見た目も口腔機能も整える
マウスピース型装置を用いた矯正
おおの歯科・矯正歯科
(神戸市垂水区/東垂水駅)
最終更新日:2025/06/13


- 自由診療
透明で目立ちにくく、取り外し可能で扱いやすいと近年話題のマウスピース型装置を用いた矯正。見た目だけではなく、歯列が整えば清掃性の向上なども期待できるため、虫歯や歯周病の予防につながり、口の健康を保つのに有用とされる。矯正治療を専門的に学び、審美面と機能面にこだわった「長期安定する治療」を追求する、神戸市垂水区の「おおの歯科・矯正歯科」大野茂院長に、マウスピース型装置を用いた矯正にかかる時間や費用、実際の流れについて、詳しく解説してもらった。
(取材日2024年11月19日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の特徴やメリットは何ですか?
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A
マウスピース型装置は目立ちにくいのに加え、着脱が自由なので口腔内の清掃がしやすいのが特徴です。またシミュレーションにより矯正の「ゴール」が見えやすいこと、無理なく一定期間で一定量を動かすので極端な力が加わりにくく、比較的痛みが少ないといえるでしょう。ワイヤー矯正と比べ、お口の中の粘膜を傷つけたり、ワイヤー装置が脱落したりといった緊急の処置が必要になるトラブルが少ないのも大きなメリットです。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正はどんな方に向いていますか?
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A
接客業など人前に出るお仕事などで、人に知られず矯正をしたいという方に適しています。着脱可能なため、重要な会食や結婚式といったライフイベントを控えている方にも向いているでしょう。またスポーツ時、ワイヤーなどの装置だとけがにつながることもありますが、マウスピース型装置であればそのリスクも少なく、装着したまま競技を行うアスリートもいるようです。小児の場合でも、一部の症例を除きマウスピース型装置を用いた矯正が可能です。
- Q矯正の期間や費用を教えてください。
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A
その方の口腔内の状態によって異なりますが、虫歯・歯周病治療や抜歯など矯正前の処置も含めて通常2~3年程度の矯正期間が基本となります。通院頻度は矯正し始めで2週間に1回、安定してきたら1~2ヵ月に1回が目安です。費用は歯科医院ごとに設定されており、例えば当院であれば矯正前の歯科治療から検査、装置製作、通院費用などすべて含めて90万円前後となっています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリングと事前準備
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マウスピース型装置は1日20時間以上の装着が推奨されているため、まずはそれが可能かどうかを問診で確認される。場合によっては仮の装置が製作され、使用状況をチェックしてから矯正へと進むことも。虫歯や歯周病があれば先に治療を受ける。
- 2精密機器による検査
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カウンセリングや事前に必要な治療と並行して、口腔内スキャナーでの型採り、口腔内写真やパノラマエックス線、骨の構造やボリュームを把握するためのCT撮影が行われる。これらの資料をもとにマウスピース型装置が製作される。
- 3矯正スタート
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3~4週間で装置が完成し矯正スタート。装着時間などの説明を受け、装置が最大限に力を発揮するよう歯と歯の間を削るIPRが行われる。マウスピース型装置の交換初期は、チューイングシートを噛んで装置を歯に密着させるのがポイントだ。
- 4定期検診
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月1回の定期検診で、マウスピース型装置をきちんと装着できているか、歯の動きはどうか、口腔内でトラブルが起こっていないかなどをチェックしてもらう。また歯科衛生士によるクリーニングで、虫歯・歯周病を予防し清潔な口腔内を維持しよう。
- 5保定装置の装着
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すべてのマウスピース型装置を使用し、歯科医師から「完了」の診断を受けたら保定装置に切り替える。抜歯をせずに矯正した場合は後戻り傾向があるため、矯正と同期間程度の保定装置の使用が望ましい。安定してきたら夜だけの装着で可能となる。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/88万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。