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三好 智 院長の独自取材記事

あおぞら歯科クリニック

(高松市/伏石駅)

最終更新日:2021/12/23

三好智院長 あおぞら歯科クリニック main

琴電琴平線の伏石駅から車で約5分。レインボーロード少し東、大池北交差点に位置する「あおぞら歯科クリニック」は開業16年目。院長の三好智先生は、物腰がやわらかく親しみやすい雰囲気が印象的。虫歯や歯周病の治療といった一般歯科から小児歯科、口腔外科など幅広く対応しているが、特に力を入れているのが予防歯科だ。妊娠中の歯科検診から始まり、小児の虫歯予防、大人の歯周病予防、高齢者のフレイル予防など、患者一人ひとりのライフステージに合わせて、必要な予防を最適なタイミングで提供することを大切にしている。コミュニケーションを大切にした対応で患者からの厚い信頼を集める三好院長に、診療ポリシーから意外なプライベート時間の楽しみ方まで、さまざまに話を聞いた。

(取材日2021年7月15日)

患者の声にとことん耳を傾け、ニーズに応えていく

まず、診療ポリシーについて教えていただけますか?

三好智院長 あおぞら歯科クリニック1

「また来たくなるような歯科医院で在り続ける」ということです。そのために心がけているのが、診療前のカウンセリングでとにかくとことん患者さんの話に耳を傾けるということ。話をしっかりお聞きすれば、その方が何を求めているのか、どのようなことに困っているのかがわかりますから、そのニーズについては最低限クリアしていくことが私たちの役割だと思います。また、治療方針についても患者さんが納得いくまで丁寧に説明をしていきます。例えば、「痛みに配慮した治療」とういうことはもちろんのこと、患者さんが不快・不満に感じることがないように、「患者さんが望まないことは行わない」ということを基本的なスタンスとしています。

患者層や目立つ主訴についてはいかがですか?

0歳から100歳くらいまで、幅広い世代の患者さんがいらっしゃっていて、そのほとんどが木太町、太田町、伏石町、松縄町など、この近隣に住んでいる方々です。当院では、虫歯や歯周病の治療、入れ歯治療といった一般歯科やお子さんの虫歯治療を行う小児歯科、抜歯や口の中のケガを治療する口腔外科などにも対応していますが、予防や検診を目的に来院する患者さんのほうがどちらかと言えば多いと思います。また、新型コロナウイルス感染症の流行により、マスクをする生活が長くなった影響で、最近は口腔内が乾燥している患者さんも増えていますね。マスクをしているとどうしても口呼吸になりやすく、その結果口腔内が乾いてしまいがちです。口腔内が乾燥して唾液による潤いが不足すると、歯垢が付着しやすくなって、歯肉炎や口臭などの原因につながることもあるため注意が必要です。

小児の診療で心がけていることはありますか?

三好智院長 あおぞら歯科クリニック2

まずは予防に力を入れるということですね。当院ではお子さんの診療は、歯科衛生士による口腔内のチェック、歯磨きアドバイス、必要に応じて歯のクリーニング、診察、治療という流れが一般的です。具体的な治療方法については、保護者の方と相談して決めていきますが、基本的には削る治療は行いません。恐怖心を植えつけてしまわないためにも、できるだけ痛い・怖い思いをさせないように心がけています。また、歯科予防に対する意識を高めていただくために、「体験型の診療」を取り入れているのも当院の特徴の一つではないでしょうか。例えば、歯磨き指導を行う時には、どこに汚れが付着しているのかをわかりやすくするために染め出し液で色をつけるのですが、その際に保護者の方に仕上げ磨きをしていただきます。赤くなっている部分を実際に歯ブラシで取っていただくことで、正しい磨き方のこつを覚えていただけると思います。

患者の喜ぶ姿が歯科医師としての喜びに

先生が歯科医師を志したきっかけは何ですか?

三好智院長 あおぞら歯科クリニック3

兄が医師をしていたこともあって、自分も将来的には医療関係の仕事に就くことを漠然と考えていました。最終的に歯科医師をめざしたのは、祖母の影響が大きかったと思います。祖母は歯が総入れ歯だったのですが、それが合わなかったようで、いつも「痛い、痛い」と言っていたのです。そのような祖母の様子を見て、自分の歯で痛みがなくきちんと噛めるということはとても大切なことだと感じました。その手伝いができたらと考えて歯科医師の道に進んだのです。

実際に歯科医師となってみて、どのような時にやりがいを感じますか?

三好智院長 あおぞら歯科クリニック4

ありきたりですが、やはり患者さんの困っていることが解決したり、苦痛に感じていたことがそうでなくなったりした時にやりがいを感じますね。「ごはんがきちんと食べられる」、「鏡できれいな歯を見るとうれしい」など、診療の際にかわされる何気ない一瞬の一言に、この仕事をやっていて良かったなという思いになるものですね。

何が必要かを見極めて、適切なタイミングでの予防を

診療の際に先生が大切にしていることは何ですか?

三好智院長 あおぞら歯科クリニック5

患者さん一人ひとりのライフステージに合わせて、今どのようなことが一番必要なのかをしっかりと見極めるということです。例えば、お子さんの場合にはまず虫歯にさせないために予防を最優先にすべきだと思いますし、30代、40代になってきたら歯周病予防がメインになってきます。そして、高齢者の場合には、オーラルフレイルと呼ばれる咀嚼や嚥下などの口腔機能の低下を防ぐことが、全身の健康のためにも大切になってきます。このようにライフステージごとに適切なタイミングで予防に取り組むことに力を入れています。そのためには、やはり定期的な検診が欠かせませんので、検診の重要性を伝えていくことも大切ですね。

お忙しい毎日だと思いますが、プライベートな時間はどのようにお過ごしですか?

実は私は、アメリカが発祥の世界的にも有名なテーマパークが大好きなんです。大学が関東だったんですが、18歳の時に友達に誘われて初めて訪れたのがきっかけで、大ファンになりました。とにかくすべてが好きで、いくらでも話していられますね(笑)。今はコロナ禍で気軽にというわけにもいきませんが、以前は年に何度も遊びに行っていましたし、クリニックの外観もパーク内のホテルをイメージしているんですよ。今は休みの日にはテーマパークに関連する映画を見たり、音楽を聞いたりして過ごすのが私の癒しになっています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

三好智院長 あおぞら歯科クリニック6

今年で開業して16年になりますが、これまで予防に力を入れてきたことで、当院の患者さんについては、虫歯、歯槽膿漏、歯周病はかなりきちんと管理ができていると思います。ですから今後はもう少し踏み込んで、一般的な予防だけでなく口腔機能全体の管理にも力を入れていきたいですね。訪問診療などについても、患者さんからの要望があれば柔軟に対応していきたいと思っています。口腔内の管理というのは患者さん一人で行うことはなかなか難しく、プロフェッショナルなサポートが必要です。当院では、お一人お一人の状態に合わせて、歯科医師と歯科衛生士、患者さんが力を合わせて「健口(けんこう)寿命」を延ばしていけたらと考えています。

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