久留 克彦 理事長の独自取材記事
ヒサドメ歯科
(霧島市/国分駅)
最終更新日:2026/03/26
国分駅から徒歩18分ほどの場所にある「ヒサドメ歯科」は、スタイリッシュで洗練された外観が目を引くクリニック。院内に一歩足を踏み入れると、ホテルライクな落ち着いた空間が広がっている。同院には、インプラントを得意とする久留克彦理事長をはじめ、矯正歯科、審美歯科など各分野の歯科医師が複数在籍。歯科医療の技術はもちろん、ホスピタリティーも重視し、チームアプローチによりハイレベルな歯科医療や予防治療を追求している。「初診の際には1時間ほどかけて、カウンセリングを実施し、患者さんとよく話し合った上で治療を進めるよう心がけています」と優しく語る久留理事長。終始笑顔を絶やさない気さくな久留理事長に、同院のコンセプトや診療内容、診療時の心がけや歯科医師を志したきっかけまで、幅広く話を聞いた。
(取材日2026年2月12日)
幅広い診療分野で専門性の高い治療を追求する歯科医院
診療内容や得意な治療についてお聞かせください。

一般歯科をはじめ、小児歯科、矯正歯科、審美歯科、歯科口腔外科、インプラント治療など幅広い歯科診療に対応しています。中でも当院が得意としているのは、インプラント治療や矯正歯科、審美歯科といった高い専門性を要する治療です。1990年の開業当時、この地域でインプラント治療を行う歯科医院はほとんどありませんでした。開業2年目に鹿児島大学病院口腔外科に勤務していた歯科医師が加わったことを機に研鑽を重ね、数多くの症例を積み重ねてきました。現在は、矯正歯科医師2人を含む6人の歯科医師が在籍し、それぞれの専門性を生かした質の高い治療の提供に努めています。
複数の先生が在籍していらっしゃるのですね。
開業当初から、「これからの時代、歯科医師一人だけで高いレベルの診療を提供し続けていくことは難しいだろう」と感じていました。実際、医科と同様に歯科の分野でも専門化が進んできていますし、各分野の治療技術も目まぐるしく進歩しています。加えて、患者さんのニーズも多様化してきました。治療技術の進歩や多様化する患者さんのニーズに合わせて、歯科全般において専門性の高い治療を一人で提供することは難しいのが現状です。それで当院では、歯科医師をはじめさまざまな職種がチームとなってサポートする、チームアプローチを実践。幅広い症例に対して、レベルの高い治療を提供することをめざしています。
診療コンセプトについて教えていただけますか?

「Harmony(調和)」「Hospitality(歓待)」「Happiness(幸福)」の3つのコンセプトを掲げています。歯科医師として人を診る以上、病気を診る前に患者さん自身に目を向け、その方に調和した治療を施すことが大切です。また、分野ごとの技術に偏りがあっては良い治療は提供できないため、全体としてバランスの取れた医療を実践することが欠かせません。加えて、受診される方は病気や経済面など、さまざまな不安を抱えていらっしゃいます。だからこそ、親身に寄り添う歓待の心を大切にしたいと考えています。調和と歓待を軸にした医療は、患者さんはもちろん、支えるスタッフの幸福にもつながると信じています。
進化する先進歯科医療の設備と技術を導入し患者に還元
こちらのクリニックでは、先進の歯科医療の導入に努めているそうですね。

当院では先進の歯科医療を積極的に取り入れ、診療に反映しています。近年特に大きく変わったのは、矯正や補綴、インプラント治療など全分野でデジタル化が進んだことです。補綴の型採りも、以前は印象材を使用していましたが、現在はほぼすべてを3Dスキャナーで行っています。インプラント治療も、デジタルスキャンデータをもとに3Dプリンターでガイドを作製する「コンピューターガイデッドサージェリー」へと移行しました。これにより正確性と安全性の向上が期待できます。工程はやや増えますが、ガイドは100分の1ミリ単位で再現できるため、高精度な埋入位置の決定が可能です。30年以上インプラント治療に携わってきましたが、デジタル化はその中でも大きな転換点だと感じています。
患者さんの安心につながりますね。
先進技術は、患者さんにとって大きなメリットがあると感じています。インプラントでは、正確性や安全性の向上に加え、術後の早期回復も望めます。フラップレスオペにより切開を最小限に抑えられるため、傷も小さく、翌日から通常の食事が可能で、生活への影響もほとんどありません。骨造成などの付帯処置も、できるだけ侵襲を抑えて行えるようになっています。インプラント治療は、外科主導から補綴主導へ、そして現在は「患者さんにとって負担が少なく、長期的な健康を守る」という患者さん主導の時代へと進化しています。その考えのもと、スムーズなインターネット予約や24時間対応のAI電話も導入し、利便性の向上にも努めています。
診療の際心がけていることは何でしょう?

