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坂口 雄一 院長の独自取材記事

坂口歯科クリニック

(神戸市垂水区/垂水駅)

最終更新日:2019/08/28

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垂水駅前のクリニックモールの一角にある「坂口歯科クリニック」。院長の坂口雄一先生は「治療を進める中で最良なことは、患者が将来なりたい姿をイメージして治療に臨むこと」だと話す。その目的を明確にし、形にしていく方法を支援することが医療者の役目なのだと考えているのだそう。そのため同クリニックではトリートメントコーディネイターが、治療方針の説明だけでなく、患者が持つ具体的な目的を探ることができるようカウンセリングに時間をかける工夫を行っている。また、歯の治療後には管理栄養士による食事アドバイスも行うことも。同クリニックが大切にする歯科治療に対する考えについて坂口院長に話を聞いた。
(取材日2018年12月19日)

開業20年を目前に同フロア内に診察室を増設

先生が歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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父が開業医の歯科医師だったことが直接のきっかけですが、父から診療所を継いでほしいとか、歯科医師になれとか言われたことはなかったですね。でも、幼稚園時代のアルバムには、歯医者になるって書いてありましたから、幼い頃から見ていた父の姿は、自分に大きな影響を与えていたのだと思います。当時、父は夜11時くらいに一旦診療を終え、診療所の階上の自宅で晩ご飯を急いで食べ、それからまた深夜まで患者さんの診療にあたっていました。近くの患者さんがパジャマで来院したりしていましたから、地域に密着した診療を行っていたのだと思います。自分が歯学部を卒業して、口腔外科勤務の頃、勤務先と父の診療所をかけもちして、一緒に診療を行っていました。

やがて、独立して開業されたのですね。

そうですね。大学時代から続けていたテニスをきっかけに歯科医師会に入ることになったんです。その後、垂水駅前の開発が進んだ時期に、歯科医師会に開業の話が来たんです。そこで、約7年父と一緒に診察を行ってきた診療所から独立して、自分が開業医としてやっていこうと考えました。今思うと、さまざまな縁が重なって、良い流れに乗って開業できたと感じています。

今回、増設された診察室「Hanare」について教えてください。

開業から約20年が経ち、自分も50歳を過ぎたわけですが、このまま歳をとるのではなく、いろんなことに挑戦してみたいと考えはじめたんです。それで、自身もトライアスロンの競技に挑んだりしているんですけど、クリニックに関しても、自分のこだわりを追及してみたいと思ったんです。ちょうど同じ建物内に空き物件が出て、それをきっかけに患者さんやスタッフにとって、より快適な診察室を増設することに決めました。

どのような工夫でこだわりを追及されたのですか?

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知り合いのスペースデザイナーと一緒に、心地いいレストランやホテルなどを参考にして、できるだけ歯科クリニックらしくない造りにしようと工夫しました。コンセントひとつにしても、壁の雰囲気と合う物を、というように、こだわらない物は何ひとつないくらいこだわって作りました。たとえば、治療後に患者さんが化粧直しができるパウダールームがあれば、お出かけの服装で歯医者に寄っても、そのまま身だしなみを整えて行くことができるので、歯医者のイメージも変わりますよね。できるだけ患者さんの心の負担がないように、歯医者に行くというストレスがなくなるようなクリニックづくりをめざした場所です。

コーディネイターとともに健康を目標に取り組む治療

治療の中で大切に考えていることは何でしょうか?

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患者さんの歯の治療や口腔ケアをすることだけを目的とせず、その先の患者さんの生き方をより良い物にするために、歯科医師とスタッフが患者さんと一緒に探究し、サポートしていくことができるようにと考えています。たとえば、歯を抜くほうがいいという診断があった場合、患者さんは単にその診断に従うだけでなく、抜いた後の治療でこういう生活ができるようになるという説明をすることで、患者さんから「じゃあ、そうしたい」という言葉を引き出すことができたら、治療に前向きに取り組むことができますね。患者さんには、自分はこうなりたい、こういう治療を受けて健康になりたいと思い描きながら治療に向かっていただけるように、いつも心がけて取り組んでいます。

