小児矯正の時期と期間を相談
大人も子どもも安心して始める矯正
あいち松葉公園矯正歯科クリニック
(名古屋市中川区/烏森駅)
最終更新日:2021/10/12


- 自由診療
よりよい生活を送るために考えたいのが、歯列矯正。歯列が整っていないと、虫歯や歯周病を引き起こす原因になるだけでなく、姿勢のゆがみや慢性的な頭痛など、ゆくゆくは全身疾患へとつながるとも言われている。しかし歯並びの大切さはわかっているものの、いざ矯正を始めようにもなかなかその一歩が踏み出せない、という人がいるのも事実だ。矯正器具の歯科技工士が常駐している「あいち松葉公園矯正歯科クリニック」の永縄友紀子先生に、小児期および成人期から始める歯列矯正、その具体的な開始時期や治療方法など幅広く話を聞いた。
(取材日2016年9月21日)
目次
開始の時期は症状や年齢によってそれぞれ。一律の料金設定で安心して受けられる矯正治療
- Q矯正治療を始める目安を教えてください。
-
A
▲小児矯正の大切さを、分かりやすく説明してくれる
まず小児矯正についてお話ししますと、受け口や左右非対称の矯正は4~5歳を目安に治療を始めます。出っ歯やガタガタの歯は、永久歯に生え換わる時期の6~8歳くらいからですね。6歳臼歯と呼ばれる、前から6番目の歯が生えてくることと、前歯が上下8本生えそろっていることが条件です。全部乳歯の状態ですと治療にはまだ早いですし、全部永久歯になってからでは歯を動かすスペースを確保できにくいのです。前歯が開いている症状の方は、永久歯が生えてくる5~6歳ごろに来ていただくことをおすすめしています。
- Q大人になってからの矯正はいつごろ始めたらいいのでしょう。
-
A
▲矯正に関して熱い想いを持つ永縄先生
大人の矯正に関しては、治したい、始めたいと思ったときに始めるのがいいと思います。ひとことで大人と言っても、経済的事情や、学生か社会人かでも違いますが、目安を挙げるとすれば、口の中の環境が徐々に変わってくる25歳くらいですね。口内環境の老化が始まってきて、歯並びの装置に対して周りの組織が徐々についてこなくなります。そのあたりを踏まえたうえで治療期間も考えると、10代後半のうちに取り掛かるといいかもしれません。ですがそれ以降からでも遅いということはありませんので、何歳の方でもご相談にいらしてください。
- Q矯正の期間や費用についてお聞かせ下さい。
-
A
▲マウスピース型装置の矯正も対応しており、幅広いニーズに応える
症状にもよりますが、大人の方で2~3年くらいです。お子さんは、だいたい12歳臼歯がきれいに生えそろうまでを始めた時期から逆算して数えます。期間は本当に、お子さんによってまちまちですね。受け口の治療ですと、その子の身長の伸びが止まるまで様子を見ますし。矯正の経過観察は患者さんそれぞれですが、子どもの時から始めて20代までかかっているという人はほとんどいません。必ずゴールはありますので、私も一緒に頑張っていきたいです。費用については、当院では一律75万円と設定しています。別途診察料や検査費などが加わりますが、治療の途中で矯正装置が変わっても、追加の費用はいただいておりません。
- Q小児期と成人期、どちらも矯正を始めるメリットがあるのですね。
-
A
▲さまざまな模型や画像で説明し、イメージがより固まっていく
子どものときから始めるメリットは、矯正の器具に歯の組織がなじみやすいことや、歯を抜かなくてもすむ可能性が高いということが挙げられます。大人になってからの矯正で歯を動かす場所を作ろうと思うと、ほとんどの場合、永久歯を抜かなくてはなりませんが、小児矯正は成長期に行えるので、あごの大きさはある程度コントロールしていけます。大人になってからの矯正のメリットは、やはり協力性が得られる点でしょうか。マウスピースやゴムを使った矯正では、その違和感から小さいお子さんは自分で外してしまうこともあります。大人の患者さんは自分で改善しようと思って来られる方ばかりなので、協力が必要な装置は大人の方が使いやすいですね。
- Qこちらのクリニックならではの特筆すべき点はありますか?
-
A
▲歯科技工士も含め、常に精度の高い治療を心がけている
当院には、歯科技工士が常駐しています。口の中に別の装置を入れたい、あるいは現状の装置を少しだけ変えたいときなど、通常は歯型を取り、それを専門施設に送り歯科技工士に発注……という流れになります。当院はその段取りが必要ないので、前の装置を外したその日のうちに、次の装置を入れるということができる場合もあるのです。すぐに新しい装置ができれば、患者さんにとって時間のロスがなく、効率よく治療を続けていただけます。院内に彼女たちがいてくれて、とても助かっていますよ。技工士さんたちも実際に患者さんの口の中を見ながら技工できるので、より精度にこだわった器具を作ることができます。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/一律75万円 別途診察料や検査費
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。