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堀尾 弘治 院長の独自取材記事

ほりお歯科クリニック

(広島市安佐北区/可部駅)

最終更新日:2022/04/08

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック main

広島県広島市安佐北区にある地域密着型の歯科医院「ほりお歯科クリニック」。JRあき亀山駅から車で2分ほどの大通り沿いにあり、2001年の開院以来、20年以上にわたり地域の歯科医療を担っている。同院を率いる堀尾弘治院長がモットーとしているのは「楽しく、満足」。堀尾院長はじめスタッフ全員が、親しみやすく明るいコミュニケーションを心がけ、丁寧なカウンセリングを通して一人ひとりのニーズに寄り添った“患者目線”の診療を進めている。また、何歳になっても自分の歯でおいしく食事ができるように、虫歯や歯周病になる前の予防に重点を置いているのも特徴。そんな堀尾院長に、歯科医師をめざしたきかっけや予防に向けた取り組みについて話を聞いた。

(取材日2022年2月26日)

口腔ケアから、生涯にわたる健康づくりをサポート

歯科医師の仕事に興味を持ったきっかけは? 

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック1

実家は父親が経営する宝石販売店で、祖父が時計職人という環境で育ちました。周囲にいる大人が商売をしていたり、職人だったことが自分にも大きな影響を与えたと思います。高校1年生の頃はコンピューターやロボット、機械制御を学びたいと思って工学部への進学を考えていましたが、本格的に進路を決める高校2年生の時に、会社員として働くことがイメージできないことに気がつきました。やはり祖父や父の姿を見てきて、自営業のほうが受け入れやすかったんですね。理系で自営業として働くには、「医師」「薬剤師」「歯科医師」などいろいろとありますが、正直にいうと子どもの頃は医師が苦手だったんです。当時アトピー性皮膚炎で通院していた皮膚科の先生には、かゆくて皮膚をかいてしまうと怒られて……。でも、唯一歯科医院だけは通うのが嫌いじゃなかった。細かい作業には自信があったので、歯科医師なら自分に合っていると思いこの職業を選びました。

開院するまでの道のりを教えてください。

1995年に福岡県立九州歯科大学歯学部を卒業して、その後は京都市、岡山市、尾道市の歯科医院で勤務医として経験を積みました。2001年3月に出身地である広島市で当院を開院。明るくて開けた道路に面しているこの土地を気に入って、ここでやろうと決めました。開院当初は、町の親しみやすい歯科医院をめざしてスタート。まさに父親が経営していた小さな宝石店のように、地域に根差した場所になれればという想いがありました。それから20年以上歯科医療に携わる中で、地域のニーズに応えていくにはどうすればいいか、地域の人の口腔健康を守るために何ができるか、だんだんと当院に求められていることが明確になり、現在は「予防」に重点を置いたさまざまな取り組みを行っています。

診療内容や予防の重要性について教えてください。

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック2

虫歯や歯周病といった一般歯科のほか、インプラント治療・小児歯科・矯正歯科などに対応していますが、特に重要視しているのは予防です。虫歯にならない、歯周病にならないのが一番であり、なったとしても早期に発見すれば治療も早く、簡単に済むことがほとんどです。進行してしまってからでは歯を失うリスクが高くなりますし、歯を失うことで心疾患や糖尿病といった体全体への疾患につながる危険性も高まります。歯が痛くなってから歯科医院へ行くのではなく、痛くなる前に歯科医院へ行く習慣を持ってほしい。そのために定期検診、自宅でのセルフケアの重要性を一番にお伝えしています。私の祖父も80歳で総入れ歯でした。「もし自分の歯があったら何が食べたい?」と聞いたところ、「豚カツ」との答えが。高齢になっても自分の歯で好きなものを食べられることは幸せなこと。予防は本当に重要だと実感を持って言えますね。

患者目線に立った、納得感ある治療を追求

患者さんとのコミュニケーションはどのように取られていますか? 

