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伊藤 道博 院長の独自取材記事

なでしこ歯科クリニック

(平塚市/平塚駅)

最終更新日:2020/04/01

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平塚市の閑静な住宅街で診療を行っている「なでしこ歯科クリニック」。院名は地名の撫子原(なでしこはら)からとった、というのは地域密着型クリニックをめざす同院ならではのエピソード。院長を務める伊藤道博先生は大学卒業後、9年の大学病院勤務を経て、念願の地元開業を果たした。以来、歯科医師として地域の口腔の健康を守り続ける伊藤院長が診療で常に大切にしているのは、患者とのコミュニケーション。患者に恐怖心を抱かせない、通いやすいクリニックにするため、さまざまな取り組みをしている。そんな伊藤院長に、診療で心がけていることや力を入れていることなど、さまざまな話を聞いた。
(取材日2018年12月10日)

コミュニケーション重視で気持ち良く通える歯科医院

外観も院内もかわいいクリニックですね。

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開業の際、できるだけ心理的にも通いやすいクリニックにしたかったので、建物全体の色を明るい黄色にしました。都会ならかっこいいクリニックがたくさんあると思いますが、こういう土地柄だと敷居が高くなってしまいそうなので、できるだけ親しみやすいデザインを意識しました。院内の床は木目にして温かみを出し、天井は青空がプリントされた壁紙を使っています。診療の際、患者さんが歯科用ユニットで仰向けになった時に見えるのは天井ですから、「青空」の印象は強いみたいですね。また、診療室内のキッズスペースを広めにとっていることもあり、小さなお子さんにもリラックスしてもらえているようで、「おうちにいるみたいで好き」と言ってもらえたりと、なかなか好評です。

スタッフの皆さんが明るくあいさつされる姿が印象的ですね。

少なくとも、患者さんが来院された時とお帰りになる時くらいは声を出して元気にあいさつしようというのが、スタッフ全員での決まり事になっています。これは僕の個人的な印象ですが、歯科医院と美容院は似ているところがあるなと思っていて、美容院ですと入店したお客さんを黙って迎えることはないですよね。だったら歯科医院もむっつり黙っているのではなく、あいさつくらいはしよう。それが、開業当初からあいさつを徹底するようになったきっかけです。患者さんからの信頼を得るにはコミュニケーションが重要ですが、あいさつはその第一歩。通院しやすいクリニックをめざす当院としては、気持ち良く来院していただきたいという思いもあります。

先生はこちらのご出身と伺いました。

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平塚市で生まれ育ちましたので、歯科医師という以前に、この地域を愛する住民の一人として地域に貢献していきたいですね。勤務医時代から、開業するなら地元に貢献するためにも実家の近くがいいと考え、この周囲で物件を探していましたが、なかなか条件に合った場所が見つからず、最終的に現在の場所で腰を据えて診療することを決めたのですが、当初は住宅街のど真ん中、しかも大通りから少し離れている場所なので「やっていけるだろうか?」と心配しました。しかし今では、お隣の大磯からも通ってくださる患者さんも含め、たくさんの方に認知していただけるようになりました。

勤務医として9年補綴治療を経験、現在は予防に注力

先生が治療で一番心がけていることは何でしょう?

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来院する患者さんは、少なからず恐怖心を持っていると思います。ですから、できるだけ治療への恐怖心、歯科医院そのものへの恐怖心を取り除く。そこに一番気を使っています。クリニックの外観や院内デザインをあえて病院らしくしなかったこともその一環です。治療では、なるべく痛みを感じさせないように注意しています。歯科麻酔をする時は、注射する前に表面麻酔をしたり、一定の速度で麻酔薬が注入できる電動麻酔器を使ったりするほか、痛みを感じにくいところから徐々に痛みを感じやすいところへと打っていくなど、手間を惜しみません。歯科医院が怖くて泣いてしまうようなお子さんの場合は、時間や状況が許す限り慣らしをしています。治療器具を見せて怖いものではないことを説明したり、席に座れない子はまず部屋に入るところから始めたり。ただし最近はそういう子も減ってきて、特別な対応に迫られることはずいぶんと減りました。

