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金城 正典 院長の独自取材記事

きんじょう歯科医院

(都城市/日向庄内駅)

最終更新日:2022/05/31

金城正典院長 きんじょう歯科医院 main

宮崎自動車道都城インターチェンジから自動車でおよそ10分の場所に位置する「きんじょう歯科医院」は、歯科・小児歯科を標榜する歯科医院だ。広い駐車場を備えており、自動車でも通いやすい。院長の金城正典先生は宮崎市内の出身で、1992年に鹿児島大学歯学部を卒業後、都城市の歯科医院に勤務。1998年に同院を開業した。同院では「できる限り患者の希望に応えたい」という思いから、一般歯科診療に加え、インプラント治療など自由診療にも数多く取り組む。また院長自身が栄養面の知識にも精通しているため、食事についての指導やアドバイスにも熱心に取り組んでいるという。そんな金城院長に同院を開業するに至った経緯や診療の特徴、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2022年3月19日)

患者の声に耳を傾け一人ひとりに合った診療を提案

まずはこの地に開業することになったきっかけを教えてください。

金城正典院長 きんじょう歯科医院1

最初は出身である宮崎市内での開業を検討していましたが、なかなか良い土地に巡り合えず、勤務医として働いていた都城市内も視野に入れるようになりました。都城市内でもさまざまな土地を見学しましたが、中でもこの地は初めて見た時に雰囲気が明るく、輝いて見えたので、ここで開業することを選びました。開業当初、この周辺は医療機関が少なく、畑が多く広がっておりました。しかしその後、さまざまな診療科の医療機関が増え、また都城市郡医師会病院も移転してきており、非常に利便性が良くなってきていると思います。当院も開業から少しずつ規模を大きくし、駐車場を大きくするなど、患者さんが通いやすい歯科医院をめざしてきました。本当に「この地に開業して良かった」と思っています。

どのような患者さんがお越しになりますか?

この地域は幅広い年齢層の方がお住まいですので、お子さんから高齢の方まで受診されます。特にターゲットとしている年代があるわけではありませんが、私が近隣の小学校の学校歯科医や保育園の嘱託歯科医なども務めているため、子どもの患者さんも多いことが特徴かもしれません。今年の5月で開業して24年になりますので、近隣だけでなく遠方の方々にも受診していただき、誠にうれしく思います。

患者さんとの関わりの中で先生が大切にしていることはなんですか。

金城正典院長 きんじょう歯科医院2

特に大切にしていることは、患者さんとしっかり向き合って話をすることでしょうか。さまざまな症状を持つ患者さんが来院されますので、まずは患者さんの話をよく聞き、その症状に合わせた診療を提案することを心がけています。そのため、問診には特に力を入れていますね。患者さんがどんな悩みを抱えているのか、どんな生活習慣を送っているのかを詳しく伺った上で治療や指導方法を検討しています。スタッフも皆患者さんに寄り添う気持ちを持ってくれているので、患者さんの話をしっかり聞いてくれます。私もスタッフに安心してお任せできますし、患者さんにも慕われているようでたいへんうれしいですね。

口腔内の健康を介して全身の健康を守りたい

こちらの診療の特徴についてお聞かせください。

金城正典院長 きんじょう歯科医院3

患者さんの希望にできる限り応えられるよう、虫歯や歯周病の治療はもちろん、インプラント治療や噛み合わせ治療など幅広い診療を行っています。特に近年はインプラント治療に興味を持つ患者さんが多く感じます。自由診療なので私から強くお勧めすることはありませんが「この部位ならインプラントも選択肢の1つになります」と説明すると前向きに検討される方が増えてきているように思います。ほか、近年問題になるのは噛み合わせでしょうか。現代人は姿勢の乱れも関連して噛み合わせが悪くなってしまう方も多く、下顎の位置がずれている方も少なくありません。そこでずれた咬合を正すために噛み合わせをずらすような悪習慣がないか話をして、ある場合はそこを正しつつ、マウスピースを使用しながら下顎の位置を正し、またそれに合わせた噛み合わせの治療を冠が入っている方には行います。そこで矯正が必要な場合は矯正歯科へ紹介するようにしています。