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック3

当院では初診カウンセリングを実施し、しっかりとコミュニケーションを取った上で患者さんにとってより良い治療を探していきます。患者さんには歯の専門知識がないのは当然ですが、だからといってこちらの思う治療を押しつけるのではなく、まずは患者さんの不安や疑問点、どうしたいかを丁寧にヒアリングしていきます。その上で検査・診断を行い、歯科医師としての意見を伝え、治療の選択肢もしっかりと提示します。治療によるメリット・デメリットを理解してもらうことで、患者さん自身が選択できるようにすることが一番大切だと考えています。もちろん初診だけでなく、ちょっとした雑談でも治療についての要望や不安を気軽に相談できるような、親しみやすい雰囲気づくりにも力を入れています。

そのほか診療時の工夫や設備面についても教えてください。

患者さんが治療や予防を続けていくには、モチベーションの維持が大切になってきます。治療においては、今自分の歯がどういう状況なのか、治療の結果がどうなっているのかを知ることで継続する気持ちが維持しやすくなるのではないでしょうか。拡大鏡や口腔内カメラを使って口の中を客観的に見てもらったり、矯正時のセファロエックス線写真などを活用して、治療前後をビジュアルで比較。文字や言葉ではわかりにくい部分も視覚に訴えることで理解しやすくなるので、工夫を凝らしています。またブラッシングやセルフケアの指導については、歯科衛生士の力も欠かせません。スタッフたちも講習やセミナーを通して日々勉強してくれていて、当院が力を入れている感染症対策についても、外部講師を招いた講習会などでアップデート。医療用の空気清浄機を導入するなどして、より高いレベルでの感染予防をめざしています。

患者さんに合わせた予防プログラムの作成をしていると伺いました。

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック4

虫歯や歯周病の予防に力を入れるために、当院では一人ひとりに合わせた予防プログラムを作成しています。自宅でのお手入れと、クリニックでのケアを計画的に行うことで、より良い結果につながります。こうした取り組みの成果なのか、当院の患者さんの約30%以上がメンテナンスを目的に通院してくれています。当院の診療方針や予防の重要性を理解してくれているからこその数字だと思うので、その点はうれしく思いますね。

患者もスタッフも「楽しく、満足」がモットー

院長ご自身は健康のために何かされていますか? 

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック5

子どもの頃は剣道をしていました。大学時代も剣道はしていましたが、今はもっぱらゴルフです。ほぼ毎日、診療が終わった後、近くのゴルフ練習場のスクールに通っています。練習するのが好きで、やりすぎて疲労骨折してしまうくらい。そのおかげもあってスコア100を切って、今は80台をめざして頑張っています。練習量はすごく多いですが、趣味を楽しむためには努力も必要。努力して頑張るからこそ、本当の意味で趣味を楽しめると思います。それは仕事も一緒。仕事を楽しむためには、それだけ努力も必要ですよね。ゴルフは健康のためにも続けていきたいと思っていますし、仕事と趣味のゴルフどちらも頑張ることで、それぞれに良い影響があると思っています。

仕事を楽しむというモットーは、スタッフとも共有されていますね。

当院には現在、私と非常勤の歯科医師2人のほかに、歯科衛生士4人、受付・アシスタントの2人がいますが、彼らとのコミュニケーションも大切にしていて、「仕事は楽しいほうがいい」という理念を共有しています。技術が向上すること、新しい知識を得ること、患者さんと良いコミュニケーションを取ること、そんな一つ一つの努力が患者さんの満足につながっていき、それが仕事の楽しさにつながっていく……。そんな良い循環を生んでいける職場でありたいと思っています。

今後の展望についても教えてください。

堀尾弘治院長 ほりお歯科クリニック6

やはり予防の推進をしていきたいです。なるべくたくさんの人に伝えていきたいという想いから、予防を啓発するオリジナル小冊子を作成しました。今後はSNSや動画でも情報を発信していきたいですね。また、保護者の方を通して子どもたちの定期検診にもつなげていきたいと思います。学校でも歯科検診はありますが、予防の重要性や矯正の情報にふれる機会は、まだまだ少ないのが現状。子どもたちの保護者である親御さんに丁寧に伝えていくことで、お子さんの受診をきっかけに、家族全員の定期検診や予防への意識を高めていければと思っています。また、歯周組織再生療法などの新しい技術・治療法も取り入れていく予定です。自分の歯を失った方が、もう一度自分の歯で噛めるように、新しい知識や技術の勉強は欠かさずに進化していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、ワイヤー矯正/80万円~

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