ご専門は補綴だと聞きました。

はい。大学卒業後は大学の付属病院で9年ほど勤務医として補綴を中心に学んできました。本当はもう少し早く開業するつもりだったのですが、いろいろな先生の技術を吸収できたので今は良かったと思っています。同じ補綴の先生でも、入れ歯が得意な人もいれば、銀歯のかぶせ物が得意な人、審美的な治療が得意な人もいて、そういういろいろな方の施術している様子を見ることができたのは今の診療にも役立っています。大学病院にいる間は、臨床だけでなく研究にも携わり、いくつか論文を書いたりしていてつい長居していまいましたが、一通り論文が書き終わり「やることはやった」と区切りがついたところで、ようやく開業に踏み切りました。

力を入れている診療を教えてください。

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予防です。以前は痛い、外れた、はれたといって来院する方がほとんどでしたが、最近は定期検診の方が半数を占めるようになってきました。診療時にずっと予防について啓発し続けてきたのがようやく地域の患者さんに浸透してきたのかもしれません。ブラッシング指導や虫歯・歯周病になる過程のご説明はもちろん、無意識の歯ぎしりや食いしばりも危険因子なので、そういうリスクについてお話しし、ご自身のお口を意識してもらえるよう促しています。予防ではセルフメンテナンスの指導やメンテナンスが重要なので、当院では5人の歯科衛生士が在籍し、対応にあたっています。スタッフミーティングは、朝礼やお昼休み、時には特別に時間をとって症例検討することも。患者さんの細かいところまで診てくれる優秀な人ばかりで、僕がいっぱいいっぱいになっている時にさっと手助けしてくれたりしてすごく助かっています。

幼少時代に担当してくれた先生に憧れて歯科医師の道へ

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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子ども時代、虫歯の治療で歯がみるみるきれいに治療されていく様子を見て興味をひかれたのがきっかけです。当時、通っていた歯科医院の先生はとても優しく接してくれて、普通なら怖いとか痛いとイメージするところなのに、先生のおかげで歯科への嫌な印象はありませんでした。その後、社会に出るという段になってその頃の記憶がよみがえり、歯科医師になることを決めたというのがだいたいの流れです。もともと、何かしら人の役に立つ仕事がしたいと思っていたので、やっぱり歯科医師になって良かったなと実感しています。病気を治すというだけでなく、定期検診をすることで予防もできますし、診療時の声かけによって健康を維持する手助けもできるわけですからね。

お休みの日や診療後などのプライベートタイムはどのように過ごしていますか?

休診日は、小学生の子どもがいるので息子の相手をしていることが多いです。あとは、家から海まで徒歩5分で行ける環境なので、ちょっとした空き時間に波乗りに行っています。サーフィンは高校時代からずっと続けていて、いまだにショートボードに乗っています。腕前は、中の下くらいでしょうか(笑)。時間に余裕がなく空き時間にパッと行ってささっと帰ってくるので基本的には1人ですが、海に行くと誰かしら知り合いに会いますね。仕事関連でいえば、歯科の知識を更新するためにも勉強会などには、時間を見つけて出席するようにしています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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お口の健康を維持していくには、悪くなってから通院ではなく、いつもお口の中を気にすることが大切になります。歯科医院で定期的にチェックして、結果的に何も悪いところがなくクリーニングしかやらなかった、ということでも構いません。お口の環境をいつも良い状態に保っていくことが、お口の、ひいては全身の健康につながっていくと思ってください。当院では、定期的に通っていただきやすいクリニックにするため、先ほどお話ししたようにリラックスできる環境を調え、痛みの少ない治療を心がけています。検診をはじめ、何か少しでも気になることがあれば、気軽にご相談ください。長い間通っていないなどで歯科医院選びに迷っている場合は、クチコミを参考にするのもいいですが、直接足を運んで先生と話してみるのをお勧めします。丁寧に説明してくれるか、相性は合うかなどで決めてみてはいかがでしょうか。

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