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大野 茂 院長の独自取材記事

おおの歯科医院

(神戸市垂水区/東垂水駅)

最終更新日:2022/02/03

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神戸市垂水区にある「おおの歯科医院」は2008年の開業以来地域に密着した診療を行ってきた歯科医院だ。大学時代、矯正について専門的に研究を行っていた大野茂院長は、小児矯正の重要性を訴える。矯正だけでなく、一般歯科、インプラント治療、審美歯科、スポーツ用マウスガード作製など幅広い歯科診療を行っている。「ラポール、つまり患者さんとお互いに信頼し、親しみを感じる状態で、治療内容についても打ち解けて話ができるように心がけています」と話す大野院長。バリアフリーやキッズスペースを整備し、地域の幅広い年齢層の患者が安心して来院できるように取り組んでいる。そんな大野院長に日々の診療や患者に対する思いを聞いた。

(取材日2019年7月30日)

身近な人を助けたいという想いから、歯科医師を志す

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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両親や学校の先生といった私が大切に想っている人たちに歯で困りごとを抱えている人が多かったので、何とか助けてあげたいと思ったのがきっかけです。特に私が中学2年生の頃、母が入れ歯を装着するようになったことがとても大きかったです。母の苦労を間近で見ていて、力になりたいという思いから歯科医師を志すようになりました。昔から手先を使う細かい作業が好きで、美術や技術の授業が得意だったので、それを生かせる職業という点にも惹かれました。

1994年に広島大学歯学部を卒業後、開業に至るまでの先生の歩みを教えてください。

卒業後は臨床の傍ら、広島大学大学院へ進学し歯科矯正学を学びました。そこで骨の形成や骨の代謝などの基礎研究を行い、1998年に博士号を修得した後も広島大学歯学部附属病院の歯科矯正科で勤務し、長年矯正の臨床、研究に取り組んできました。矯正を専門に選んだのは、歯を削って詰める通常の治療と異なり、乱れている歯列をきれいに並べるという創造的なところに興味を覚え、きれいにすることで笑顔を生み出せるやりがいに満ちた治療だと感じたからです。矯正は審美的な面だけでなく、噛む、咀嚼するという機能的な改善に導き、またブラッシングのしやすい歯並びに促すことで、歯周病や虫歯の予防にも重要な役割を担っています。若い頃は研究にのめりこみ、カリフォルニア大学やシカゴの医科大学での勤務を経験しました。研究が一段落して後進への指導も落ち着いた頃に、これまでに培った知識や経験を地域医療に生かしたいと思い開業を決意しました。

垂水区で開業した理由はありますか? またどのような患者さんがいらっしゃいますか?

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私は神戸市出身なので、地元に貢献したいという思いがありました。こちらで開業したのは、須磨から明石にかけての美しい海岸線が心に残っていたからです。開業当初は大人の方の一般歯科・矯正治療が中心でしたが、私が成長期の骨の代謝について長年研究していたこともあり、当院では顎骨の成長にかかわる小児矯正を中心に提供してきたものですから、だんだんとお子さんの矯正を希望される方の受診が増えてきました。お子さんを連れていらした親御さんを診る機会も多く、現在は歯が生え始めたような小児から高齢者まで幅広く来院していただいています。

患者と相互に信頼し合える関係をめざして

普段の診療で心がけていらっしゃることはありますか?

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まずは患者さんとしっかりと信頼関係を築くこと。インフォームドコンセントはもちろんのこと、フレンドリーにいろいろな話ができる関係性が大事だと思っています。治療を行うだけでなく、患者さんが楽しく来院していただけるようなコミュニケーションを心がけています。「ラポール」という言葉が私は好きなのですが、お互いを信頼し心と心が通い合う状態を指します。スタッフ全員が、これを築くことで患者さんの潜在的な要望も引き出すことができるのかなと思っています。そこで歯科衛生士を担当制にすることで、一生涯その方のお口の健康を守り、育てる予防歯科をめざしています。歯科衛生士が患者さんの継続的な管理、指導を行いながら、口腔環境について定期的にチェックし、悪いところがあればすぐに対処を行う体制をつくっています。歯科衛生士が個室で患者さんとコミュニケーションを取ることで、患者さんも通いやすくなるでしょうしね。

患者さんの潜在的な欲求・要望とはどういったものがあるのでしょうか?