新しい医療機器も積極的に導入していると伺いました。

私自身なるべくさまざまな医学知識にふれ、日々進化する新しい治療方法の中でも明らかにメリットが大きくて患者さんの役に立つと思えるものは、積極的に取り入れるようにしています。最近取り入れたものとしては、CAD/CAMシステムです。CAD/CAMシステムとは、光学印象を行い、歯列のデジタルデータをもとに補綴物を設計し、院内で削り出すシステムです。これにより治療期間の短縮もできますし、また、従来のような型採りをしなくても補綴物を作製できます。この機械の導入によって嘔吐反射が強く、型採りが苦手だった方でも少ない負担で補綴物が作製できるようになったほか、感染リスクの低減、医療廃棄物の削減にも貢献できております。

こちらでは栄養指導にも力を入れていらっしゃるのですね。

金城正典院長 きんじょう歯科医院4

「口の中の健康を介して患者さんの全身の健康を守りたい」との思いから患者さんの栄養面の指導やアドバイスを行うこともあります。人間にとって食事は非常に重要でyou are what you eat、人は食べたものでできているという言葉もあるように必要な栄養素をしっかり取らなければ歯や歯周組織の崩壊、そして全身の不調につながり不定愁訴を抱えることになります。そんな方には日々の食事内容や薬、血液検査の結果を生化学的に判断し、不足しているビタミンやミネラル、三大栄養素の不足過剰に関して話し、食事指導や場合により医療機関のみで扱っているサプリメントの紹介をしております。私自身、食事・運動・睡眠・ストレス発散・姿勢の維持に気を配るようになってからより元気に日々の診療ができるようになったと感じています。今57歳ですが、少なくとも70歳までは元気に診療や趣味である週4のテニスを続けていきたいと考えています。

知識や経験を積んで患者の診療に還元

先生が歯科医師として心がけていることはなんですか。

金城正典院長 きんじょう歯科医院5

知識や経験を多く積んで患者さんの診療に役立てることですね。開業当初から歯科医療に関するものから医学や栄養学など各分野のセミナーや勉強会で学んだことを実際の診療に生かしてきました。最近は自分が情報発信者として参加することも増えてきました。以前は毎月のようにセミナーや勉強会に参加するため東京へ足を運んでいたのですが、今では新型コロナウイルス感染症の影響でほとんどがウェブ上で行われています。人との出会いも大事と思いますので対面式のセミナーや学会が普通に開催されることを望みます。また歯科医師として研鑽を積むためには、経験も非常に重要だと思います。例えば入れ歯などの治療についてこれまで数多くの診療を経験してきたことにより、一人ひとりに合った診療ができるようになったと感じます。さまざまな知識や経験を積んできたことで「どんな患者さんにも何らかの提案ができる」という自信を持って診療できるようになりました。

今後の展望についてお聞かせください。

前述のとおり、少なくとも自分が70歳になるまでは今と同じように診療をしていきたいなと思っています。今でも多くの患者さんに受診していただいており、初診の方はお待たせしてしまうことがあるため、少しでも待ちの期間を短くできるよう心がけながらこのままの診療ペースを維持していきたいです。そのためには私自身、そしてスタッフが健康を維持することが大切ですから、これからも健康に気を配りながら患者さんの診療を続けていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

金城正典院長 きんじょう歯科医院6

口腔内の健康を介して、患者さんの全身の健康を守り、健康寿命を延ばすサポートをしたいと考えています。気になる症状やお困りのことがあるときは、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/埋入22万円、上部構造11万円、CADCAMインレー/2万2000円、CADCAM冠/3万3000円、ジルコニア冠/5万5000円、ジルコニア+ステイン/6万6000円、ジルコニア+セラミック/8万8000円

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