お一人お一人と丁寧にコミュニケーションを取ることを大切にしています。ご要望や病状はもちろん、お人柄や生活背景まで把握した上で治療を進める必要があると考えているからです。そのため、カウンセリングルームを設け、初診の際には、歯科医師自ら1時間ほどかけてカウンセリングを実施。詳細な検査を行って現状を説明し、患者さんとよく話し合った上で治療を進めるよう心がけています。歯科治療に恐怖心を持っていらっしゃる方がいれば、そうした点をカウンセリングシートに記入し、スタッフ全員で共有するようにもしていますね。患者さんお一人お一人、病状もご性格も千差万別。人を診ている以上、患者さんの抱く不安まできちんと把握した上で治療を進めることが大切だと考えています。
治療も接遇も一人ひとりのニーズに応えることを大切に
ところで、先生が歯科医師を志したのはなぜですか?

父が官僚だったため、自分も官僚をめざし、大学は文系学部に進学しました。しかし、当院の前身の歯科医院を開いていた母方の伯父が病気になり、「後継ぎがいなくて困っている」と私に声がかかったのです。親戚に医師が多く医療を身近に感じていたことや、人の役に立てる仕事であることに魅力を感じ歯科医師を志しました。東京歯科大学を卒業後は都内の歯科医院に勤務。技術を磨くため、休みも返上してさまざまな勉強会に参加したことも今ではいい思い出ですね。歯科医師は直接人の役に立てる仕事です。今はこの道を選んで良かったと思います。患者さんとは10年、20年と長いお付き合いになることもあり、患者さんと信頼関係を築けた時には大きなやりがいを感じます。
スタッフさんとの連携について教えてください。
スタッフは一緒に力を合わせて仕事を行う、「パートナー」です。スタッフとの間に主従関係のようなものはあってはならないと考えています。どんなに頑張っても、1人ですべてを行えるわけではありません。クリニックを運営できているのは、清掃スタッフも含め、スタッフたちの力があってこそです。現在、当院には30人のスタッフがおり「彼らへの感謝を忘れないように」と常々肝に銘じています。スタッフ一人ひとりを自分の家族のように考え、大切にするよう心がけていますね。また、定期的にスタッフに向けた勉強会を開催し、技術の研鑽に努めるとともに、院内にホスピタリティーチームを設置して、接遇レベルの向上にも取り組んでいます。その一環として、ホテルスタッフなど他職種からホスピタリティーについて学ぶ機会を設けているんですよ。加えて、鹿児島大学と連携し、若手歯科医師の育成にも力を入れています。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

医療は、患者さんごとにパーソナライズされることが大切です。人によって求めるものは異なり、画一的な医療では十分な満足は得られません。十人十色だからこその難しさがあります。治療も接遇も、患者さんのニーズに的確に応えることが重要です。そのため、当院では、週に1~2回診療後にミーティングを行い、改善点があれば実践しています。その繰り返しが良い結果に結びついていくと考えています。歯はとても大切な器官です。皆さんには、歯の健康を保つことで豊かな人生を送っていただきたいと思っています。時にはお待たせしてしまうこともあり心苦しいですが、幅広い診療分野で専門性の高い治療を提供するよう努めていますので、歯のことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/80万円~
インプラント/1本29万9980円~(処置内容により金額が異なる)
骨造成/7万3100円程度
ホワイトニング/1万9800円~
セラミックを用いた治療/3万7500円〜
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