例えば審美的なコンプレックス。歯並びが悪いとか、歯が抜けたまま放置してしまっているという悩みを抱えておられる人がいらっしゃいます。しかし、いきなりそうした話を打ち明けるのは難しいですよね。実は定期的に歯科クリニックを受診し、しっかりと口腔内のケアをしている人はかなり少ないといわれており、何年も歯科クリニックを受診してこられなかった患者さんもいらっしゃいます。そうした方が当院に来院された時には、なぜ足が遠のいてしまったのかという理由をしっかりと聞くことが大事です。もしその患者さんの歯が何本かなくなっていたり、歯周病がかなり進行していたら、まずは痛みや機能を改善することが最優先。治療を進めながら信頼関係を築くことで、患者さんが抱えている潜在的な悩みや要望をお聞きすることができ、改善につながるのかなと思っています。

小児の頃から歯科クリニックに通院する意義とは何でしょうか?

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子どもから大人にかけて生え変わり、永久歯が生えそろった段階で理想的な歯列になる方は、ほとんどいらっしゃらないと考えています。歯列にはご両親の歯並びの遺伝も影響しますが、それ以外の環境因子、口腔内の要素や生活習慣も大きく影響してきます。例えば、指しゃぶり、口をぽかんと開ける、舌を出す、片側だけで物を噛むような偏咀嚼などの「口腔習癖」が残っている方は、成長に伴って骨格の形成異常をきたす可能性もあります。そういった原因を突き止めて改善に導くことは、理想的な歯並びや噛み合わせ、そして骨格を形成する上でとても意義のあることです。2018年から口腔機能発達不全という病名で、口腔筋機能訓練や習癖除去といった治療に対して保険診療も行えるようになりました。矯正はまだ、と思われる年齢でもこういった予防治療に事前に取り組むことはきれいな歯並びのために重要だと思います。

小児矯正に力を入れ安定した歯列育成に貢献したい

小さなお子さんの診療の際、気をつけていることはありますか?

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歯科クリニックに来院することに慣れてもらうことを念頭に置いています。歯科クリニック=怖い場所と考える方が多いですが、予防処置や先ほどの口腔習癖の改善という目的で、早い段階から適切な咀嚼の仕方などを訓練するために来院してもらい歯科医院に慣れていただき、怖い場所ではないという意識を持っていただけるように気を配っています。そのためにいきなり治療に入るでのはなくて、簡単なところから慣れてもらうようにしています。診察室も個室にし、周りの音や声に悩まされずに快適に過ごしてもらえるように設計しています。

クリニックの強みは何でしょうか?

矯正治療を中心に補綴やインプラント、予防歯科といった包括的な歯科治療を高いレベルで提供するよう努めていることです。現在、私と副院長である私の妻、さらに女性の勤務医2人の計4人で診療を行っています。私と妻は矯正を主に行い、私はそのほかに一般歯科とインプラント治療、2人の勤務医はそれぞれ小児歯科と口腔外科を専門に診療を行っています。口腔機能発達不全に対する日常の訓練は歯科衛生士が行います。例えば虫歯予防で継続的に通い続けているお子さんに、矯正のタイミングを的確に見極め、お伝えしたり、矯正治療中に虫歯になってしまったときにスピーディーに対応しています。各歯科医師、歯科衛生士が専門分野において高いレベルで治療や指導をし、患者さんにとって安心して通えるクリニックでありたいと考えています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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より一層小児矯正に力を入れていきたいと思います。大人になってから抜歯も含めた矯正を始めることも重要ではありますが、幼少期から口腔機能の訓練も含めた介入を行うことで、将来的に安定した歯列の形成に貢献できるのではないかと思っているからです。医院全体で「患者さまの健康を守り育てる歯科医療」をモットーにしており、予防歯科をうたうだけでなく、どうすれば患者さんに長く通っていただけるのかと日々接遇にも意識を向けてスタッフ一同勤務しております。口腔内のお悩みなら何でも相談していただければ、全力で取り組みますので、お気軽に受診していただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/小児30万円~、成人60万円~、インプラント治療/埋入手術25万円~、上部構造10万円~、セラミックのかぶせ物/10万円~、スポーツ用マウスガード作製/2万円~
(すべて税別)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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