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定期的なケアで虫歯や歯周病を予防
患者に合わせた歯磨き指導も

ベル歯科クリニック

(小牧市/小牧駅)

最終更新日:2021/10/12

ベル歯科クリニック 定期的なケアで虫歯や歯周病を予防 患者に合わせた歯磨き指導も ベル歯科クリニック 定期的なケアで虫歯や歯周病を予防 患者に合わせた歯磨き指導も
  • 保険診療

歯科医院は一般的に、できれば行きたくない所、つらい痛い思いをする所、というイメージがあるのではないだろうか。「ベル歯科クリニック」の和泉健夫院長は「そこまで敬遠される場所はめずらしいですよね」とほほ笑みつつ、「歯科医院は、定期的に健康をチェックし、お口の中の掃除をしてすっきりして帰る所、と認識していただければうれしい」と語る。普段から通っていれば虫歯や歯周病の早期発見につながり、治療も最低限で済む。毎日している歯磨きも歯周病の治療にもなる大事なことであり、歯科医院に行けば正しい磨き方を教えてくれる。歯科医院は実はもっと身近で気軽に通いたい場所なのだ。できるだけ長く自分の歯を守るため、予防に力を入れている和泉院長に、その重要性について詳しく聞いた。

(取材日2018年1月30日)

全身の健康は口の中から。高齢になっても歯を残すため定期的なメンテナンスは重要

Qなぜ予防やメンテナンスが重要なのでしょうか?
A
ベル歯科クリニック 予防歯科の重要性を熱く語る和泉院長

▲予防歯科の重要性を熱く語る和泉院長

歯に限らず、病気になってから対処するよりもならないように予防するほうが患者さんにとってメリットがあるからです。予防やメンテナンスをしていないと虫歯や歯周病が進み、治療に時間や費用がかかったり痛みが出たり、大変なことになる場合もあります。なんでもないときから、お口の健康状態を確認するために来ていただければ異常も早期に発見でき、掃除だけですっきりして帰ることができます。当院の予防歯科には、お子さん連れの方も多いですし、「きちんと磨いてきたけど、どう?」と毎月来られる80代の方もおられます。その方は歯が28本全部残っているのですよ。お口をきれいにしている方は高齢でもお元気だなと実感しています。

Q女性や子どもの予防について教えてください。
A
ベル歯科クリニック 家族・生活の背景も含めた、予防指導も行う

▲家族・生活の背景も含めた、予防指導も行う

女性は妊娠、出産を通してホルモンのバランスも環境も、食事の内容や頻度も変わり、歯茎が腫れやすくなったりしますので、妊産婦健診でもアドバイスをしています。お子さんについては第一乳臼歯という4番目の歯が生えてきた頃、つまり1歳半前後での来院をお勧めしており、歯ブラシを嫌がらないか、また食生活についてなどをお聞きしています。お子さんが小さいうちは、親御さんが予防の意識を持ち、仕上げ磨きやおやつの管理を行っていただくといいですね。来院の頻度はお口の状態にもよりますが、フッ素を塗る場合は3ヵ月に1度ぐらいが理想で、小学校高学年では春休み、夏休み、冬休みの長期休暇中に来られる方が多いです。

Q予防歯科では具体的にどのようなことを行うのですか?
A
ベル歯科クリニック 歯科衛生士による丁寧なメンテナンス

▲歯科衛生士による丁寧なメンテナンス

お口の中をチェックして、汚れの残っている箇所を指摘し、正しい磨き方をお伝えしています。歯石があれば取り除き、随時、歯周ポケットの検査もします。ラバーを用いて全体的に歯を磨いて着色を落とし、クリーニングをして終了です。時間は大体30分ほど。当院では「100%歯磨き」と称してスタッフ自身が自分の歯を100%きれいに磨くことをめざしているため、実際の体験から患者さんの身になってお話ができると思います。磨き残しがあった方は、何か事情があって時間がなくて磨けなかったのかもしれません。ですのでお話も伺いつつ、無理なくできるよう磨き方を工夫したり、ライフスタイルに合わせたケアをご提案したりしています。

Q自宅でのケアでのポイントはありますか?
A
ベル歯科クリニック 自宅でのケアのコツを語る歯科衛生士

▲自宅でのケアのコツを語る歯科衛生士

歯磨きは、虫歯予防というより歯周病治療の一環と考えていただいていいと思います。しっかり丁寧に磨くのは毎回ではなく、1日1回で大丈夫。シャカシャカと音を出して勢いよく磨くより、1本ずつという気持ちで歯と歯茎の境目も磨いてください。虫歯に関してはまた別で、甘いものを食べっぱなしにしないように、その後お茶や水を飲むといいですね。朝晩歯磨きをしていても、例えばジュースを30分おきに飲んでいるようでは、お口の中が常に酸性で虫歯になりやすくなります。さらに家族全員で予防に取り組んでいただいたほうが、お箸や食器の使い回しなどで菌がうつることも防げるので、予防効果が期待できると思います。

Qあらためて、先生の予防の考え方について教えてください。
A
ベル歯科クリニック 患者とクリニック、二人三脚で歯の健康をめざす

▲患者とクリニック、二人三脚で歯の健康をめざす

当院では、補綴において金属より接着の良いセラミックを使用する治療や、歯が欠損した場合の入れ歯、ブリッジ、インプラント治療も行っていますが、よくお話しするのは、「どんなに良い治療をしても、それはゴールではなくてスタートです」ということ。良い状態を長くキープするために継続的なメンテナンスはとても重要で、それが予防という考え方につながっています。われわれはプロとして一生懸命、治療にも歯磨き指導にも力を入れていますが、患者さんご自身にも一緒に頑張っていただきたいですね。一方的に「してあげる」のではなく、私もスタッフも常に患者さんとお話をしながら、「ともに健康をつくっていきましょう」という姿勢でいます。

ドクターからのメッセージ

和泉 健夫院長

お口は健康の基になる食べ物を摂取するところであり、そこが健康でないと健康のスタートからつまずいてしまっているようなものです。これからはキュア(治療)よりケア(予防)という時代。患者さんに根気よくお話をしていくことで、お口の健康は大事だと考える人が増えればいいなと思います。そうなれば全身の健康を維持することにもなるのではないでしょうか。当院のケアは保険診療で、エステや美容院に比べそれほど高額ではないと思います。歯科医院を、痛い思いをする場所ではなく、健康の状態を確認し、歯磨きの練習をし、掃除をしてすっきりして帰る、そんな気軽な場所だと思っていただければうれしいですね。

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