。
スピードではなく誠実さと確実性を重視した治療
クリニックで大切にしている診療理念は何ですか?

【田端院長】私たちが大切にしているのは、治療法や結論を先に決めるのではなく、患者さんが今、何に困っているのかを出発点に診療を考えることです。歯科医療では、経験や得意分野に引きずられると、視点が一方向に偏ってしまうことがあります。そのため当院では、日々研鑽を続けながら視野を広く保ち、症状だけでなく、お口の状態、生活背景、不安やご希望まで整理した上で診療を行っています。「この治療ができるか」ではなく、「その方が抱えている問題は何か」「何が一番の困り事なのか」を明らかにし、そこから複数の選択肢を検討していく。その結果として、その方にとって無理のない、納得できる医療を一緒に選ぶこと。それが、私たちの診療の基本姿勢です。
院長が特に注力されている治療について教えてください。
【田端院長】長年研鑚を積んできた義歯治療に注力しており、おかげさまで遠方から来院される方も多くいらっしゃいます。私が義歯に興味を持ったのは、合わない義歯を使っていた祖父がきっかけです。現在では噛む力が弱くなると体力の低下につながり、将来的には認知症や介護リスクが高くなることが指摘されています。歯が抜けてもすぐには困らないので、食事の楽しみや体力、生活にまで影響しているとは気づきにくいもの。ただ歯を補う治療ではなく、日々の生活を支える歯の重要性を知ってほしいと考え、専門サイトでブログやコラムを通じた情報発信を行っています。どんな選択肢があるのか、今後どんな懸念があるのかといったご相談も、ぜひ当院にお任せいただければと思います。
副院長が特に注力されている治療について教えてください。

【尾上副院長】私が担当しているCAD/CAMによる即日修復治療は、治療を早く終わらせること自体を目的としたものではありません。近年、仮歯の期間中にう蝕が再感染するリスクがあることが、研究などでも指摘されるようになってきました。そのため当院では、仮歯の期間をできるだけ短くすることが、再発予防につながると考えています。即日修復で使用するセラミックは、見た目の色調が注目されがちですが、汚れが付着しにくく、金属を使用しないため金属アレルギーの心配がないという特性があります。こうした素材特性は、虫歯治療においても有用だと考え、院内で設計・製作まで完結できるシステムを整えてきました。即日であっても精度や長期的な安定性を重視し、再治療を繰り返さないことを最優先に治療を行っています。
無理のない治療を幅広い選択肢から提案する
診療時の説明や患者さんの不安軽減のために心がけていることはありますか?

【田端院長】まず大切にしているのは、患者さんの訴えを丁寧にお聞きすることです。症状だけでなく、なぜ不安に感じているのか、その背景に何があるのかまで考えるようにしています。診療内容によってはその場で即答せず、資料を見直したり改めて検討する時間をいただくことも少なくありません。しっかりと考えた上で判断することが結果的に患者さんの安心につながると考えているからです。一方で一刻も早く歯を必要とされる方に対しては、迅速に対応できる体制も整えています。院内には3Dプリンターをはじめ、型採りに不安のある方には口腔内スキャナー、治療への不安が強い方には笑気麻酔装置など、さまざまな設備を導入しました。ただし、これらの設備や方法をすべての患者さんに当てはめることはありません。当院でできること、できないことを正直にお伝えしながら、患者さん一人ひとりにとって無理のない選択肢を一緒に考えることを大切にしています。
休日の過ごし方や趣味を教えてください。
【田端院長】動物がいるカフェを訪れてリフレッシュしています。犬や鳥、爬虫類などさまざまな動物がいるカフェで、特にフクロウがお気に入りです。自宅で動物を飼わずとも、近くで鹿に会えるのでいい環境だなと思っています。
【尾上副院長】家族と海で釣りをするのが趣味なのですが、最近はあまり行けていないですね。自宅では熱帯魚を飼育し、ベランダでレモンの木を育てているので、その成長を見守ることが楽しみですね。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

【田端院長】お口の違和感や噛みにくさは、日常の中で少しずつ進行していくことが多く、ご自身では気づきにくい場合もあります。当院では、「すぐ治療が必要かどうか」だけでなく、「今、何が起きているのか」「このまま様子を見てもよいのか」を一緒に整理することを大切にしています。副院長とそれぞれの専門性を生かしながら、患者さん一人ひとりにとって無理のない選択肢を考え、納得した上で治療を進めていくことが、私たちの基本姿勢です。小さな違和感でも構いません。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/4万6200円~、インプラント治療/1本44万円程度