患者さんが、なりたい自分を思い描いて治療に取り組めるような手助けをしているのですね。

クリニックには、トリートメントコーディネイターというスタッフがいます。患者さんからの相談を聞くだけでなく、治療の本当の目的が何なのかを聞き出し、ゴール設定を明確にしてから取り組むことを大切にしています。例えば、歯を治したいという訴えの方から、ご主人と同じようにおいしい物を食べて一緒に楽しみたいのだという気持ちを聞くことができれば、治療に対する価値観が出てきます。カウンセリングというものは、これまでの経過や症状を中心に聞いて治療方針を決めていくものですが、ここでは、症状とともに未来の自分を思い描きながら治療を進める手助けをしていく、トリートメントコーディネイターの役割を軸にした治療を行っていこうと考えています。

そのほか、患者さんの健康のために、どのような取り組みをしていますか?

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取り組みのひとつとして、管理栄養士と栄養指導の取り組みを充実させたいと考えています。これは、これまで歯が悪く、限られた食事しか取れなかった人が、歯が治ったといって急にいろんな物がおいしく食べられるかといえば、そうでない場合もあります。肉が食べられなかった人は、治療後も肉料理から遠ざかってしまったり、偏った食材しか使わなかったりしているかもしれませんね。それでは、せっかく歯が治っても体は健康になりません。そこで管理栄養士が、いろいろな食材をおいしく食べられる献立の提案をしたり、アドバイスを行ったりしていきます。そうすることで、体重が戻った、力がついてきたとなってこそ、歯を治してよかったと本当に言えますからね。

関西を中心に歯科医師の勉強会で情報共有も

クリニックに導入している機器の特徴を教えてください。

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マイクロスコープも数台設置しています。これは、顕微鏡で患部を拡大して治療を行えますから、細かい作業である歯科治療にとって質の高い治療が可能になります。また、画像をモニターに映し出し、患者さんが自分の口腔内の状態を確認しながら治療を進めることもできます。神経治療だけでなく、虫歯治療や歯石除去でも、必要以上に削ることなく、精密な治療を行っていくために必要です。また、歯科用CTの性能にもこだわりました。インプラント治療の際に行う検査だけでなく、顎関節の様子も精密に確認することができ、噛み合わせの治療にも役立っています。これまでの診察室だけでなく、新しい「Hanare」にも設置していますから、検査のたびに患者さんに移動していただく手間もなく使用することができます。

先生は、神戸の歯科の先生がたと勉強会をされているそうですね。

私の父は、歯科医師は常に進歩していくべきという考えですので、私も父と一緒に毎年のようにドイツに行き、多くの研修に参加していました。父は、日本でもスタディスクールをつくり、有名な先生を招いてセミナーを開催していました。その影響もあってか、私もグループを立ち上げて、勉強会を開くようになりました。自分たちの症例報告を中心に、ざっくばらんな雰囲気の中でディスカッションを行い、情報を共有する場となっています。神戸中心に、奈良や大阪からも参加者が増えて、優秀な先生が多く集まってくれるようになりましたので、それぞれの得意分野を共有し、お互いに触発しあいながら向上していくことができる場となっています。

クリニックのこれからの展望についてお聞かせください。

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歯を治し、口腔内の環境を整えるのが歯科医師ですが、それは当然のことです。治療してちゃんと咀嚼できるようになった患者さんが、栄養を取れるようになり、健康になっていくこと、それが本当の目的だと考えいます。だから、治療の相談だけでなく、治療が健康につながるのだという具体的な指導と、患者さん自身がそこに向かって主体的に取り組んでいけるような声かけを重視していきたいですね。ときどき、障害者施設に歯科検診に行く機会があるんですが、その時のスタッフの顔はやりがいに満ちていて、本当にきらきらと輝いているんですよ。歯の治療が人々の健康につながるんだということを伝え、自分もスタッフもそういう仕事をしているのだという誇りになるよう、いろんなことにトライしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

補綴治療/8万円~、入れ歯治療/10万円~(部分技師)、インプラント治療/27万円~、審美歯科/ラミネートベニア:10万円~(1本)、セラミッククラウン:15万円~(1本)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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